tftpd の設定方法、X 端末の設定

2000.7.5 ver.1.00 by R. Saito

X 端末の font や X サーバプログラムは tftp を用いています。 今回 X 端末を Private Address に移動しましたので、tftpserver も Private Address に移動しました。

tftpd の設定。

  1. 従来の tftpserver であった /tftpboot の file の中 身を tar で固めて、ed1-gw の /tftpboot に展開します。
  2. /etc/inetd.conf を 編集して、tftp の部分の コメントをはずします。
     
    #
    # Tftp service is provided primarily for booting.  Most sites
    # run this only on machines acting as "boot servers." Do not uncomment
    # this unless you *need* it.  
    #
    tftp	dgram	udp	wait	root	/usr/sbin/tcpd	in.tftpd
    
  3. inetd の process を調べて、kill -HUP で inetd を 更新します。
    # ps -ax | grep inetd
      498 ?        S      0:00 inetd
     6636 ttyp2    S      0:00 grep inetd
    # kill -HUP 498
    

    これで tftpd が動き始めます。

  4. 動作確認してみましょう。/tftpboot/config.mgm1 があるとします。
    # tftp 172.21.88.1
    tftp> get config.mgm1
    Received 1513 bytes in 0.1 seconds
    

X 端末の設定

研究室では、Takaoka の XMiNT と、NCD の X 端末を使っています。

tftp の server host は、172.21.88.1, netmask は 255.255.255.0さらに 必要なら gateway を 172.21.88.1 を指定し ます。(Global からのgateway の指定は 130.153.YYY.XXX です。 YYY.XXX には実際の数字が入りますが、ここでは Web 上に公開し ますので伏せます。

NCD 端末の設定

  1. NCD 端末の場合には、NCD X 端末の設置方 法にしたがって設定します。その際に config file を、chmod 777 にしておくことが必要です。そうでないと、設定の内容が保存 されません。これは管理者にそのことを伝えてください。config file は、設定が終わり次第 644 に戻します。
  2. 電源を入れた直後に ESC を押すと、memory の確認後に > が出ます。 ここで以下の用に入力します。

    > bt Xncd19c 172.21.88.ncd 172.21.88.1

    で download できます。ncd には実際の数値が入りますので、 管理者からその数字をもらってください。管理者は研究室のIP address 管理表(~rsaito/doc/LAB/IPaddress)に記入下さい。この 後の設定は少し複雑ですが、NCD X 端末の設置 方法にしたがって下さい。設定を変更したら、不揮発性 RAM と config file に書き込むことができたら、再度電源を入れ自動 的に立ちあがるかを確認すれば ok です。

XMiNT 端末の設定

  1. まず現在の設定値を確認記録下さい。Setup キーででる画面の 右半分の入力の値です。また config file を使う場合には、管理者に config file の chmod を 777 にするように伝えてください。
  2. マウスを keyboard から接続されている場合には、本体背面 から直接接続するように変更してください。こうしないと以下の設 定をする場合にはうまく行きません。
  3. マウスの 3 つのボタンを同時に押したまま、電源を入れます。 そうすると manual で boot するモードになりますので、それにしたがって 処理をしてください。X の サーバのファイル の場所は、前の設定と 同じ directory 構造のところにあります。上の記録を見ながら 入れてください。
  4. tftp で file が get できればうまく行くと思います。

設定終了後の作業

設定終了後の作業を必ず行ってください。

  1. config file の permission を 書き込み不可に戻してください。 管理者にそう伝えてください。
  2. 端末の Display のところに表示してある IP address と host 名の ラベルを更新してください。
  3. 管理者にみてもらって、不都合が無いか確認してください。
  4. 管理者は以下の点を check します。
    1. ラベルが張っているか、
    2. /etc/hosts に記録したか
    3. /rsaito/doc/LAB/IPaddress に記録したか、
    4. config file の permission は変更したか
    5. font など正しく認識しているか
    6. global に ある HOST を選択できるか などを確認してください。
X 端末 は Private Address に移行します。みなさんの協力を御願いします。


管理者: rsaito@tube.ee.uec.ac.jp,