DHCP の動作確認と、DHCPの設定方法
2000.7.1 ver.1.00 by T.Shimizu
DHCP のインストール
- DHCP のインストールも,gated のインストール同様,VineLinux2.0 インストール時カスタムでインストールし選択するか,redhat のftp サイトからダウンロードし,インストールします.また,バイナリは,DHCP に関するrpm が以下の二つあります.
- dhcp-2.0-3.i386.rpm DHCP サーバのバイナリ
- dhcpcd-1.3.17pl5-2.i386.rpm DHCP クライアントのバイナリ
- dhcp サーバを作製するときには,dhcp-2.0-3.i386.rpm だけで十分です.
- rpm でインストールしますと,/etc/rc.d/rc3.d/ に起動スクリプトを作ってくれます. 起動スクリプト内の次のところに DHCPを使うネットワーク側のデバイスを指定します.
- daemon /usr/sbin/dhcpd eth1
DHCP の設定
- DHCP のサーバ側の設定は,/etc/dhcp.conf で行います.
- option subnet-mask 255.255.255.0;
- option broadcast-address 172.21.88.255;
- option routers 172.21.88.1;
- option domain-name-servers 130.153.149.2, 130.153.13.17;
- subnet 172.21.88.0 netmask 255.255.255.0 {
- range 172.21.88.200 172.21.88.210;
- }
- subnet :DHCP を使うネットワークの指定.
- netmask : そのネットマスクの指定.
- range :DHCP に割り当てるIP
- option broadcast-address : ブロードキャストのアドレス
- option routers :router のアドレス
- option subnet-mask : サブネットマスク
- option domain-name-servers : DHCP クライアントに使わせるDNS サーバ
- etc/rc.d/rc3.d/K35dhcpd* というスクリプトも作ってくれますので,K35dhcpd を S35dhcpd 等とSで始まる名前にすれば自動で起動します.
- また,DHCP は,クライアントの設定も必要です.
- クライアントがwindowsであれば,network-propaty のTCP/IP の設定で IP Address を自動取得するをチェックします.Linux であれば,/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 等ネットワークデバイスの設定ファイル内のBOOTPROTO="dhcp"にします.