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5.1 Numbers | ||
5.2 Strings | ||
5.3 Constants | ||
5.5 Lists | ||
5.6 Arrays | ||
5.8 Structures |
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5.1.1 Introduction to Numbers | ||
5.1.2 Functions and Variables for Numbers |
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Maximaでは複素数式を式の実部と%i
かける虚部の足し算で指定します。
例えば、等式 x^2 - 4*x + 13 = 0
の根は
2 + 3*%i
と 2 - 3*%i
です。
複素数式の積の整理は積を展開することで影響を受けるかもしれないことに注意してください。
複素数式の商や根、他の関数の整理は普通、
realpart
, imagpart
, rectform
, polarform
,
abs
, carg
関数を使って達成することができます。
Categories: Complex variables
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exprの中のすべての数や数の関数を多倍長浮動小数点に変換します。
戻り値の多倍長浮動小数点の有効桁数は、
グローバル変数fpprec
によって規定されます。
float2bf
がfalse
の場合、
浮動小数点が多倍長浮動小数点に変換される時
(精度が落ちることを意味するので)警告メッセージが出力されます。
Categories: Numerical evaluation
もしexprが多倍長浮動小数点数ならtrue
を、そうでなければfalse
を返します。
Categories: Numerical evaluation · Predicate functions
デフォルト値: false
bftorat
は多倍長浮動小数点の有理数への変換を制御します。
bftorat
がfalse
の時、
ratepsilon
が変換を制御するのに使われます。
(これは比較的小さな有理数になります。)
bftorat
がtrue
の時、
生成された有理数は多倍長浮動小数点を正確に表します。
注意: bftorat
は関数
rationalize
を使った有理数への変換に関して効果を持ちません。
例:
(%i1) ratepsilon:1e-4; (%o1) 1.e-4 (%i2) rat(bfloat(11111/111111)), bftorat:false; `rat' replaced 9.99990999991B-2 by 1/10 = 1.0B-1 1 (%o2)/R/ -- 10 (%i3) rat(bfloat(11111/111111)), bftorat:true; `rat' replaced 9.99990999991B-2 by 11111/111111 = 9.99990999991B-2 11111 (%o3)/R/ ------ 111111 |
Categories: Numerical evaluation
デフォルト値: true
bftrunc
は、非ゼロの多倍長浮動小数点数の中のずるずる続くゼロを表示しないようにします。
例えば、もしbftrunc
がfalse
なら、
bfloat (1)
は1.000000000000000B0
と表示されます。
そうでなければ、これは、1.0B0
と表示されます。
Categories: Numerical evaluation
もし exprが偶数なら true
を、そうでなければ false
を返します。
たとえ exprが even
と宣言されていても
もし exprがシンボルなら、evenp
は false
を返します。
Categories: Predicate functions
exprの中の整数、有理数、多倍長浮動小数点を浮動小数点に変換します。
float
はevflag
でもあり、
非整数有理数と多倍長浮動小数点を浮動小数点に変換します。
Categories: Numerical evaluation · Evaluation flags
デフォルト値: true
float2bf
がfalse
の場合、
浮動小数点が多倍長浮動小数点に変換される時、
(これは精度の無駄使いとなるかもしれないので、)
警告メッセージが表示されます。
Categories: Numerical evaluation
もしexprが浮動小数点なら
true
を返し、そうでないなら
false
を返します。
Categories: Numerical evaluation · Predicate functions
デフォルト値: 16
fpprec
は多倍長浮動小数点上の代数のための有効桁数です。
fpprec
は通常の浮動小数点上の計算に影響を与えません。
bfloat
とfpprintprec
も参照してください。
Categories: Numerical evaluation
デフォルト値: 0
fpprintprec
は、通常の浮動小数点もしくは多倍長浮動小数点を表示する時の
表示する桁数です。
通常の浮動小数点に関しては、
fpprintprec
が2から16までの値を持つ時、
