M 専攻 高橋直也さんからの情報をそのまま張り付けます。

M科の高橋と申します。「NCD X 端末の設置方法」公開頂き、大変役立ちました。
参考にNetBSDへインストールしました。その時作ったNetBSD1.4にインストール
したときのメモを送ります。

○NCD用バイナリのインストール

installスクリプト中のdefs.shに変更を加え、NetBSDでも動くようにする。他の
未対応OSでも多分同様。

*** /home/naoya/NCDware/install/defs.sh Wed Nov  5 02:31:54 1997
--- defs.sh     Tue Feb 26 16:34:43 2002
***************
*** 36,41 ****
--- 36,42 ----
        *:dgux:*:*) SYSTYPE=DGUX; EXTRACT_ONLY=y ;;
        alpha:OSF1:*:*) SYSTYPE=DECALPHA; EXTRACT_ONLY=y ;;
        *:BSD*:*:*) SYSTYPE=BSDI; EXTRACT_ONLY=y ;;
+       *:NetBSD:*:*) SYSTYPE=NetBSD; EXTRACT_ONLY=y ;;
        *:IRIX:*:*) SYSTYPE=SGI_IRIX ;;
        *:Linux*:*:*) SYSTYPE=LINUX; EXTRACT_ONLY=y ;;
        *:DYNIX/ptx:*:*) SYSTYPE=PTX ;;
***************
*** 328,333 ****
--- 329,347 ----
                CDROM=/cdrom
                TFTPD=/usr/libexec/tftpd
                BOOTPD=/usr/libexec/bootpd
+               IFCONFIG=/sbin/ifconfig
+               MOUNT=/sbin/mount
+               DF=df
+               DU_S_DOT="du -s ."
+               PS_ALL="ps -ax"
+               INETD_HUP="kill -hup"
+               HAVE_BINARIES=n
+               ;;
+       NetBSD)
+               systag=NetBSD
+               CDROM=/cdrom
+               TFTPD=/usr/libexec/tftpd
+               BOOTPD=/usr/sbin/bootpd
                IFCONFIG=/sbin/ifconfig
                MOUNT=/sbin/mount
                DF=df

以下、斎藤先生のページの「C.1 NCDware の install」を行う。何故か 
「C. 2 System Services の設定」と「C. 3 Configure NCD Terminal の設定」
が選べない(特に問題はなさそう)。 

 赤文字は齋藤からの comment です。Sun OS では 設定できました。


○tftpの設定

/etc/inetd.confのtftpdの行をコメントアウト。ついでに'-l'オプションを付け
てデバッグしやすくする(/var/log/messagesがどんどん大きくなるので注意)。

#tftp            dgram   udp     wait    root    /usr/libexec/tftpd tftpd  -s /tftpboot

→
tftp            dgram   udp     wait    root    /usr/libexec/tftpd tftpd  -l -s /tftpboot

inetdにHUPを送ってtftpを有効に。 

○NCDのNVRAMの設定

斎藤先生「D. NCD 端末の設定です」を行う。

はまった点 

  1.BIOS画面でのncd_stdのファイル名の設定
      電源投入直後、NCD端末のTFTPの呼び出しをESCで止め、Setupキー(センター
      配布の英語キーボードだと Pauseキー)でBIOSのsetup画面を呼び出す。こ
      こで斎藤先生のこの写真 
      http://flex.ee.uec.ac.jp/japanese/computer/NCD/P2070776.JPG 通りに
      しないとncd_stdが読み込めない。次の2点を確認。

        Config File: /ncd_std
        UNIX Config Directory: /configs

      動かなかったのは、Config Fileを「ncd_std」に、UNIX Config
      Directoryを「/configs/」に。原因不明。

      これで一応ブートできる。

 これは、ゲームで培ったバイタリティが無いと
突破できない点です。そのために 写真を用意しました。事実を
正確に伝えます。

  2.はじめてブートしているときの警告文
       はじめてのブート中、画面が止まり、
      「%CONFIGD-E-MOUNTFAILED, failed to mount local file system」 と警
       告が出る。マニュアルの18-21ページ(通しで517ページ)には 「please
       contact NCD Technical Support」と書いてあるので驚く。

 少し(5分)待っていると先に進みます。

  3.ブート中NVRAMに残っているセンター情報が一見削除できない
      ブート後、Setup画面で入力が効かない。ログインウィンドウが出ている
      時にこの様な現象が起こる。このウィンドウに入力を取られている様子。
      ログインしてしまってから入力する必要がある。

 NCD の boot が終らないと、NVRAM の変更はできません。
ただし、工場出荷状態に戻すことはできます。

  4. X端末を使って最近のFreeBSDに対する接続がうまくいきませんでした。原因はそ
のような既定値がFreeBSDのxdmになされているためでした。次の文献を参考に、
xdm-configを書き換えれば解除できます。

FreeBSDのハンドブックの「5.6.4. ネットワークディスプレイサーバの起動」
http://www.jp.freebsd.org/www.FreeBSD.org/ja/handbook/x-xdm.html

他のディストリビューション(確認した範囲ではKondara MNU/Linux 1.1, Vine
LinuxやNetBSD 1.4.1)では、このような設定ではありませんでした。

以下抜粋
	  --------------------------------------------------
5.6.4. ネットワークディスプレイサーバの起動

あるディスプレイサーバに他のクライアントが接続することができるようにする
ために, アクセスコントロールのルールを編集し, コネクションリスナーを有効
にします. デフォルトでは保守的な設定になっています. XDM がそういったコネ
クションを待ち受けるようにするためには xdm-config にある次の行をコメント
アウトします.

    ! SECURITY: do not listen for XDMCP or Chooser requests
          ! Comment out this line if you want to manage X terminals with xdm
          DisplayManager.requestPort:     0

そして, XDM を再起動します. app-defaults ファイルにおけるコメントは
"!" であっていつものような "#" ではないことに注意してください. アクセス
制限はもっと厳しくしたいかもしれません.
Xaccess ファイルにある例を参考にしたり, オンラインマニュアル xdm(1) を参
照したりしてください.


naoya@miyazaki.mce.uec.ac.jp