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メジャーモード

メジャーモードは...

ある特殊化されたエディティング(タスク)を行なうために多くのコードを書かなくては いけない場合、メジャーモードを(新規に) 作りたいと思うことがあります。メジャー モードを新規に作るということに関しては、既存のメジャーモードをカスタマイズする ことが考えられます。メジャーモードのいくつかの例を標準の `lisp' ライブラリ(こ れを指す標準的な方法は何だろう??)に見ることができます。 rmail-mode はかなり複 雑で、完全な機能を持ったものの例です。 rmail-edit-mode はいくつかのコマンドを インプリメントするために作られたメジャーモードの例です。コマンドが 3 つ与えら れている点を除くと、このモードは text モードに(非常に)良く似ています。 1つのメ ジャーモードに複数の仕事をさせるのは(その) コードや使用法を混乱させることにな るため、メジャーモードを新規に作るのは役に立ちます。

メールをエディットするような仕事の(いくつか)は、リカーシブエディットを必要とし ます。 rmail-edit-mode はカレントな rmail メッセージのエディットを可能にする モードであるため、カレントなメッセージをリカーシブにエディットすることは意味の あることのように思われます。しかし、リカーシブエディットはユーザーにとって混乱 のもととなるため、メジャーモードを新規に作ったほうが良いでしょう。リカーシブエ ディットを用いるのは、インプリメントにおいて別の方法が存在しない場合のみに限る べきです。その 1つの例が Emacs デバッガの場合です。

メジャーモードを設定するためには、コーディング上の慣習(訳注:conventions)に従 い、いくつかの点に注意しなくてはいけません。この慣習はグローバル名、ローカル キーマップ、シンタックステーブルの初期化、及びフックに関するものです。


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