希土類ドープ方法とその装置

希土類ドープ方法とその装置


1、始めに
半導体(Si やGe)中にドープした希土類イオンの発行は、発行素子として光 ファイバ通信への応用が期待されている。Er を光ファイバにドープしたファイバ レーザなどが研究されており、Erドープ光ファイバ増幅器はすでに実用化されている。 希土類のドープ方法にはイオン注入法、液相法、MBE法などさまざまな方法が ある。本研究室では主にイオン注入装置や熱拡散法を用いる。

2、装置の概略図と説明
イオン注入装置は希土類をイオン化し、電界によって加速して打ち込む方法である。ドープの深さ、広がりを制御できる。

イオン注入装置の概略図



熱拡散法は、熱を加えて母材に希土類を拡散させてドープする。希土類が安定に存在でき、鋭いスペクトルが得られる。

熱拡散装置の概略図



Photo Luminescense は

Photo Luminescence 装置の概略図



3、将来
本研究室では母材中の希土類の発光メカニズムを追求し、希土類発光の狭線化・高発光効率化・熱的安定性を考え、Si ベースによる小型で信頼性の高い半導体発光デバイスを目指す。


hattori@tube.ee.uec.ac.jp
miyake@tube.ee.uec.ac.jp