研究室 Private Subnet の用語の解説
2000.7.13 ver.1.00 by R. Saito
研究室の Private Subnet を作成するための用語を解説します。
用語の説明は、誤解があっても恐れずに出来る限り簡単に書いてあります。
また用語は、上から読んで理解出来る順に書いてあります。
- Subnet サブネット
- ネットワークの単位。IP address を 256 個提供できる。
- Private Subnet プライベートサブネット
- IP address が、研究室内だけに通用するようなサブネット
- IP address アイピーアドレス
- 130.153.140.143 のような 4 つの 256 までの数字で書かれた
ネットワークの番地
- 電通大ネットワーク委員会
- 電通大のなかのネットワークの割り当てを管理する委員会。
プライベートサブネットを割り当てる場合にも承認が必要。
- ルータ
- サブネットとサブネットをつなぐ接点となる機械。特定の
IP address だけを通すように作られている。
- サーバ
- サービスをしてくれる機械。いろいろなサービスがあり、その
サービスの名前を頭につける。例: ネームサーバ
- クライアント
- サービスを受ける機械。サービスを受ける機械は、サーバがどこに
あるかを指定しない(知らない)限りは、サービスを受けることは出来ない。
- PC ピーシー
- インテル株式会社 の CPU (計算機の中心部) が入っている
パソコンのこと。
- OS オーエス
- Operating System の略。パソコンは機械。機械をどう動かすかの
取り決めを決めたのが OS。OS の取り決めのしたで、Word などの
ソフトウエアが動く。
- PC UNIX ピーシー ユニックス
- PC を 本体として、UNIX という OS を走らせている機械。
または、OS 自身をさす。OS としては Linux や FreeBSD などがある。
- 10/100 Base T 通信、ケーブル
- 通信速度の規格。規格にしたがったケーブル。
- gateway ゲートウエイ
- サブネットとサブネットをつなぐ接点となる部分のソフトウエア。
必要な通信を通し、先にいく必要のない通信を通さない。
- gateway address ゲートウエイ アドレス
- PC などで、外のサブネットと通信する場合には、どこから
サブネットを出るかを指定する必要がある。その IP address のこと。
一般に最後が 1 であることが多い。例 130.153.140.1
- broadcat address ブロードキャストアドレス
- サブネット全体に同時に信号を与えることを、ブロードキャスト(広報)
という。ブロードキャストアドレスとは、広報を出すときの宛先。一般に最後が 255 であることが多い。例 130.153.140.255
- Host 名 ホスト名
- IP address に対し、コンピュータに名前がついているこれをホスト名という。flex.ee.uec.ac.jp なら flex の部分が ホスト名。
- domain 名 ドメイン名
- サブネットに対し、名前がついているこれをドメイン名という。flex.ee.uec.ac.jp なら ee.uec.ac.jp の部分がドメイン名。
- Name server ネームサーバ
- Host 名から IP address を割り出す作業のサービスをしてくれる機械。
- Daemon デーモン
- サーバ上で、サービスをするためのソフトウエアのこと。アラジン
の魔法使いの用に、サービスをするときだけ自動的に呼び出され、サービスが
終わると、消えてしまう仕組みになっている。デーモンの ソフトウエアの
名前の最後には、d がつくのが特徴。例: named, in.telnetd
- DHCP サーバ
- IP address を自動的に取得してくれるサービスを DHCP と呼
び、そういう機械を DHCP サーバ という。Windows の network で
IP address を自動的に取得すると指定するように設定して、IP address が
割り当てられたとすれば、そのサブネットには DHCP サーバがある。
サブネットには DHCP サーバが 2 つ以上あってはならない。
- tftp サーバ
- file を無条件に提供してくれるサーバのこと。いわゆる匿名
ftp サーバ とは違う。主に X 端末などの font や プログラムを提
供する。X 端末を設置するときには、一般に tftp サーバ が サブ
ネットに 1 つ以上必要。(ただし、別のサブネットにあっても動作
させることが一般には出来る。)
- Proxy サーバ
- Web の file を発信先から毎回取り出す代りに、ため込んで古
くない限り、近いところから提供するサービスをする機械。同じと
ころを何回も利用する場合、また混雑するネットワークを回避することが
出来る。private subnet の場合には、サブネットの外とは通信が
出来ないので、gateway に Proxy サーバ をおくのが必要。
- Samba (windows File Server) サンバ
- 複数の PC を共有する研究室において、Windows の個人 ファ
イル などを、共通の空間におくためのサービスをするソフトウエア。
UNIX 上に file をおき、各 PC には、ネットワークを通じて提供する。
これによって、管理が簡単になる。
- Domain Controler
- UNIX でいうところのNIS サーバ.NIS 同様 ドメイン内のHost名(コンピュータ名)
ユーザ名 や そのアクセス権を一括に管理できる.x
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rsaito@ee.uec.ac.jp,