畑 in 仙台
Last modified: Sat Mar 3 11:11:13 JST 2007
2004.10 ネギ など
仙台の冷涼な気候は思いの外いろいろな野菜と出会
います。前から TV の dash 村
等で 畑仕事にあこがれていましたが、宿舎の回り
の空き地を耕して2003.5 より全く自己流で楽しんでい
ます。2004.10 くらいから図書館で本を借りて少しずつ
勉強もしています。実利が大で、しかも健康的です。無
農薬、有機肥料(まだ時々化成肥料使います。)で作って
います。とくに昆虫と雑草と野菜の関係に強く興味があ
ります。2005 年から、植物病理学(ウイルス、細菌、カ
ビ) や 微生物との共生
に関心があります。2006 年は、みみずの数が確実に増えました。
雑草の敷藁が大変有効です。
2007.2 に中山から貝ヶ森に引っ越しました。まだ
にらなどの宿根草が残っていますので、今年 1 年は使おうと
思います。貝ヶ森の畑は、土を中山から移動して 開始です。
2006.12 から堆肥の元となる落ち葉をせっせと集めました。
を up しました。
仙台で畑を去年から少しずつやっています。以下は
2003 年 夏 - 2004 年夏実績です。2003 年夏 はシシト
ウ ととうがらししかできませんでした。(天候不良のた
め)
仙台の気候の様子
- 2003 年夏はお盆すぎから寒くなりました。
- 2004 年暑い夏でした。冬はゆっくりきたように思います。
- 2005 年涼しい夏でした。冬は12 月まで天気で、
- 2006 年新年 雪が多く、春も雨が多く、梅雨が7/31 までありました。
- 2006 年夏 日照不足。湿度が多い夏でした。秋からは天候も良くなりました。8 月の第一週にまいた大根が豊作でした。
- 2006 年冬は、記録的な暖冬で2007 年の 2 月ま雪が1, 2 日しか降りませんでした。青菜も冬中とれました。2007 年 2 月に貝ヶ森に引っ越しました。
- 2007 年夏は...
畑仕事を趣味にしていますと、天気に敏感になります。
仙台の天気にまつわる話。虫も敏感ですね。こちらは、人間
より遥かに生きていますから。
- カメムシが多い夏は雪が多い。
- かまきりが木の上の方に卵を産むと雪が多く寒い。
- 春に春の虫が異常発生しているときは冷夏になる。
2004.11 収穫が終った畑全景(一部他の人の畑) 横15m x 奥行き 20m ぐらい。土作りはこれから。
真ん中の石の道は、開墾して出てきた石を並べて作ったもの、
昔ここは沢が流れていたらしく、大きな丸い石がゴロゴロ出てくる。
開墾が大変だった。
EM ボカ
シ肥料と、秋の落ち葉、鶏糞を肥料にしています。無農
薬。今年は、大きな蜂と蜘蛛が虫を取ってくれました。
仙台市の助成制度を利用して、ボカシ容器をもらいまし
た。
水分を必要とする物、しないもの。酸性土壌に強い
もの弱いもの。密生に適しているもの、全くだめなもの。
なす科のもの(連作障害)。
水分が少い時期は、雑草を取らないで水分蒸発を防
ぐ。刈った雑草を上からかけても効果あり。マメに耕す
と、地面に生息する蜘蛛などがいなくなるので不必要に
しない。肥料はやりすぎると、虫が多く発生する。ボカ
シは深く埋める。
種は早く植えても、発芽条件を満たさないとだめ。
気温を見て 20 度ぐらいになるのをまつ。雨がふる前日
にまく。うえかえをいとわなければ、暗がりが良い。大
根、蕪、法蓮草等は発芽良い。ネギも良いが結局梅雨の
時期まで発芽しなかった。
- ネギ: 成長が遅いが、通年にわたって収穫。種ま
き 6 月 梅雨入り前。安いときにスーパーで買って植え
ておいても ok. 春まきのネギは 30cm ぐらいになる。
収穫は冬から春。10 月にも種をまく。
2005.3.20 発砲スチロール箱に植えて室内で種まき。
目が出るが 10 cm ぐらいで 1 箱 移植したら、乾燥のため
ほとんど移植失敗。のこりは 大きくなるのを待つ。
2005.4.29 Homac でネギ苗50把 398 円購入。苦土石灰、配合
マルチングで施肥、ハコベなどで表面乾燥防ぐ。
- にら: 成長せず、水不足か。9 月現在数株のこる。
花が咲く。来年に来たい。多年草。1
2005.4.1 下旬 にらも、発砲スチロール箱で種まき
ネギと一緒の箱だったので、子供のころは識別不能。
6 月ぐらいまで苗作り。
2005.4 上旬 ハコベに囲まれて新芽でる。本による
と15cm ぐらいで 2, 3cm 残して捨てがりせよとある。
Golden week 中に実行して食べることにする。
- 法蓮草: 虫がつきにくい。種まき 3 月下旬。9 月
にも種まき。少し日陰で、水分量が多い方が良さそう。
多少密生にしてもok.
