電気通信大学情報処理センターの設備更新によって寄付された、 NCD X 端末の設置方法について説明致します。電気通信大学の関係 者以外はこの ページをみることは出来ません。また ユーザは、こ のページの情報を見て NCD 端末の設定(ユーザ設定部分も含む)を 変えてはいけません。管理者のみが利用することを想定しています。
注: この ページにあります、software は情報処理センターの設備更新 によって寄付された、NCD X 端末にのみしか使うことができません。 ライセンスのある物品ですからその他の方が利用されることは、法 に触れます。安全の為 binary の公開は 3 月末日までとさせて頂 きます。それまでに download 下さいませ。それ以降は、情報処理 センターの保有するメディアをご利用下さいませ。
注2: このページは、2002 年 2 月のものです。1998 年の 2 月の NCD 端末の設定は、旧バージョンの説 明を御覧下さい。
注3: M 科高橋様から BSD 関連の設定と補足情報を頂きました。 ここ におきます。高橋様 情報どうもありがとうございました。
説明は、interactive に書かれていますが 処理の順番を逆にしなければならない場合もありますので、一通り 目を通すことをおすすめします
注2: 配分された X 端末には 24MB のメモリーがあります。 これで十分ですが、もし heavy な使い方を考えている場合には memory を増強するのが良いと思います。空スロットはありません。 2 個 スロットがあるのみです。
cdrom.tgz (49.4MB)
またこの download が可能な期間は 2002.3 月までです。それ 以降は、閉鎖する予定です。
ncdinstall では以下のことをしてくれます。1 番から順に作 業すればok です。
注1:対応可能な OS が SunOS, Soralis, SGI, HP-UX, AIX に限ら れています。PC-UNIX では、x86-Solaris のみです。Linux, FreeBSD は、manual で file をおけば問題なく動くはずです。
注2: ncdinstall は、install/installXXX (XXX は いろいろ) をプ ロセスで読んでいます。script を すべて /bin/sh -v に変更すれば スクリプトが何をしているかわかります。
以下 /tmp/cdrom.tgz に file があるとします。どこにあって もかまいません。操作は、Sun Solaris マシーンの場合です。対応 OS の list の中に Linux や FreeBSD はありませんが、script を見て 対応できると思います。
ncdinstall を実行します。
特に注意すべき点は、 日本語を language に使っていますと script が error で 途中で止ってしまいます。 setenv LANG C で英語にしてください。私はこれでだいぶ 時間をつぶしました。
--------------------- Main Menu --------------------- 1 Install NCDware 2 Prepare System Services 3 Configure NCD Terminals Enter a number or q to quit: 1
これで tftp server が動いてくれると、そのまま /tftpboot 等の下に file をつくってくれます。
あとは message にしたがって処理します。いろいろな設定は、 すべて処理してくれます。(tftp server が動いているとその存在 を勝手に判断してくれます。)
NCD wareの license version は、5.0.129 です。 X 端末の種類は Explorer 450 です。license に関する質問は そのまま [n] で答えます。
そのあと以下の設定をしてください。/tftpboot を tftp の root directory とします。
# cd /tftpboot # ls -l xncdpl* (サーバの確認です。) lrwxrwxrwx 1 root 24 Feb 6 16:42 Xncdxpl -> ncd/Xncd.5.0.129/Xncdxpl* lrwxrwxrwx 1 root 27 Feb 6 16:42 Xncdxpl.bl -> ncd/Xncd.5.0.129/Xncdxpl.bl* # ln -s usr/lib/X11/ncd/configs (configs directory を symbolic link) # ls -l configs lrwxrwxrwx 1 root 23 Feb 6 18:48 configs -> usr/lib/X11/ncd/configs/ # cd configs # touch ncd_std.stp # chmod 666 ncd_std.stp # ls -l ncd* -rw-r--r-- 1 root 789 Feb 6 18:57 ncd_std -rw-r--r-- 1 root 8289 Feb 6 16:42 ncd_std.sample -rw-rw-rw- 1 rsaito 203 Feb 7 09:37 ncd_std.stp
シンボリックリンクは以下の説明で使います。ncd_std.stp は ncd_std で 設定した内容が入ります。666 で書き込み可能にします。
--------------------- Main Menu --------------------- 1 Install NCDware 2 Prepare System Services 3 Configure NCD Terminals Enter a number or q to quit: 2
次に main menu の 2 を選択します。tftp 等が動いていない場合には、これを先に 実行すると、ncdinstall が自動的に設定してくれます。ncddm (NCD display manager は、 install しておきますと、configure file の設定のとき便利です。install をおすすめします。