表示されるディジット数はfpprintprec
に等しいです。
そうでなければ、fpprintprec
は0もしくは16より大きく、
表示されるディジット数は16です。
多倍長浮動小数点に関しては、
fpprintprec
が2からfpprec
までの値を持つ時、
表示される桁数は、fpprintprec
に等しいです。
そうでなければ、fpprintprec
は、0もしくはfpprec
より大きく、
表示される桁数はfpprec
に等しいです。
通常の浮動小数点でも多倍長浮動小数点でも、後置ゼロは抑制されます。
もし後置ゼロがあれば、表示される実際の桁数は fpprintprec
を小さくなります。
fpprintprec
は1にはできません。
Categories: Numerical evaluation · Display flags and variables
もしexprが整数リテラルなら true
を、
そうでないなら false
を返します。
たとえ exprが integer
と宣言されていても、もし exprがシンボルなら
integerp
は false
を返します。
例:
(%i1) integerp (0); (%o1) true (%i2) integerp (1); (%o2) true (%i3) integerp (-17); (%o3) true (%i4) integerp (0.0); (%o4) false (%i5) integerp (1.0); (%o5) false (%i6) integerp (%pi); (%o6) false (%i7) integerp (n); (%o7) false (%i8) declare (n, integer); (%o8) done (%i9) integerp (n); (%o9) false |
Categories: Predicate functions
デフォルト値: false
m1pbranch
は -1
のべき乗の主枝です。
(-1)^(1/3)
(すなわち、「奇」の有理指数)や
(-1)^(1/4)
(すなわち、「偶」の有理指数)
のような量は以下のように扱われます:
domain:real (-1)^(1/3): -1 (-1)^(1/4): (-1)^(1/4) domain:complex m1pbranch:false m1pbranch:true (-1)^(1/3) 1/2+%i*sqrt(3)/2 (-1)^(1/4) sqrt(2)/2+%i*sqrt(2)/2 |
Categories: Expressions · Global flags
n >= 0
かつ nが整数の時だけtrue
を返します。
Categories: Package linearalgebra · Predicate functions
もしexprが文字リテラルか、有理数か、浮動小数点数か、多倍長浮動小数点なら
true
を、
そうでなければ false
を返します。
たとえ exprが %pi
や %i
のようなシンボリックな数でも、また、
even
, odd
, integer
, rational
, irrational
,
real
, imaginary
, complex
のいずれかに宣言されていても、
もし exprがシンボルなら numberp
は false
を返します。
例:
(%i1) numberp (42); (%o1) true (%i2) numberp (-13/19); (%o2) true (%i3) numberp (3.14159); (%o3) true (%i4) numberp (-1729b-4); (%o4) true (%i5) map (numberp, [%e, %pi, %i, %phi, inf, minf]); (%o5) [false, false, false, false, false, false] (%i6) declare (a, even, b, odd, c, integer, d, rational, e, irrational, f, real, g, imaginary, h, complex); (%o6) done (%i7) map (numberp, [a, b, c, d, e, f, g, h]); (%o7) [false, false, false, false, false, false, false, false] |
Categories: Predicate functions
numer
は数値の引数を持つ(指数関数を含む)いくつかの数学関数を
浮動小数点に評価するようにします。
数値が与えられたexpr
の中の変数を値に置き換えるようにします。
それは float
スイッチをオンにもします。
%enumer
も参照してください。
例:
(%i1) [sqrt(2), sin(1), 1/(1+sqrt(3))]; 1 (%o1) [sqrt(2), sin(1), -----------] sqrt(3) + 1 (%i2) [sqrt(2), sin(1), 1/(1+sqrt(3))],numer; (%o2) [1.414213562373095, .8414709848078965, .3660254037844387] |
Categories: Numerical evaluation · Evaluation flags
デフォルト値: false
オプション変数numer_pbranch
は
