マイクロエレクトロニクス講座
木村・齋藤研究室

卒業研究の案内(2002年度版)

ここをクリックしますとメンバーの紹介のページにいきます。

これは卒業研究のガイダンスの時お配りするパンフレットを WWW に変えた物です。詳しい内容は研究紹介 をご覧下さい。

構成

教授 : 木村 忠正 (t-kimura@ee.uec.ac.jp)
助教授 : 齋藤 理一郎 (rsaito@ee.uec.ac.jp)
助手 : 一色 秀夫 (hisshiki@ee.uec.ac.jp)
パート秘書 : 渡辺 美帆子 (mihoko@tube.ee.uec.ac.jp)
院生 ; M 7 名 (平成14年度予定)

1. 研究内容:

 今,何が一番熱いか知っていますか?バイオ(遺伝子工学)とロボット工学とナノテクノロジーと光です。この最先端の分野のうち,木村・齋藤研ではナノと光を取り扱っています。原子数個というナノサイズの素子の作製や理論計算。「光の時代」と呼ばれる現代と未来に無くてならない光通信用光デバイスや電子デバイスの作製など魅力的な研究テーマを掲げています。そしてそのためのスタッフや装置も大変充実しており,これまでに優れた研究成果をあげていることを自負しております。

 研究室の来年度の構成は、上記のスタッフに加え大学院生とし て7 名(M2 5名、M1 2名)。木村教授及 び一色助手はおもに実験、齋藤 助教授は 理論を研究の手段としています。本研究室の実験設備としては, イオン打ち込み装置フォトルミネ センス(及びPLE)装置,EB蒸着機,MOCVD装置,熱CVD装置,MBE装置,電気炉,赤外線 イメージ炉,スピンコータ―,熱フィラメント蒸着機などがあります。この他、他研究室の設備も手続きを踏めば利用可能 になります。(例:固体XRD,粉末XRD,XPS,SIMS,AFM,SPM,FE−SEM,熱フィラメント蒸着機,エリプソメータ,C-V測定系,van der Pauw法抵抗率測定系,CCD付き光学顕微鏡,工作室の機械すべて)さらに,大学外の研究機関を使っての測定も可能です。(例:Raman分光法,RBS,エリプソメータ)これらの実験装置を駆使して新しい材料,デバイスを作製し評価することに興味を持っている学生は木村教授に希望を出すこと。この他にKDDの研究所 (上福岡市)で(各1-2名)勉強 することもできます。

 また本研究室の理論設備として、各種ワークステーション、PC(Windows,Linux),VHDL(集積回路)設計ツール、計算ソフトウエアなどが利用可能です。 集積回路の設計等など各種計算機(ハード、ソフトウエア)を作るのに興味 を持っている学生、また文字通り量子物理の最前線を研究をしたい学生は、 齋藤助教授に希望を出すこと。理論の研究は時間と空間の制約はなく自由に研究が展開できる利点があります。

また、本研究室に配属された学生には1人1台のPCとデスクが用意されます。

    
イオン打ち込み装置(SVBL)                        MOCVD装置                        MBE装置

卒業研究は基本的に木村研究室、齋藤研究室別に募集します。 居室、予算、セミナー等は一緒です。全体セミナー、宴会スポーツ等はさらに湯郷研究室と合同で行っています。OB 会等も充実し、幅 広い分野にまたがって知識と友人を得る事が可能です。


卒業研究のテーマ


光デバイス関連(木村研究室):
半導体物理、集積回路(齋藤研究室):

  理論 G (齋藤) の 紹介 Video を mpeg(9MB), rm file (1MB) 御覧下さい。


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C60 フラーレン内包 カーボンナノチューブの熱分解
(シミュレーション, XMOL による表示)

2. 研究室のセミナー・設備:

 院生を含めた研究室ごとでのセミナー(週一度)と木村・齋藤・湯郷研での合同セミナー(週一度)がある。研究内容の議論を行うと共に 基礎知識を勉強します。研究室全体のセミナーではプレゼンテーションの方法の指導や研究内容の議論を集中的に行ないます。このセミナーによって、人前でわかりやすく発表する力が身に付き、就職活動時に絶大な威力を発揮します(学生談)研究室の設備としてワークステーションは現在 SUN5台、アルファマシン2 台、 PC(Windows)が 30 台(1人1台)、PC(Linuxサーバー)が2台あり、集積回路シミュレータ、評価基板など 計算機環境として必要な物はそろっています。

