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( defmode vname ['sdpy ['srt ['gfn ['gus]]]]) SPECIAL

あたらしい入力モードを定義する。このモードでは、独立のローマ字かな変換テー ブルを持ち、キーバインディングもこのモードでだけ独立で行うことができる。

vname は新しいモードを表すシンボルとして用いることができるようになる。 また、vname は、そのモードへ移行する機能を表すシンボルとしても用いること ができるようになる。

sdpy はこのモードになったときにモード表示部分に表示される文字列である。

sdpy の指定がなければ nil が指定された場合と同じ振る舞いをする。

srt はこのモードで用いられるローマ字かな変換テーブルである。通常の のローマ字かな変換テーブルと同じローマ字かな変換テーブルを用いたい場合 は、

  (setq romkana-table 'srt)

が defmode よりも前に存在することを確認して、defmode の srt の部分 に romkana-table を指 定すれば良い。

srt の指定がなければローマ字かな変換は行わない。

gfn はこのモードで、入力が行われたときに実行される機能である。機能とし ては kakutei、henkan、zenkaku、hankaku、hiragana、katakana、romaji、 to-upper、capitalize、to-lower が指定できる。各指定の意味については 『かんな』マニュアルの方を参照すること。

ただし、 henkan、to-upper、capitalize、to-lower は『かんな』Version 2.2 では単 に無視される。

gfn の指定がなければ、空の機能リストが渡されたのと同じ意味となる。

gus は defsymbol でのシンボル定義をそのモードでは使うかどうかを表す。 例えば普段はローマ字かな変換を用い、defmode により疑似カナ入力を定義し時々 用いる場合、疑似カナ入力では数字キーも用いるため数字キーに対する defsymbol は邪魔になる。

gus が nil であれば、defsymbol での定義はそのモードでは用いられない。 非 nil であれば、用いられる。指定がなければ nil とみなされる。



Riichiro Saito
1995年08月31日(木) 17時10分21秒 JST