負の整数、有理数、または浮動小数点数のべきの数値評価を制御します。
numer_pbranch
がtrue
でかつ、指数が浮動小数点数であるか
オプション変数numer
もtrue
の時、
Maximaは主枝を使って数値結果を評価します。
そうでなければ、式整理されたが未評価の結果が返されます。
例:
(%i1) (-2)^0.75; 0.75 (%o1) (- 2) (%i2) (-2)^0.75,numer_pbranch:true; (%o2) 1.189207115002721 %i - 1.189207115002721 (%i3) (-2)^(3/4); 3/4 3/4 (%o3) (- 1) 2 (%i4) (-2)^(3/4),numer; 0.75 (%o4) 1.681792830507429 (- 1) (%i5) (-2)^(3/4),numer,numer_pbranch:true; (%o5) 1.189207115002721 %i - 1.189207115002721 |
Categories: Numerical evaluation
変数x_1
, …, x_n
を
expr_1
, …, expr_n
に等しい数値を持つ変数だと宣言します。
もし numer
フラグが true
なら、
変数が現れる任意の式にて、数値は評価され、変数に代入されます。
ev
も参照してください。
式expr_1
, …, expr_n
は、任意の式を取り得ます。数値である必要はありません。
Categories: Declarations and inferences · Numerical evaluation
もし expが奇数リテラルであれば true
を、そうでなければ false
を返します。
たとえ exprが odd
と宣言されていても
もし exprがシンボルなら
oddp
は false
を返します。
Categories: Predicate functions
デフォルト値: 2.0e-15
オプション変数 bftorat
が値 false
を持つ時、
ratepsilon
は浮動小数点数を有理数に変換する際に使われる許容誤差です。
例はbftorat
を参照してください。
Categories: Numerical evaluation · Rational expressions
Maximaの式exprの中の倍精度浮動小数点やビッグフローすべてを同値の有理数に変換します。
もし浮動小数点の2値表現に詳しくなれば、rationalize (0.1)
が1/10に等しくないことに
驚くかもしれません。
この振る舞いはMaximaに特別なわけではありません。―1/10は2値の循環小数表現を持ちます。
(%i1) rationalize (0.5); 1 (%o1) - 2 (%i2) rationalize (0.1); 3602879701896397 (%o2) ----------------- 36028797018963968 (%i3) fpprec : 5$ (%i4) rationalize (0.1b0); 209715 (%o4) ------- 2097152 (%i5) fpprec : 20$ (%i6) rationalize (0.1b0); 236118324143482260685 (%o6) ---------------------- 2361183241434822606848 (%i7) rationalize (sin (0.1*x + 5.6)); 3602879701896397 x 3152519739159347 (%o7) sin(------------------ + ----------------) 36028797018963968 562949953421312 |
Categories: Numerical evaluation
もしexprが整数リテラルもしくは整数リテラルの比なら true
を返し、
そうでなければ false
を返します。
Categories: Predicate functions · Rational expressions
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5.2.1 Introduction to Strings | ||
5.2.2 Functions and Variables for Strings |
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文字列(クォートされた文字の列)は入力の際にはダブルクォートマーク "
で括り、
グローバル変数 stringdisp
に依存して、クォートマークありだったりなしだったりで
表示されます。
文字列は、埋め込みタブ、改行、キャリッジリターン文字を含む任意の文字を含み得ます。
列 \"
は文字通りダブルクォートとして認識され、
\\
は文字通りバックスラッシュとして認識されます。
バックスラッシュが行の終わりに現れる時、
バックスラッシュと(改行かキャリッジリターンと改行かいずれかの)行終端を無視します。
そして、文字列は次の行に続きます。
他にバックスラッシュともう一つの文字の組み合わせで特殊なものはありません;
"
か, \
, 行終端以外の任意の文字の前にバックスラッシュが現れる時、
バックスラッシュは無視されます。
文字列の中に文字リテラルを埋め込むことを除いて
(タブ、改行、キャリッジリターンのような)特殊文字を表す方法はありません。