- 大根: 大きくするのは難しいが作りやすい。種ま
き 4 月上旬。20cm ぐらいの長さで収穫。虫が多い。白
い肩をだすので、土をかけてあげた(かける必要ないら
しい、でもかけた方がいい)。かなり深く(50cm 以上) 掘ら
ないとだめ。肥料は少なめで良い。土作りが重要。
2004.11 ネギ、芽キャベツ、アシタバ、白菜、聖護院大根等
雑草はむやみに抜かない。根を張らせ土質改良。乾燥防止。
- 時無し小蕪: 9 月の頭ぐらいか、3 月下旬。夜盗
虫の被害大。回りの雑草をあまり取らないで、夜盗虫の
卵を食べる蜘蛛や、夜盗虫に雑草を食べさせる。夜盗虫
はしたに手を当てからとると振動で落ちた虫を get で
きる。
- とうもろこし: 連作注意。種まき 5 月上旬。日当
たりがとても重要。水分は多少乾いてもok. わき芽をと
る必要あり。
- トマト(なす科): 雨が少い 4, 5 月を狙う。苗か
ら。ミニトマトも良い。支柱がっしり。8 月上旬にも追
加苗を植えた。肥料が少くても ok. なす科。いっぱい脇の芽がでる。
すべて育てると実の付きが良くない。
- なす: 6 月上旬 ぐらいに苗を植える。日当たり重
要。9 月になってから良い実をつけはじめた。今年は日
当たりの悪いところに植えたので、来年はもっと日当た
りの良いところに。土質改良をして、連作障害を防ぐ。
なす科。夏のおわりに、剪定をして秋茄子のための新し
い枝を伸ばす。地面をはうような枝は落とす。
- シシトウ、ピーマン、とうがらし(なす科)、夏か
ら秋にかけて長い間とれる。密生しないように 50 cm
ぐらいあける。6 月苗。乾燥に耐えられる。とうがらし
は、上を向く種類と、下を向く種類がある。1, 2 株で
十分。なす科の連作障害に注意。秋の長雨がふったら、
ピーマンが好調(水分を好むようだ)。
- あしたば: 6 月植え付け良い天気にもかかわらず。
あまり大きくならず。すこし食べた。アシタバは、多年
草なので枯れたあとも耕さなければ、来年もはえる。
2005.4 に若葉がでた。今年は大きくなりそう。収穫は
内側の部分を取る。(外側はとらない)。4.28 初収穫 てんぷら
で そばとともに食べる。苦みが無い。この時期の青菜なら
むしろ、さっと湯掻く方が良いかも。
- かぼちゃ(うり科): 苗が伸びるので、端に植える。
5 月頃。勝手に伸びる。地ばいでok来年は別の場所に植
える。
- じゃがいも(なす科): 芽がでたスーパのじゃがい
もを 5 月に植えたら、8 月の頭に収穫大。9 月頃に地
面を掘っていると忘れたのがよく出てきた。2005 年は、
上の段か今の里芋のところに植えて放任。比較的酸性に
強い。乾燥に強い。芋を掘り出すときは、鍬はつかわず
に丁寧に。
2005.4.22 Golden week 1 週間前 半分にわって 3
時間日干して切口を乾燥後埋める。10 cm の深さ。4.29
まだ 芽が出ない。
- 里芋: なかなか芽が出ない。4 月植え付け。6 月
頃発芽。20C 以上ないと発芽しないので、あわてること
はない。9 月現在、だいぶ葉が繁る。最初に霜が降りた
とき、一斉に葉が枯れる。そのあと必要なとき必要な数
だけ掘り返す。一度に掘り返す必要は無い。非常に乾燥
に弱い。来年は名荷の隣か。少し種芋を残したい。里芋
の下に紫蘇をうえて乾燥を防ぐ。乾燥に非常に弱いので
