電子デバイス工学講座: 木村・齋藤研究室

卒業研究の案内(1997 年度版)

構成

教授 : 木村 忠正 (t-kimura@ee.uec.ac.jp)
助教授 : 齋藤 理一郎 (rsaito@ee.uec.ac.jp)
助手 : 一色 秀夫 (hisshiki@ee.uec.ac.jp)
パート秘書 : 山本 純子 (junko@tube.ee.uec.ac.jp)
院生 ; M 8 名 D 1 名

1. 研究内容:

我々の研究室は、半導体の新しいデバイスの可能性を探索し、その 基本となる原理を研究してきた。下に紹介する卒業研究のテーマ もその方向から選ばれたものであり、かなり専門的な内容であるが、 指導教官や大学院生と共に研究を進めていくので、前提となる知識 は特に必要としない。テーマの選択は、希望を尊重する。自主的に 研究を切り開いていくような積極的な学生を望む。

研究室の来年度の構成は、上記のスタッフに加え大学院生として9 名(D1 1 名, M2 5名、M1 3 名) 木村教授は実験とその解析、齋藤 助教授は理論的な研究を行う。イオン打ち込み装置、フォトルミネ センス 装置などの実験装置を駆使して新しい材料やデバイスを作 成、評価することに興味を持っている学生や、半導体、分子物理の 解析やシミュレーションでパソコンから各種ワークステーション、 超並列計算機等、様々な計算機を使うことに興味を持っている学生、 両方に興味を持っている学生を歓迎する。平成 9年 2月には、新し く Satellite Venture Business Laboratory という研究棟が完成 し、半導体ナノ構造、IC 試作などが出来るようになる。 大学院に おいて積極的に研究を希望する学生を歓迎する。その他、KDDの研 究所(上福岡市)、理化学研究所 (和光市)で行う課題(各1-2名)があ る。

なお電子工学科の湯郷助教授とは、卒業研究は別に募集するが、 セミナー研究の面で協力・共同で行なう。

卒業研究のテーマ

光デバイス関連(木村): 半導体理論、計算機科学(齋藤):

2. 研究室のセミナー・設備:

卒業研究グループの打ち合せ(週一度)と院生を含めた研究室全体で のセミナー(週一度)がある。研究内容の議論を行うと共に半導体の 基礎知識を勉強する。研究室全体のセミナーではプレゼンテーショ ンの方法の指導や研究内容の議論を集中的に行なう。その厳しさは 学科でも有数と考えて頂きたい。研究室の設備として、イオン打ち 込み装置(平成8年度新規導入)、真空蒸着装置、アニール装置、フォ トルミネッセンス装置、プラズマCVD 装置などがある。 ワークス テーションは現在 5 台(ハードディスク 12 GB)、X 端末が 7 台、 pc 端末が 6 台あり、その他に Power Mac, Scanner, Gateway 2000 (Windows と unix(BSDI)) Lap top 3 台などがある。OS とし て Sun OS, Linux, Mac OS, windows95 各種そろえている。

3. 研究室活動:

研究室活動として、体育館での運動レクレーション(セミナー潰し と呼ばれている、年2-3 回程度)や。休みに研究室で旅行に行く。 コンパ等は随時開かれている。コンピューター部屋の掃除(毎週、 割り当ては 7週間に1度)、大掃除(年 3-4 回) ときれいもの好き向 きの研究室である。コヒー、お茶は常備されている。


写真: 1996 年の夏に開かれた素麺流 しパーティのときのもの。
竹を八王子から調達するなど、研 究で見られない実行力!

4. 就職状況:

今年度の4年生の就職状況は、大学院進学予定2名の他は、日立デバ イスエンジニアリング、富士 Xerox 等である。現在のM2は、東芝、NEC、オムロン、シャープ、 および博士課程進学予定1名である。

5. 先輩からメッセージ:

当研究室では、工学上の技術に応用できるデバイスの開発を念頭にお いて、実験と理論の研究を行なっています。そこで、研究室の皆でア イデアを出し合い、常に新しい成果を追求しています。得られた成 果は応用物理学会や物理学会等で発表します。研究以外では、パー ティー、流し素麺、スポーツ大会などの楽しいイベントがあります。 新卒研生の皆さん、私達と一緒に、新しいデバイスの開発を目指し て最先端の研究を行なっていきましょう。(M2出島)

6. 研究室の公開

研究室の公開は、以下の様に行う。これ以外随時研究室を 訪問可能です。

日時: 1月21日(火)午後3時30分から1時間程度
集合: 西2号館217号室 (研究室)
内容: 概論、研究室及び実験室の公開、質疑応答

尚1月21日から23日迄いつでも個人的な質問・相談を受け付けます。 希望する人は、木村(西2-519)、又は齋藤(西2-517)迄顔を出して下 さい。また、研究室の詳細は WWW 上でも公開されており、 教育系の Xmosaic から木村・齋藤研 究室紹介をみるといろいろなことが随時見ることができます。

研究室の URL: http://dome.ee.uec.ac.jp/japanese/index.html です。


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