プログラムの構成と内容は「JCPE NEWSLETTER」と「CAMP-Atami プ ログラム説明書」を参照ください。
info-camp@race.u-tokyo.ac.jp という camp 用の mailing list があります。
以下は、camp に附属の説明を抜粋しました。
【プログラム”CAMP-Atami”について】 プログラムCAMP-Atamiは、企業研究会CAMMフォーラ ム[1]に参加した計算物理グループの有志[2]によって共同開発[3] されたソフトウェアであり、基本的なCar-Parrinello法に基づく第 一原理分子動力学計算の標準化を目的したものである。各種企業内 研究者が、通常勤務外時間を活用して開発したプログラムを、月1 度の会合を利用して統合[4]し、検討とデバッグを繰り返しながら 完成[5]させたものである。この有志の集まりは、異なった分野の 研究者の物質系計算物理の勉強会であったことから、プログラム開 発の途上に生じた多くの問題点を整理する必要にせまられ、それぞ れに残されたメモやノートから相互のコミュニケーションを円滑に するためのマニュアルが作成された[6]。最終的なデバッグのため のいくつかの計算例を検討していくうちにCar-Parrinello法はまだ 多く改良点とノウハウの習得が必要であることが認識され、このプ ログラムができる限り多くの研究者に使用されその結果蓄積される 情報を得ることによって、当該グループの今後の勉強と活動を活性 化させること及び物質系計算物理に携わる研究者が一人でも多く増 えることを期待して、プログラムCAMP-Atamiをマニュア ルとともにJCPEをとおして公開することになった。 プログラムの利用者に対しては、使用した際の各種情報[7]の提供 [8]、ソースコード変更時の約束[9]および論文等における発表時の Acknowledgment[10]を最小限の要請としてお願いしたい。尚、使用 にあたっての留意事項詳細についてはマニュアル最終ページの「付 録2:CAMP-Atamiの運用について」を参照されたい[11]。 CAMP-Atamiのユーザー | ^ comment & information | | program & manual V | CAMMフォーラム・計算物理分科会 JCPE ・ユーザー情報の分析・検討 ・プログラム、マニュアルの配布 ・ソースコード、マニュアルの改良 --------> version up program & manual 【注】 [1] Computer Aided Materials and Molecular Design プログラム開発の経過、CAMP-Atamiの名前の由来等については CAMM NEWS を参照。 [2] CAMMフォーラム・計算物理分科会のメンバー。Car-Parrinello法の 勉強会は陸川(富士電気化学)等によって始められた。現在も、 この活動は継続中であり興味のある方々の参加を募っています。 [3] 当初の企画と開発経過は大西(NEC)、福本(豊田中研)、松宮 (新日鉄)等による。プログラム開発は、主に地域別に別れた グループごとに行なわれ、そのメンバーは以下の通りである。 ============================================================================== グループ 内容 メンバー ============================================================================== G1 波動関数の初期値計算 ○大西(NEC)、善甫(住友化学)、石田(住友化学) 3次元FFT ○田浦(三菱重工)、小高(旭硝子)、片山(ビクター) G2 擬ポテンシャルの計算 ○松宮(新日鉄)、陸川(富士電気化学) Forceの計算 ○井上(旭化成)、宮沢(セイコーエプソン) G3 固有値計算 ○福本(豊田中研)、伊藤(東芝) ダイナミクスの計算 G4 全体のとりまとめ ○善甫(住友化学)、西田(村田製作所) 入出力処理 ○斉藤(ソニー) G5 マニュアル作成 ○大谷(富士総研)(メンバー全員が分担) ============================================================================== ○印はグループのとりまとめ責任者。グループG4は前半は善甫 (住友化学)、後半は斉藤(ソニー)が責任者を担当。 [4] プログラムの全体の統括は、善甫(住友化学)がおこない、 後に斉藤(ソニー)に引き継がれた。 [5] プログラムの最終的な完成は斉藤(ソニー)によってなされた。 [6] マニュアル作成のまとめは大谷(富士総研)が担当した。 [7] 計算の成功、失敗例などを差し支えない範囲で。 また計算機・処理系依存性に関する情報も歓迎します。 [8] 主に電子メイルを通じて行なう。当分科会での発表も歓迎します。 情報受け付けのメイルアドレスは info-camp@race.u-tokyo.ac.jp 詳しくは「CAMP-Atami プログラム説明書」の付録2を参照してください。 ただし、このメイルアドレスは暫定的なものであり、近い将来 別のメイルアドレスへ変更されることが考えられる。 [9] 各サブルーチン内を参照。 [10] CAMP-Atamiとして引用(サイト) [11] 文責は大西(NEC) 以上