雑草等をとらない。土寄せが良い。連作障害あるという本とないと本あり。
どちらか不明。2005 年は種芋を買っていない。
- さつま芋: 2004年は暑かったので良好。収穫はま
だ。収穫は気温が5 度ぐらいになってから。気温が 5
度以下になるといもの質が下がる。10 月中旬から下旬
を予定。窒素肥料をやりすぎると葉が繁り、地面に日が
当たらないので、よくない。2005 年は、106 の前の空
間に植えて放任にしたい。カリ肥料(草木灰)が必要。
乾燥に強い。
- 山椒: 2005.3 山椒の木が紫陽花の影にあるのを発見。
紫陽花の枝を選定し、共生をサポート。
2005.4.22 若芽採取。田楽豆腐を作る。若芽 10 個
(3cm ぐらい), 味噌 おおさじ 2 砂糖 おおさじ 1 みり
ん おおさじ 1 をすりばちで良く練る。水をきった豆腐
を 1 cm のあつさに切り、薄い油できつね色になるまで
豆腐の表面をフライパンで焼く。のせておしまい。ビー
ル良し。
- ゴーヤ: 2004年は暑かったので良好。1 本の苗で
十分。ネット支柱をしっかり。ゴーヤは9 月に再び実を
つけた。落ちた種で来年も芽が出るらしいので、来年も
同じ場所。
2005.4.25 乾燥した土地に芽が出ているが、まだゴー
ヤかどうか不明。
- キュウリ: 地面とあわないようだ。8 月下旬に新
たに植える。9 月に 1 本実をつける。
2005.4.29 地這いきゅうりの苗 Homac 128 円。ダイソーで種。50 円。
- 蔓なし隠元: つるがないので収穫が簡単。6 月下
旬に植えたが 8 月収穫。これも土質と関係あり。来年
は積極的に植えたい。まめ科も連作障害あり
- つるあり隠元: とうもろこしの収穫後に巻き付か
せる。6 月下旬に植えた。収穫小。これはあまりうまく
行かなかった。支柱をとうもろこしにしたのが失敗か。
- 枝豆: 日当たり、密生しないようにする。6 月中
旬に種。収穫まで60 日。根粒細菌びっしり。だいたい
感覚がわかったので、もう少し本格的に植える。豆科は
全体的に育てやすい。
- ソラマメ: 2004.12 D2 で 苗購入。仙台でも育つ
のですか? と聞いたら、売っているぐらいだからという
ので、購入。2005 年の雪の下 3 カ月に耐え、3 月末か
ら伸びはじめる。花が咲いてからの、脇からでる芽はと
るそうです。多肥はアブラムシを誘発するらしい。表面
乾燥を避けるためには回りにハコベがあると良いらしい
が、はえず。他のマメ科と同じ連作障害あり。2005 年
うまく行ったら、秋に苗作りを 9 月頃から ポットで開
始予定。
- みょうが: 畑のすみに 4 月に植える。あとは勝手
にはえる。2004.8 月中旬収穫大。茗荷が映えやすいように。
木下の部分を少し整地する。10 月ぐらい。
- 紫蘇: 去年の種がかってに出てくる。いくらでも
取れるが虫多し。来年も同じ場所に出るように調整。
- キャベツ: 7 月頃に芽が出てきた。(去年のは収穫
しないで花にした。) 9 月に新たに苗を植える。モンシ
ロ蝶の幼虫大。葉脈にそっていることが多い。丁寧に観
察して取る。
- 紫キャベツ: 結球せず。2005.4 ブロッコリのような
つぼみがたくさん出たので、つまんでゆでる。おいしい。
取ったところの脇から別のつぼみがでる。
2004.11
- ブロッコリー: 200.9 月に新たに苗。順調に育つ。虫
