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フォーム

フォームは、どんな Lisp オブジェクトででもありえます。しかし、この言葉は通常、 "評価において用いられるもの" というよりは、 "評価されるもの" という文脈におい て用いられます(正しい??)。フォームの入力テキスト表現(read シンタックス) と (そ の)テキストを読み込んだ結果としてのフォームを区別することが必要です。 Lisp オ ブジェクトの read シンタックスに関しては、前のチャプター(チャプター 2 [タイプ と Lisp オブジェクト]、ページ 9 参照) で記述しました。 read 関数自身に関して は、後のチャプター(セクション 16.1.1. [read]、ページ 129 参照) で記述します。 ここでは読み込んだ後のフォームの評価について述べます。

GNU Emacs Lisp におけるプログラムは、複数のフォームからなります。これらの フォームは定められた通り評価されます。 (通常) フォームは evauator に渡され、 evaluator はカレントな環境でそれらを評価します。各フォームは 1つの Lisp オブ ジェクトであり、どのように評価されるかはタイプごとに定められています。

フォームとしては 3種類のものを考えることができます。フォームは、シンボルか、リ ストか、 self-evaluating フォームと呼ばれる (その他の)タイプのもののいずれかに なります。リストであるフォームはまた(関数コール、マクロ呼び出し、 primitive 関 数コール)のいずれかになります。


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