ガラムカリ和(斎藤研究室)

プロフィール

 所属:東北大学理学研究科物理学専攻 物性理論グループ斎藤研究室
 居室:理学研究科合同B棟 8F 842号室
 連絡先 :




研究内容

六角格子系のバレー偏極の解析的な議論

ユニットセル内の2つの原子が異種である六方格子系はブリルアンゾーン内にKバレー,K'バレーを有する。この系に左(右)円偏光を入射するとK(K')バレーの電子が励起されることが知られている。照射する光の偏光状態に応じてどちらのバレーの電子が励起しやすいかという偏りがある場合に「系にバレー偏極が生じている」という。私の研究はこのバレー偏極の解析的な議論である。TMDsなど複雑な電子軌道をもつ原子からなる六角格子系のバレー偏極を解析的に示すことに(ある程度)成功した。またバレー偏極がどのくらい生じているのかを表す指標として定義されるバレー偏極度がエネルギーバンドギャップや入射するエネルギーに対してどのように変化するのかについて解析的な説明を与えた。最近では以上の議論がK点K'点直上において特異的であることについて考察している。

電場を与えたときのバレー偏極度のふるまい

右円偏光を入射した時のバレー偏極度と左円偏光を入射した時のバレー偏極度は(符号が異なるだけであるという意味で)対称的であるが、系に電場を与えた場合にこの対称性が失われる。これを利用したバレートロニクスへの応用を目指している。

学部での卒業研究発表題目 "傾いたディラックコーンをもつ系の磁場中のエネルギー準位構造" 

略歴

2012.03 関東国際高等学校卒業
2016.04 東北大学理学研究科物理学専攻入学
現在に至る

発表

プレゼンテーション

  • 2017.03.16 遷移金属カルコゲン物質におけるバレー偏極のバンドギャップと電場依存性(日本物理学会)
  • 2016.07.29 六角格子系の光学特性(物性若手夏の学校)
  • 2016.07.21 Valley polarization in MoS2 by tight binding approach (ATI Nano Carbon - Zao meeting)
  • 2016.02.16 卒業研究発表会
  • 2015.10.14 輪講(25分間)
  • 2015.06.21 理論研究室夏のゼミナール(90分間)

論文

  1. Yuki Tatsumi, Kazu Ghalamkari, and Riichiro Saito
    Laser energy dependence of valley polarization in transition-metal dichalcogenides
    Phys. Rev. B 94, 235408(2016)

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