GAUSSIAN 94 入力例

入力データの例: ホルムアルデヒド分子 H2CO


#T HF/STO-3G OPT=Z-MATRIX <====        実行方法を指定する
                          <==== 空白行 実行方法終了を意味する。
DEMONSTRATION BY FORMALDEHYDE    <===  タイトル
                          <==== 空白行 タイトル終了を意味する。
0 1                       <====        電荷、スピン多重度
O                         <---- ここから
C  1 R1
H  2 R2    1 A1                        内部座標データ
H  2 R3    1 A2    3 D1   <---- ここまで
                          <==== 空白行 内部座標終了を意味する。
R1=1.2                    <---- ここから
R2=1.1
A1=120.0000                      構造最適化変数の初期値
D1=180.0000               <---- ここまで
                          <==== 空白行 構造最適化変数終了
R3=1.1                    <---- ここから
A2=120.0000               <---- ここまで 構造最適化しない定数。
                          <==== 空白行 構造最適化しない定数の終了。
#T は簡易出力を意味する。通常は # (または #N) を用いる。#P は詳細出力。 (Gaussian 94 User's Reference p.29)

# の前の行に % で始まる Link 0 command がある。%Mem=64M (memory の大きさを指定) や、%Save (scratch file を保存) など がある。 (Gaussian 94 User's Reference p.152)


内部座標(z-matrix) の形式:

mopac と同じ。 1 番目の原子は種類のみ、2 番目の原子は 1 番目 からの距離のみ、3 番目の原子は距離と結合角、4 番目からの N 番目の原子は 距離と結合角と二面角によって定義される。距離や 角度を変数で示し、対称性をいれることが出来る。構造最適化 は 最初の行の opt で指定する。距離や角度を部分的に最適化するこ とができる。上の用に変数の定義を 2 つの ブロックにわければ良 い。この場合、構造最適化変数の場合には初期値をいれ、構造最適 化しない方は定数をいれる。
      I NA LE NB AN NC TW 
      I:元素記号 
        NA:距離を考える原子の番号 
           LE:NA-Iの距離 (変数名 または 数値)
              NB:角度を考える原子の番号 
                 AN:NB-NA-Iの結合角 (変数名 または 数値)
                    NC:二面角を考える原子の番号 
                       TW:NC-NB-NA-Iの二面角 (変数名 または 数値)
実行方法の選択は、入出力の例を見よ。上の データは一部 Gaussian 94 の説明 より抜粋しました。御容赦下さいませ。
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