Maximaでは文字タイプはありません; 文字単体は1文字の文字列として表されます。
stringproc
アドオンパッケージは文字列に機能する多くの関数を含みます。
例:
(%i1) s_1 : "This is a string."; (%o1) This is a string. (%i2) s_2 : "Embedded \"double quotes\" and backslash \\ characters."; (%o2) Embedded "double quotes" and backslash \ characters. (%i3) s_3 : "Embedded line termination (%o3) Embedded line termination in this string. (%i4) in this string."; (%o4) Ignore the line termination characters in this string. (%i5) s_4 : "Ignore the \ (%o5) false (%i6) line termination \ (%o6) This is a string. (%i7) characters in \ (%o7) true (%i8) this string."; (%o8) "This is a string." (%i9) stringdisp : false; |
Categories: Syntax
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引数を連結します。 引数はアトムに評価されなければいけません。 もし最初の引数がシンボルなら戻り値はシンボルで、 そうでなければ文字列です。
concat
は引数を評価します。
シングルクォート'
は評価を抑制します。
(%i1) y: 7$ (%i2) z: 88$ (%i3) concat (y, z/2); (%o3) 744 (%i4) concat ('y, z/2); (%o4) y44 |
concat
によって組み立てられたシンボルは値に割り当てられたり、式の中に現れたりします。
::
(ダブルコロン)割り当て演算子は左辺を評価します。
(%i5) a: concat ('y, z/2); (%o5) y44 (%i6) a:: 123; (%o6) 123 (%i7) y44; (%o7) 123 (%i8) b^a; y44 (%o8) b (%i9) %, numer; 123 (%o9) b |
concat (1, 2)
は数のように見えますが、文字列であることに注意してください。
(%i10) concat (1, 2) + 3; (%o10) 12 + 3 |
Categories: Expressions · Strings
引数を文字列に連結します。
concat
と違い、引数はアトムである必要はありません。
(%i1) sconcat ("xx[", 3, "]:", expand ((x+y)^3)); (%o1) xx[3]:y^3+3*x*y^2+3*x^2*y+x^3 |
Categories: Expressions · Strings
expr
を、ただまるでタイプされたようにMaximaの線形表記に変換します。
string
の戻り値は文字列であり、
計算の中で使うことはできません。
Categories: Strings
デフォルト値: false
stringdisp
がtrue
の時、
文字列はダブルクォートマークで囲まれて表示されます。
そうでなければクォートマークは表示されません。
関数定義を表示する時はいつも、stringdisp
は true
です。
例:
(%i1) stringdisp: false$ (%i2) "This is an example string."; (%o2) This is an example string. (%i3) foo () := print ("This is a string in a function definition."); (%o3) foo() := print("This is a string in a function definition.") (%i4) stringdisp: true$ (%i5) "This is an example string."; (%o5) "This is an example string." |
Categories: Display flags and variables
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5.4 Functions and Variables for Constants |
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%e
はEuler数としても知られる自然対数の基数を表します。
%e
の数値は倍精度浮動小数点数2.718281828459045d0です。
Categories: Constants
%i
は虚数単位sqrt(- 1)を表します。
Categories: Constants
false
は同じ名前のブーリアン定数を表します。
Maximaは、Lispの値NIL
でfalse
を実装しています。
Categories: Constants
Euler-Macheroni定数0.5772156649015329 ....
