ヘルプの活用

使いたいコンポーネントが決まっている場合

1. フォームに貼り付けたコンポーネントをクリックしてフォーカスを合わせると、 コンポーネントの全ての機能が見れるページが現れます。
2. メソッドには関数、プロパティには値が入ります。
3. 使いたい関数がコンポーネントに在りそうだったらまずはメソッドの中から探します。
4. 無い場合はプロパティの中に、他のオブジェクトのインスタンスが無いか探します。 見つかったら、そのオブジェクトのメソッドも探します。

1. 抜き出すから関数と思われるので、TMemoのメソッドを探すが、見つからない。
2. プロパティにそれらしいLinesプロパティがあった。
3. Linesプロパティを見ると、Lines　は　TStringオブジェクトなのでTStringを クリックする。
4. TString のメソッドを探すが、それらしいものがない。そこでプロパティを見る。
5. プロパティに　Strings　があった。

   Strings プロパティは，リスト内の文字列をそれぞれの位置で参照します。
   __property System::AnsiString Strings[int Index] = {read=Get, write=Put};

   と書いてある。

6. どうやらこれのようだ。{read,write}というのはこのプロパティは読み書きできる という意味です。
7. MemoからStringsプロパティの指定の仕方は、LinesプロパティがTString *Lines　と、 ポインタだったので、
   Memo->Lines->Strings
   と書く。もしLinesプロパティが TString Linesだったら Memo->Lines.Strings　と書く。

8. AnsiString型には　ToIntメソッドが在りますが、Memoの３行目の数字をint型にしたい 時は、
   AnsiString str = Memo->Lines->String[2];
   int a = str.ToInt();
   もしくは、
   int a = Memo->Lines->String[2].ToInt();
   と書きます。

自分がしたい事を実現する関数が分からない場合

• Yahoo!でC++Builderで検索して、出てきたホームページのＴｉｐｓから探す。
• VCLリファレンスヘルプの目次から探す。
• 標準C++ライブラリヘルプの目次から探す
• Builderを起動してる状態でF1を押してキーワードで探す。