--------------------- Main Menu --------------------- 1 Install NCDware 2 Prepare System Services 3 Configure NCD Terminals Enter a number or q to quit: 3 Checking system setup ...................... Configure NCD Terminals -------------------------------------- 1 Add NCD Terminal 2 Delete NCD Terminal 3 Modify NCD Terminal Enter a number, q to quit, or m to return to the main menu: 1 You can add one of the following terminal models: 1 Model Explora, Explora 400/450 Series terminal Enter the number of the NCD Terminal model that you want to add: 1 Enter addresses and hostname for the "Explora, Explora 400/450 Series" terminal IP Address: 172.21.XXX.36 Ethernet Address: 0000a7022XXX Terminal Hostname: ncd-XXX Subnet Mask [255.255.255.0]: Gateway IP Address: 172.21.XXX.1 Terminal "ncd-XXX" has been added. Updating "" file ncd-1:ht=ethernet:sm=255.255.255.0:\ :ha=0000A7022XXX:ip=172.21.XXX.36:gw=172.21.XXX.2:\ :hd=/tftpboot/:ds=130.153.13.17 130.153.149.2 172.21.XXX.1 130.153.XXX.20:bf=Xncdxpl: Updating "/etc/hosts" file Bootp service is not configured. You must boot Terminal "ncd-1" with the following command at the boot prompt: bt /tftpboot/Xncdxpl 172.21.XXX.36 130.153.XXX.143 172.21.XXX.2 255.255.255.0 Making terminal configuration file: /local4/tftpboot/usr/lib/X11/ncd/configs/AC155824 Using existing ncd_std file found at: /local4/tftpboot/usr/lib/X11/ncd/configs/ncd_std
ここで使いたい X 端末の IP address 等を設定します。黒い 箱の本体に MAC Appr: 0000A7XXXXX が書いてあります。その番号 が設定に必要です。
X 端末は、host 名から自動的に IP address を逆引で設定す るようにできます。この設定は、C.2 の設定がなされている場合で、 host 名から IP address を教えてくれる逆引の daemon が必要です。 その設定もなされます。
X の tftp server が subnet を越えてある場合には、作業が少し 複雑になります。ですが、手作業で問題を回避できます。
すでに NCD の端末には、情報処理センターの設定が入っていますので、 単純に動かそうとすると、NSF が mount されないとか、config file が無いとか エラーがでてきます。それを回避できれば、あとは config file の設定で ok です。
電源を入れたときの状態ここで setup key を押し続ける。
Network 画面 を変更します。設定した IP address 等を入れてください。矢印キーと BS が使えます。
Boot 画面 ここは画面のように設定すれば ok です。 注意! configs とか ncd_std などの / の入れ方を全く同じようにしないと動いてくれません。 写真のように入れてください。
Done 画面 (ちょっとピンぼけ) これで reboot します。
再度立ち上げると image を自動で download する。
右から 2 番目 Setup で change quick setup を選択。Files を選択。NFS を解除する。
これで、基本的な設定は終りです。host を指定すれば login prompt が出ます。 font の設定がうまくいっているか確認してください。fontserver の 指定は tcp/172.88.21.xxx:7000 のように X fontserver の IP と port を指定します。
boot 時に setup 画面が出ない場合、
bt Xncd19c 130.153.xxx.ncd 130.153.xxx.ftp [130.153.xxx.gwy] 255.255.255.0
で Xncd19c を tftp で down load します。 3 番目の 130.153.xxx.gwy は gateway を越えて設定する場合の bt の方法です。(普通はそのような設定はしません。) うまくいけば ........ が表示され、画面が X の console の背景にかわります。
以上の設定で基本的動作はできると思います。2002 年度の X 端末は100 Base T で動き、xpl file で実に多くの機能を実現する ことができるようです。もし皆さんでそのような設定までなさった方は、 ここに登録致しますので、html file を下さいませ。
また Linux 上の設定をなさった方も 簡単な log を御送り頂ければ 幸です。Linux じょうでは、/tftpboot 以下の file を copy しておけば 良いと思います。
NCD の 課題
どなたか以下の問題を解決した人は report をrsaito@ee.uec.ac.jp に御送り下さいませ。
XGA なら 16bit が可能。SXGA 1280x1024 なら 16 bit にできない。
4MB に video memory を upgrade はできない。(for 450)
NCDware5.0 の manual (pdf file, 1.6MB)
このページはきっとお役に立つと思いますが、完全な物ではあ りません。うまくいかない時にもう一度見ていただければ、少し書 き加えるかも知れません。NCD の CD 貸して下さった、情報処理セ ンターの岡野様に感謝致します。