本書の特徴
基本法則から読み解く
『物理学最前線』No. 5
共立出版, 2,000 円 (税抜き), 180 頁
ISBN978-4-320-03525-6
2015.1.24 発行 1刷
2018.4.15 2刷
Last modified: Wed Dec 17 10:52:18 JST 2014
ページ数が180ページとコンパクトであり、 この分野の最新の情報を一通り知ることができます。
値段も 税別 2,000 円と安く、 研究室の輪講や会社の新人研修で使っても、個人で買える値段です。
ナノチューブなどの物質で今や 常識と言われる知識も整理されてかかれていますので、この本を 読むだけで、かなりの知識を手にすることができます。
大学の科学の研究というものは どうやって進展するか? など若い研究者や高校生も読むことができる 本です。進路を選択するときの参考になると思います。
物理の専門書にありがちな多くの式は ほとんどありません(まったく無いわけではありません)。 式のある部分は飛ばしても、半分以上は文章とイラストだけで 専門用語を極力使わない説明があります。
脚注には最新の情報や言葉の説明もあるので、 物理以外の人も十分理解できます。脚注の量が本文以上ありますので、お値段以上の内容になっています。
この本は、一般の人の 『私はもっとカーボンのことが知りたい。』という言葉から作りました。 専門のことは書いてありませんが、これを読めば現在の研究の様子が わかるという内容に厳選しました。独習も可能です。
従来の本は、フラーレン、ナノチューブ、グラフェンと別々にかかれていましたが、この本は比較しながら話が進みますので、つながりがよく分かります。著者が1名ですので、内容が一貫しています。
学部生や修士の学生さんが一通り読んで理解できたら、 基礎知識として十分だと思います。どうしてそんなこと知っているの? と驚かれることは間違いないです。企業の新人研修でも コンパクトなテキストとしてご利用できます。