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ストリングのサーチ

Command: search-forward string &optional limit noerror repeat

この関数は、 string に厳密にマッチする(訳注:exact match)テキストストリン グを求め (ポイントの) 先をサーチします。見つかったものの終りにポイントを置 いて、 t を返します。

limit が non-nil (カレントバッファ中のポジションでなくてはいけません) の場 合、これはサーチに対する上限となります。マッチしたものとして見つかるもの は、このポジションを越えていては(訳注:extend)いけません。 noerror が t の 場合、サーチが失敗しても nil を返すだけで、エラーは出しません。 noerror が nil でも t でもない場合、これはポイントを limit まで動かし、nil を返しま す。

repeat が non-nil の場合、 (その回数だけ)サーチを繰り返し、ポイントを(最後 に)マッチしたものの終りに位置付けます。

インタラクティブに呼ばれた場合、 regexp (訳注:string では??) を求め(ミニ バッファに)プロンプトを出します。 limit, noerror は nil に設定され、 repeat は 1 に設定されます。

Command: search-backward string &optional limit noerror repeat

この関数は、 string を求め、ポイントから後方にサーチを行ないます。これは search-forward と対応しています。マッチしたストリングの頭にポイントを置き ます。

Command: word-search-forward string &optional limit noerror repeat

この関数は、 string にマッチする "word" を求めポイントの先をサーチします。 見つけたものの終りにポイントを置いて、 t を返します。 word サーチは、サー チする word は 1つの(訳注:separate) word である (word `ball' のサーチは word `balls' にはマッチしない) 点と、区切り文字(訳注:punctuation) とス ペースを無視する (`ball boy' は `ball. Bly!' にマッチしえる) 点において、 単純なサーチとは異なっています。

limit が non-nil (カレントバッファ中のポジションでなくてはいけません) の場 合、これはサーチに対する上限になります。マッチしたものとして見つかるもの は、このポジションを越えていては(訳注:extend)いけません。 noerror が t の 場合、サーチが失敗しても nil を返すだけで、エラーは出しません。 nil でも t でもない場合、これはポイントを limit まで動かし、nil を返します。

repeat が non-nil の場合、 (その回数だけ)サーチを繰り返し、ポイントを(最後 に)マッチしたものの終りに位置付けます。

インタラクティブに呼ばれた場合、 regexp (訳注:string では??) を求め(ミニ バッファに)プロンプトを出します。 limit, noerror は nil に設定され、 repeat は 1 に設定されます。

次の例において、ポイントは(最初)バッファの先頭に置かれており、その後 y と ! の間に置かれることになります。

  (word-search-forward "Please find the ball, boy.")
  => t
  ---------- Buffer: foo ----------
  He saod "Please!  Find
  the ball boy!"
  ---------- Buffer: foo ----------

Command: word-search-backward string

この関数は、 string にマッチする word を求め、ポイントから後方にサーチを行 ないます。この関数は word-search-forward と対応しています。


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