3. 研究室活動:

 研究室活動として、体育館での運動レクレーション(セミナー潰しと呼ばれている、年2-3 回程度)があります。毎年恒例の新歓コンパ納涼会,花火大会,OB会,忘年会,スキー旅行,卒業生送迎会 があり、また、その場の勢いで飲み会が随時(月に1回程度)開かれています。学生居間には、コーヒー、お茶、先生達の海外出張のお土産のお菓子やお酒等 飲食物が常備されています。
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す。

1998年 11月 の OB会 (於: 箱根 静雲荘)。

4. 就職状況:

 今年度の就職状況は,現在のM2は日立製作所(中央研究所)。4年生は大学院進学予定1名,日立製作所富士ゼロックスオリンピアマレーシア九州松下。 (ちなみに昨年度の就職状況は、M2が、 SonyFUJITSU. 4年生は, ミツミavex系プロダクション, FUJITSU Quantum Deviceスバル日立金属)

 毎年,学生達は希望通りの企業へ就職しています。

5. 先輩からメッセージ:

 本研究室の強みはなんと言っても,層の厚いところです。木村研,齋藤研,湯郷研の3つの研究室にまたがり,4人の先生の協力と20人を超える仲間を得ることが出来ます。3つの研究室にまたがっているため,自分専門以外の知識や技術を得ることが可能です。また,自分が不得手な分野を得意とする学生と互いに知識を共有しあうことで,研究でもそれ以外でも向上の助けになります。本研究室は次世代電子デバイスに求められる材料必要なマテリアル(カーボンナノチューブ,SiGe,希土類)やプロセス(結晶成長,不純物添加,etc),ロジックデザイン(VHDL,Verilog,PLD)を取り扱っており,電子デバイスを幅広く学ぶことが出来ます。そのための装置や機材も大変充実しており,高い成果を上げています。研究室で学べることはこれだけにとどまらず,やる気と意思のある学生はネットワーク管理者としてサーバーの保守や立ち上げ,LANの構築にも参加することができ,SEとしての能力と知識を身につけることもできます。また,本研究室には中国人2名,中華系マレーシア人1名,オーストリア人1名と多数の留学生が在籍しており,英語に浸れる環境でもあります。このように,学生の好奇心や欲求を満たし,能力開発が出来る環境がこの研究室にはあります。ですから電子デバイス・光デバイスやロジックデザイン,理論計算を学び,技術者としての能力を高めたいのであれば,本研究室が電子工学科で最も適しているのではないでしょうか。充実した卒業研究を行ないたい人,大学院へ進学して最先端テクノロジー,光通信用の電子・光デバイスを学びたい人は,是非,木村・齋藤研究室へ!私達と共に新しい電子工学を切り開きましょう!!(M2石田)

6. 研究室の公開

研究室の公開は、以下の様に行います。これ以外随時研究室を 訪問可能です。

  日時: 1月15日(火)から1月21日(月) 時間は定めない。
  集合: 西2号館217号室 (研究室)
  内容: 研究室及び実験室の自由公開、質疑応答

尚1月21日迄 (但し16日(水)の午後は除く)いつでも研究室の公開、個人的な質問・相談を受け付けます。 研究室志望者は、木村(西2-519)、又は齋藤(西2-517)迄来てください。 研究室の詳細は WWW上でも公開されています。 教育系の WWW から木村・齋藤研究室紹介をみるといろいろなことが随時見ることができます。Webの充実さは学内トップでしょう。(総アクセスは20万を超えました。)





研究室の URL: http://flex.ee.uec.ac.jp/japanese/index.html です。


過去の卒業研究の案内へリンク

1998年度版URL: http://flex.ee.uec.ac.jp/japanese/lab/sotuken97.html です。

1999年度版URL: http://flex.ee.uec.ac.jp/japanese/lab/sotuken98.html です。

2000年度版URL: http://flex.ee.uec.ac.jp/japanese/lab/sotuken99.html です。

2001年度版URL: http://flex.ee.uec.ac.jp/japanese/lab/sotuken00.html です。


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編集者: 大竹 ohtake@tube.ee.uec.ac.jp

     渡辺 watanabe@tube.ee.uec.ac.jp