齋藤研究室では、コンピュータを使った物性理論、 固体物理学、半導体理論の研究が行われています。
炭素原子をチューブ状に並べて作ったカーボン・ナノチューブの研 究では、ナノチューブの原子の並べ方を変えることで金属にも半導 体にもなることを理論的に示し、世界の研究をリードしています。
計算機は使いますが、大規模な計算はそれほど行われていません。 理論を作りそれを計算にのせる、実験結果から重要な結果を抽出する そんな仕事に興味を持っています。
プログラムを書くのが好きな人、Unix, Windows を 問わずコンピュータの好きな人、コンピュータは得意で はないが 物理と数学 の好きな人、数学、化学が好きな 人などは活躍が期待できます。
理論グループ(齋藤研究室)は、原子を レゴ (Lego) の様に 組 み立てることによって新しい物質を作り出すことを目的としていま す。組み立てた分子や固体の構造を最も安定な構造になるように計 算し (構造の最適化)、最適化した構造の 分子や固体の電子状態を 計算し (電子状態計算) とそれに関係する物理量の計算 (物性物理 学、量子化学)を行います。最近の試みとして、より速い計算機を 作る為に、専用の回路を有する LSI (大規模集積回路) の設計と開 発も行っています。 上でくるくる回る物質は、全て炭素原子で出来ています。この構造は 自然界には存在しない構造で、理論的に予言されてその後実験で人の 手によって発見された物です。このように、自然界に存在しない物質は
私の研究室は、この様な新しい物質を計算し説明する環境は既に十分整っていま す。研究室の環境を用いて、
前提となる知識は必要ありません。意欲と気力、持続力などは強く 望まれます。気遅れするぐらいなら、やってしまえ的な積極性と、 大きな仕事をするときの計画性 とそれを忠実に実行する冷静さが 必要です。わかってしまえば単純作業の繰り返しだけになりますが、 毎日のルーチンとは別に自分を磨く勉強を忘れずに出来ることが 望まれます。
研究室は毎日進歩しています。
大学院の進学を考えている人に も見てください。