電磁気学第一・電磁気学演習第一
電子工学科 A コース 前学期・2 単位・3 学期

電磁気学第一

【担当教官名】齋藤 理一郎

【研究室】 西 2 号館 517 号室

【使用教科書等】
「電磁気学」(裳華房)、中山正敏 著
「電磁気学」(近代科学社)、奥山隆志 編著 等

【履修しておくべき科目名】電気数学第一、微分積分学、線形代数 学

【主題・目標・授業の進め方】 電気と磁気の問題を理解する。後学期の「電磁気学第二」と合わせ て、一年間で電磁気学の基礎を学ぶ。基本的な科目であるので、高 いレベルでの理解を要求する。具体的には、

  1. 電位と電場(電界) の関係、
  2. 誘電体と静電場エネルギー、
  3. 定常電流の法則、
の 様な諸現象をイメージとして理解できるだけでなく、正確な定義、 定量的に計算する力を養うことを目標とする。とくに定量的な計算 ができるために、ベクトルの取り扱い(ベクトル解析)についても、 授業の進行と共に解説する。grad, div, rot 等のベクトル解析に 出てくる、演算子の使い方にも習熟する。

授業の進め方は、毎回のテーマに従って原理的なことと、代表的な 例題の解法について講義する。また、本授業と並行して行なわれる、 電磁気学演習第一の問題提起も行なう。教科書は指定しないが、こ れは教科書を持たないで良いという意味ではない。必ず自分の気に いった教科書を授業の進行に合わせて選び、予習して講義にでるこ とを望む。どの教科書にも書いてある最重点のところを取り上げる ので、教科書の選択に困る必要はない。上にいくつかの例を示した。

【授業内容】 以下のスタンダードな内容(1. 静電場、2. 導体、3. 誘電体、4. 定常電流)にそって進める。詳しい内容は、授業の進行に伴って順 次説明する。

【成績評価】 中間試験と期末試験の合計で行なう。中間試験は、6 回授業が行な われた後に行なう。日程は授業中に2週間前から連絡するが、掲示 はしないので重複履修をする履修者で、授業に出席しないものは、 特に注意されたい。中間試験、期末試験どちらか一方に欠席をする と、単位は認定しない。試験の内容は、授業の内容からだすのはい うまでもないが、原理的な言葉の定義を問う問題より、実際の計算 ができることに重点をおく。つまり、試験直前に教科書を読んだだ けで答えられる様な「知識の問題」は出さない。問題演習をまじめ に解き、問題を通して原理を理解したものだけが解くことのできる ものだけをだす。出席点・追試・レポートは行なわない。


電子工学科 A コース 前学期・1 単位・3 学期

電磁気学演習第一

【担当教官名】齋藤 理一郎

【研究室】 西 2 号館 517 号室

【使用教科書等】
基本演習シリーズ「電磁気学」(裳華房)、中山正敏 著
詳解「電磁気学演習」(共立出版)、後藤憲一 編著

【履修しておくべき科目名】電気数学第一、微分積分学、線形代数 学

【主題・目標・授業の進め方】 電気と磁気の問題を理解する。「電磁気学第一」と合わせて、半年 間で電磁気学の基礎の前半を学ぶ。基本的な科目であるので、高い レベルでの理解を要求する。主題・目標は、電磁気学第一と同じで あるので、電磁気学第一の授業案内を参照されたい。

授業の進め方は、毎回印刷した(又は板書した)問題をその場で解い てもらう。解くにあたっては、教科書、参考書をみても構わない。 好きな 1 問を解いたものは、教官に見せ正解であれば、出席点を もらう。正解を得たもののなかから教官が指名したものが、授業の 後半(1時間ぐらいたってから)黒板に正解を書き、口頭で説明する。 これで、問題点をもらう。誰によっても答えられなかった問題は、 来週迄の宿題とし、立候補によって次の時間の最初に黒板に答えを 書く。

【授業内容】 以下のスタンダードな内容(1. 静電場、2. 導体、3. 誘電体、4. 定常電流)にそって問題をだす。内容は、授業の進行に合わせて出 題される。

【成績評価】 出席点、問題点、中間試験と期末試験の合計で行なう。中間試験は、 6 回授業が行な われた後に行なう。日程は授業中に2週間前から連 絡するが、掲示はしないので重複履修をする履修者で、授業に出席 しないものは、特に注意されたい。中間試験、期末試験どちらか一 方に欠席をすると、単位は認定しない。試験の内容は、授業の内容 からのみだす。演習においては、演習の内容を消化しているかどう かのみを問う。出席点、問題点は、成績に重要な影響がある。積極 的に参加したものは、(一般には成績もよいが)、試験で悪くても十 分高い点を得るようになっている。逆にただ机に座っているだけで は、出席とみなさないので注意されたい。


http://dome.ee.uec.ac.jp\ (UEC internal only), rsaito@ee.uec.ac.jp