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テキストに対して働く関数

GNU Emacs はテキストエディタであり、計算器ではないため (エディタの)バッファ内 のテキストを変更する関数が非常に重要になります。

しかし、これらの関数は(一般に)まさにそのカレントなバッファに対して操作を行なう ため、それらの関数を算術計算で行なったように、 (容易に) *scratch* バッファで試 してみることはできません。 *scratch* バッファでそれらを呼ぶと、それらはその *scratch* バッファに対し操作を行ないます(LFD がバッファから式を読んで評価しよ うとしている時にそのような操作が行なわれると、LFD は混乱してしまいます!)

本当にしたいことは、(式を評価し)自分の選んだバッファに対し操作を行なわせること です。

これを行なうためには、コマンド M-ESC (eval-expression) を用います。このコマン ドは(全ての)バッファで実行することができます。これはミニバッファ中の式を読み、 それを評価し、そのリターン値をエコーエリアに print します。その式がカレントな バッファに対し操作を行なう場合、それは M-ESC コマンドをタイプした時にあなたが いたバッファに対し、操作を行ないます。試してみて下さい: M-ESC (+ 1 2) RET をタ イプして式 (+ 1 2) を評価しなさい。


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