Categories: Constants
ind
は有界で不定の結果を表します。
limit
も参照してください。
例:
(%i1) limit (sin(1/x), x, 0); (%o1) ind |
Categories: Constants
inf
は実数の正の無限大を表します。
Categories: Constants
infinity
は複素数の無限大を表します。
Categories: Constants
minf
は実数のマイナスの(すなわち負の)無限大を表します。
Categories: Constants
%phi
は黄金比と呼ばれる(1 + sqrt(5))/2を表します。
%phi
の数値は倍精度浮動小数点数1.618033988749895d0です。
fibtophi
は、%phi
を使って
フィボナッチ数fib(n)
を表現します。
デフォルトでは、Maximaは
%phi
の代数的プロパティを知りません。
tellrat(%phi^2 - %phi - 1)
とalgebraic: true
を評価した後、
ratsimp
は %phi
を含むいくつかの式を整理できます。
例:
fibtophi
は、%phi
を使って
フィボナッチ数fib(n)
を表現します。
(%i1) fibtophi (fib (n)); n n %phi - (1 - %phi) (%o1) ------------------- 2 %phi - 1 (%i2) fib (n-1) + fib (n) - fib (n+1); (%o2) - fib(n + 1) + fib(n) + fib(n - 1) (%i3) fibtophi (%); n + 1 n + 1 n n %phi - (1 - %phi) %phi - (1 - %phi) (%o3) - --------------------------- + ------------------- 2 %phi - 1 2 %phi - 1 n - 1 n - 1 %phi - (1 - %phi) + --------------------------- 2 %phi - 1 (%i4) ratsimp (%); (%o4) 0 |
デフォルトでは、Maximaは
%phi
の代数的プロパティを知りません。
tellrat(%phi^2 - %phi - 1)
とalgebraic: true
を評価した後、
ratsimp
は %phi
を含むいくつかの式を整理できます。
(%i1) e : expand ((%phi^2 - %phi - 1) * (A + 1)); 2 2 (%o1) %phi A - %phi A - A + %phi - %phi - 1 (%i2) ratsimp (e); 2 2 (%o2) (%phi - %phi - 1) A + %phi - %phi - 1 (%i3) tellrat (%phi^2 - %phi - 1); 2 (%o3) [%phi - %phi - 1] (%i4) algebraic : true; (%o4) true (%i5) ratsimp (e); (%o5) 0 |
Categories: Constants
%pi
は直径に体する円周の比を表します。
%pi
の数値は倍精度浮動小数点数3.141592653589793d0です。
Categories: Constants
true
は同じ名前のブーリアン定数を表します。
MaximaはLispの値T
でtrue
を実装しています。
Categories: Constants
und
は未定義の結果を表します。
limit
も参照してください。
例:
(%i1) limit (x*sin(x), x, inf); (%o1) und |
Categories: Constants
zeroa
はゼロの上の無限小を表します。
zeroa
は式の中で使うことができます。
limit
は無限小を含む式を整理します。
例:
limit
は無限小を含む式を整理します:
(%i1) limit(zeroa); (%o1) 0 (%i2) limit(x+zeroa); (%o2) x |
Categories: Constants
zerob
はゼロの下の無限小を表します。
zerob
は式の中で使うことができます。
limit
は無限小を含む式を整理します。
Categories: Constants
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5.5.1 Introduction to Lists | ||
5.5.2 Functions and Variables for Lists | ||
5.5.3 Performance considerations for Lists |
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リストはMaximaとLispにとって基本的な構成要素です。
配列、ハッシュテーブル、数以外のデータタイプすべてはLispのリストとして表現されます。
これらのLispのリストは
式 a+2
を示すために以下の形式を取ります。
((MPLUS) $A 2) |
Maximaレベルでは中置表記a+2
を見ることになるでしょう。
Maximaには、以下のようにプリントされるリストもあります。
[1, 2, 7, x+y] |
これは4要素のリストの場合の例です。 内部的には、これは以下の形式のLispのリストに対応します。
((MLIST) 1 2 7 ((MPLUS) $X $Y)) |
Maxima式のタイプフィールドを意味するフラグはそれ自体リストです。 整理器を通った後、上のリストは以下のようになるでしょう。
((MLIST SIMP) 1 2 7 ((MPLUS SIMP) $X $Y)) |
