MOPAC(半経験的量子化学計算)の使い方

初心者及び、研究室外の方は 新しいこちらのページ も参照してみてください。2面角の定義の説明もあります。
具体例として、CH_2の場合で説明します。

  1. データを作る。データの形式はCH2.dat を参照して下さい。
  2. mopac.exe とsubmit 、jcl の三つのファイルを作業させるディレクトリに配置する。三つのファイルがない場合は "cp ~yonehana/mopac/submit ." 他も同様にコピーして下さい。
  3. jcl を書き換える。形式についてはjclを参照して下さい。
  4. submit と入力すると構造最適化が始まり、終了するとその旨メールが送られてくる。計算結果は、(ファイル名).out というファイルに記録される。例 CH2.out
  5. 出力されるデータは、構造最適化を行なう分子の内部座標データxyz座標データ構造の対称性の属する群最適化された分子の全エネルギー、電子エネルギー、核間エネルギー、イオン化ポテンシャル、分子量内部座標構造の対称性分子軌道のエネルギー原子上の電荷、双極子ベクトルのスカラー値xyz座標軌道の電子密度を表している。
  6. 分子振動を計算するときには、最初の行に FORCE の option をつける。 結果は、animation として xmolexplorer で表示できる。またその結果 をどちらも video に収録できる。
  7. MOPAC の out データから振動数の xvgrデータを作るには(既約表現も表示) mopac2xvgr1 filename.out(MOPAC の out データ) とすると作れます。

    また mp2xvgrall とし mp2ir とすると既約表現ごとのxvgrデータを作れます。 (一部、各自プログラムを変更する必要あり。)

    これらのプログラムリストは/home2/students/yonehana/mopac/carbon-ring の下にあります。


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