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ファイルを探し/visit する

Command: find-file filename

この関数は、 filename という名前のファイルを(ユーザーが)エディットできるよ うにします。 find-file-noselect を呼んでファイルに対するバッファを選択(訳 注: select)します。

インタラクティブに呼ばれた場合、 filename を求め(ミニバッファに)プロンプト を出します。

Function: find-file-noselect filename

この関数は、ファイル filename をエディットするようにします。 filename を visit しているバッファが存在しない場合、バッファを 1つ作り、このファイルを visit します。

(filename を) visit しているバッファが存在する場合、そのファイル(訳注: filename)が最後に visit されたりセーブされてから変更されてないことを確か め、そのバッファを返します。変更されている場合、 "(その)変更されていたファ イルを読み込むか否か" を尋ねます。ユーザーが `yes' とすると、そのバッファ に対して行なわれた変更は失われます。

この関数は、ファイルに visit しているバッファを返します。バッファは選択さ れません。ファイルは存在している必要はありません。

  (find-file-noselect "foo")
  => #<buffer foo>

Command: find-alternate-file filename

この関数は、 filename を見つけ(訳注:find し)、 (前のバッファを kill し) バッファを選択します。 (おそらく誤まりにより)カレントバッファが empty ファ イルを持つ場合、希望するファイルを visit するためにはこのコマンドを用いま す。

インタラクティブに呼ばれた場合、 filename を求め(ミニバッファに)プロンプト を出します。

Command: find-file-other-window filename

この関数は、 (別のウィンドウで)ファイル filename をエディットします。 2つ もしくはそれ以上のウィンドウが画面上に存在する場合、選択されていない(訳注: non-selected)ウィンドウを用います。 1つしかウィンドウが存在しない場合、そ れを分割します。 nil を返します。

インタラクティブに呼ばれた場合、 filename を求め(ミニバッファに)プロンプト を出します。

Command: find-file-read-only filename

この関数は、 (find-file 同様) ユーザーが filename という名前のファイルをエ ディットできるようにしますが、これはそのバッファをリードオンリーとマークし ます。関連する関数や変数に関しては、セクション 24.6 [リードオンリーバッ ファ]、ページ 231 を参照して下さい。

インタラクティブに呼ばれた場合、 filename を求め(ミニバッファに)プロンプト を出します。

Variable: find-file-hooks

この変数の値は、(ファイルをバッファにロードした後) 呼ばれる関数のリストで す。ファイルに対しローカル変数の specification が存在する場合、これらの関 数を呼ぶ前にそれを処理します。

Variable: find-file-not-found-hooks

SourceFile files.el (ファイルが存在しない場合) find-file から呼ばれる関数 のリスト。これらの関数はエラー検出の直後に呼ばれます。 buffer-file-name は (すでに)設定されています。関数は、そのうちの 1つが non-nil を返すまで与え られた順に呼ばれます。

Function: after-find-file &optional error warn

この関数は、 find-file の後呼ばれます。デフォルトで revert 関数 (セクショ ン 22.1.1 [revert-buffer]、ページ 202 参照) になります。これはバッファモー ドを設定しローカル変数をパーズします。

ファイルをオープンする際にエラーが生じた場合、これを呼ぶ関数は error に non-nil の値を渡します。この場合 after-find-file はワーニング `(New File)' を出します。

warn が non-nil の場合、 visit しているファイルより新しいオートセーブファ イルが存在する場合、(Emacs は)ワーニングを出します。

最後にこれは find-file-hooks 中の関数を(全て)呼びます。

Command: set-visited-file-name filename

この関数は、 (カレントバッファで) visit しているファイルの名前を filename に変えます。次にバッファをセーブされる際、(訳注:バッファの内容を)ここで新 しく指定したファイルに入れます。 filename が nil か empty ストリングの場 合、バッファはどのファイルにも visit していないことになります。

インタラクティブに呼ばれた場合、 filename を求め(ミニバッファに)プロンプト を出します。

Command: view-file filename

この関数は、 view モードで filename を見て(訳注:view)から、もとのバッファ に戻ります。 view モードとは、ファイルの内容を見せるだけで変更はできないよ うにするモードのことです。

view-file はファイルをロードした後、 view-hook が non-nil の場合、その値を 呼びます。

インタラクティブに呼ばれた場合、 filename を求め(ミニバッファに)プロンプト を出します。

Command: insert-file filename

この関数は、ファイル filename の内容をカレントバッファのポイントの後に挿入 します。 filename が読み込み可能なファイルでない場合、エラーになります。こ れはインタラクティブに用いるためのもので insert-file-contents 以外のことは (ほとんど)何も行ないません。

Function: insert-file-contents filename visit

この関数は、ファイル filename の内容をカレントバッファのポイントの後に挿入 します。 visit が non-nil の場合、バッファの visit したファイル名(訳注: visited filename)と最後にセーブされたファイルの modtime とを設定し、 unmodified とマークします。 visiting (訳注:??)でファイル filename が存在 しない場合、エラーを出す前に新しいファイルをまだ visit します(もっとうまい 説明を!! xrefs)。

filename が読み込み可能なファイルでない場合、エラーになります。

Function: create-file-buffer filename

この関数は、 (visit する) filename 用のバッファとして適した名前を作り、そ れを返します。その名前がまだ使われてない(訳注:free)場合、 (ディレクトリで ない)ストリング filename をそのまま変更せずに用います。そうでない場合、使 われてない名前を得るため `<2>' といったストリングをアペンドします。セク ション 24.3 [generate-new-buffer]、ページ 228 参照。

注意: create-file-buffer は新しいバッファをファイルに対応付けることも、カ レントバッファにすることもしません。

  (create-file-buffer "dummy")
  => #<buffer dummy>
  (create-file-buffer "dummy")
  => #<buffer dummy<2>>
  (create-file-buffer "dummy")
  => #<buffer dummy<3>>


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