Go to the first, previous, next, last section, table of contents.

既に起動しているプロセスのデバッギング

あるオペレーティング・システムは、GDB に対して、GDB の外部から 起動された既に動作しているプロセスのデバッグを許可しています。 これを行うには、`run' コマンドのかわりに `attach' コマンドを 使います。

`attach' コマンドは、あなたがデバッグしたいプロセスのプロセス-IDと いう一つの引数のみ受け付けます。(プロセスのプロセス-IDを見つけ出す 一般的な方法は、ps ユーティリティを使うことです。)

このアレンジの後で、プロセスをデバッグするために GDB が最初に行う ことは、それを止めることです。あなたは、普通、プロセスを `run' で 起動した場合に可能な全ての GDB のコマンドを使って、所属したプロセスに 対して調査と修整をかけることができます。 ブレークポイントの挿入、ステップ実行や継続、記憶領域の修整も可能です。 もし、GDB にプロセスを所属させた後で、あなたがそのプロセスに対して 実行の継続を望むのなら、`continue' コマンドを使うことができます。

所属させられたプロセスに対するデバッグが終了したならば、それを GDB の 管理下から解放するために `detach' コマンドを使うことができます。 `detach' コマンドの後、そのプロセスと GDB は完全に無関係な状態と なり、他のプロセスを `attach' したり、`run' を実行したり できるようになります。

もし、`run' コマンドによって所属させられているプロセスが存在する 間にあなたが GDB を終了する場合、あなたは、そのプロセスを kill する ことになります。あなたは、このことを実施していいかどうかの承認について 尋ねられることになります。

`attach' コマンドは、また、シリアル接続を通したリモートマシンの デバッグにも用いられます。詳しくは、See section 既に起動しているプロセスのデバッギング


Go to the first, previous, next, last section, table of contents.