も比較的つきにくい。
2004.11
- カリフラワー: 2003 年 は 8 月に 2004 年は 9 月に苗を植えた。
秋の長雨にもかかわらずわらず、頑張る。12 月 1 日に収穫。
- 白菜: 2003.9 月 苗を植えた。11 月収穫。虫多し。9
月に種もまく。2004 年度は鳥に食べられる。
2004.11
- チンゲン菜: 8 月種。うえかえ 11 月まで収穫。
10 月まで夜盗虫多し。多肥が原因と参考書。
2004.11 上 水菜 下 サンチュ
- 水菜: 9 月に植える。成長速度大。虫にもつきに
くい。春京菜 2005 年 4 月に植える。4 月末本葉2, 3 枚。
水がおおく、しかも水がたまらない水はけのよいところ。
- ミツバ: 昨年種をまいたがしょうがと雑草にまみ
れて収穫せず。2005.4 に新芽がでる。収穫はしていな
い。本当にミツバか若干不安。味はミツバ。
2005.4.28 収穫しててんぷら。美味。吸い物にも挑戦。
- サンチュ: 9 月に苗を植える。あっというまに根
元まで食べられる。鳥か。しかしそのあと再び葉が成長。
- オクラ: 種 5 月下旬。50cm ぐらいの高さ。夏後
半に収穫。黄色い花が咲いた。
- ふき: 多年草。2005.4.29 青葉山某所より野生を 1 株移植。
半日陰を好むらしい。直射日光は嫌いらしいので、まわりに背の高いものを
植える予定。
以下は畑に植えている花です。
- コスモス: 去年の種がかってに出てくる。6 月に
うえかえ。支柱必要。
- マリーゴールド: 去年の種がかってに出てくる。6
月下旬にうえかえ。一緒にうえると虫よけ効果。また、
- ひまわり: 日照さえ良ければ ok. たくさん実をつ
けた。単に種をばらまいておく。秋の長雨で芽がでてしまった。
- グラジオラス: 夏に可憐に咲いた。倒れやすいのでとうがたったら、根元に土をかぶせる。
- チューリップ: 開花後の処理重要。去年は 50 球植えた。
雑草分類
野菜の種類にもよるが、基本的に雑草は抜かない。表面が乾燥するのを防ぐ。
雑草と取る場合にも、根は抜かない。表面で切る。
- ハコベ: 春の代表的で アルカリ性の土壌に育つ。うちのセキセイインコ
の大好物。同じ場所に はえる ウシハコベ は インコの食用にならない。
区別は、ウシハコベ: 葉っぱに毛が這えている。花がそろってたくさんついている。
ハコベ: オタマジャクシのように尻尾がはえてつぼみができる。葉っぱはつるつる。
- カラスノエンドウ: これもハコベのわきにできる。マメ科のつるがあるので
良くわかる。
自然農法に興味あり
- 動物系の堆肥の量を減らす。夜盗虫などの発生を防ぐ。
- 種を植えるとき以外、雑草などをとらない。乾燥を防ぐ。
春のハコベ、オオイヌノフグリ等は水分を保持するのに有効。
土壌がアルカリ性のしるし。スギナは酸性土壌。
- 雑草の根を残す。切った雑草は下に引く。
- 開墾は余りしない。小石を取り除いたりはまめにする。
地中の生態系を保存。
- 『自然流家庭菜園のつくり方』徳野雅仁著 洋泉社 図書館で
何回も借りて共感。とうとう買ってしまいました。2450円。
(ISBN 4-89691-448-1 c2040)。
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