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バッファを選択する関数

Function: set-buffer buffer-name

この関数は、 buffer-name をカレントバッファにしますが、このバッファを今 select されているウィンドウに表示することはしません。これは(Emacs が)コマ ンドレベルに戻ると(すぐに) select されているウィンドウのバッファが(再び)カ レントになることを意味しています。

この関数は、(カレントバッファ以外のバッファでエディットを行なう)コマンドを 書く際に用いられます。 buffer-name で示されるバッファを返します。

buffer-name が(既存の)バッファを指さない場合、エラーになります。

Command: switch-to-buffer buffer-name &optional norecord

この関数は、 selected ウィンドウ中のバッファになるよう buffer-name を選択 します。 norecord が non-nil の場合、このバッファを(最近)選ばれたバッファ のリストの前に置くことはしません。この意味する所に関しては、セクション 24.2.1 [buffer-list]、ページ 227 を参照して下さい。

この関数は、カレントウィンドウのバッファを変更するという、インタラクティブ な使用を目的としたものです。 nil を返します。

buffer-name が(既存の)バッファを示さない場合、この名前で (新しく)バッファ を作ります。

Command: switch-to-buffer-other-window buffer-name

この関数は、他方のウィンドウのバッファになるよう、 buffer-name を選択しま す。 1 つしかウィンドウが存在しない場合、 (カレントウィンドウが buffer- name を表示している場合も) そのウィンドウを分割します。

Function: other-buffer &optional buffer-name

この関数は、 buffer-name 以外の(最も)最近のカレントバッファを返します。

buffer-name が与えられない(もしくは、それがバッファでない)場合、何か "interesting" なバッファを返します。表示されているバッファより、どのウィン ドウにも表示されていないバッファの方を選びます (訳注:preferred)。別のバッ ファが存在しない場合、バッファ *scratch* を返します。

Function: pop-to-buffer buffer-name &optional other-window

この関数は、 (selected ウィンドウでないものを優先し) ウィンドウ中の buffer-name を選択します。 pop-up-window が non-nil の場合、これを行なうた めウィンドウを分割することがあります。

other-window が non-nil の場合、 buffer-name がすでに selected ウィンドウ に表示されていても (別の)ウィンドウを探します。このため、 buffer-name は 2 つのウィンドウで表示されることもありえます。

buffer-name が(既存の)バッファを名指さない場合、この名前でバッファを作りま す。

Function: display-buffer buffer-name &optional not-this-window

この関数は、 buffer-name が (ある)ウィンドウに現われるようにしますが、その ウィンドウを選択することはしません。 buffer-name が(すでに)あるウィンドウ で表示されてある場合、 (そのウィンドウが selected ウィンドウで not-this- window が non-nil であることがなければ) 何も変化しません。その(訳注:ウィ ンドウが selected ウィンドウで not-this-window が non-nil である)場合、 buffer-name を 2番目のウィンドウに表示します。変数 pop-up-window が non- nil の場合、これを行なうのにウィンドウを分割することがあります。

buffer-name を表示しているウィンドウを返します。


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