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[
と ]
は、それぞれ、リストの始まりと終わりをマークします。
[
と]
は、リスト、配列、ハッシュ配列、配列関数の添字もくくります。
配列と違い、リストの n
番目の要素にアクセスすることは
おおよそ n
に比例する時間が必要なことに注意してください。
See section Performance considerations for Lists
例:
(%i1) x: [a, b, c]; (%o1) [a, b, c] (%i2) x[3]; (%o2) c (%i3) array (y, fixnum, 3); (%o3) y (%i4) y[2]: %pi; (%o4) %pi (%i5) y[2]; (%o5) %pi (%i6) z['foo]: 'bar; (%o6) bar (%i7) z['foo]; (%o7) bar (%i8) g[k] := 1/(k^2+1); 1 (%o8) g := ------ k 2 k + 1 (%i9) g[10]; 1 (%o9) --- 101 |
list_1の要素のあとに
list_2の要素が続き、…
という1つのリストを返します。
append
は一般式上でも機能します。
例えば、 append (f(a,b), f(c,d,e));
は
f(a,b,c,d,e)
をもたらします。
join
も参照してください。
例を見るには、 example(append);
を実行してください。
Categories: Lists · Expressions
この関数は入力 listの左辺の中で keyを探します。 list引数はリストでなければならず、その要素のそれぞれは正確に2つの部分を持つ式です。 最も普通には、listの要素はそれ自身リストで、それぞれが2つの要素を持ちます。
assoc
関数は listに従って、それぞれの要素の最初の部分が keyと等しいかチェックを
繰り返します。
もし比較が真になる要素が見つかったら、 assoc
はその要素の二番目の部分を返します。
もしリストの中にそんな要素が存在しなければ、
assoc
は false
か、もし与えられていれば defaultを返します。
例えば、 式 assoc (y, [[x,1], [y,2], [z,3]])
の場合、
assoc
関数はリスト [[y,1],[x,2]]
の左辺に y
を探して、第二項にそれを見つけて、 2
を返します。
assoc (z, [[x,1], [z,2], [z,3]])
の場合、
探索は z
で始まる最初の項で止まり、 2
を返します。
assoc(x, [[y,1]])
の場合、マッチする要素がないので、 assoc
は false
を返します。
(%i1) assoc (y, [[x,1], [y,2],[z,3]]); (%o1) 2 (%i2) assoc (z, [[x,1], [z,2], [z,3]]); (%o2) 2 (%i3) assoc (x, [[y,1]]); (%o3) false |
Categories: Lists · Expressions
cons (expr, list)
は
要素 exprを一番目の要素とし、listの要素が続くように構成された新しいリストを返します。
これは Lisp言語の構成演算 "cons"に類似したものです。
Maxima 関数 cons
は二番目の引数がリストとは別のものであるような使い方もでき、役に立つかもしれません。
この場合、 cons (expr_1, expr_2)
は
expr_2と同じ演算子に引数 cons(expr_1, args(expr_2))
を渡した式を返します。
例:
(%i1) cons(a,[b,c,d]); (%o1) [a, b, c, d] (%i2) cons(a,f(b,c,d)); (%o2) f(a, b, c, d) |
一般的にはリストでないものに適用した cons
は意味がありません。
例えば、'^'は3つの引数を取れないので cons(a,b^c)
は違法な式になります。
inflag
が真の時、 cons
は式の内部構造上に演算し、そうでなければ
cons
は表示形式上に演算します。
特に inflag
が真の時、リストでないものに適用されあt cons
は時々驚くべき結果を与えます;
例えば
(%i1) cons(a,-a), inflag : true; 2 (%o1) - a (%i2) cons(a,-a), inflag : false; (%o2) 0 |
Categories: Lists · Expressions
リスト listのコピーを返します。
Categories: Lists
list_1の要素それぞれにバインドされた x_1で、 また、それぞれのバインドに対して、 x_2を list_2の要素それぞれにバインドして、... それらのバインドを使って formを評価することによって リストを生成します。 結果の要素の数はそれぞれのリストの要素の数の積です。 それぞれの変数 x_iは実際に、シンボルでなければいけません。ーそれは評価されません。 リスト引数は繰り返しの始めに一度だけ評価されます。
(%i1) create_list(x^i,i,[1,3,7]); 3 7 (%o1) [x, x , x ] |
二重の繰り返しで:
(%i1) create_list([i,j],i,[a,b],j,[e,f,h]); (%o1) [[a, e], [a, f], [a, h], [b, e], [b, f], [b, h]] |
list_iの代わりに、 それぞれが数に評価される2つの引数を供給することもできます。 これらは繰り返しの下限と上限になります。
(%i1) create_list([i,j],i,[1,2,3],j,1,i); (%o1) [[1, 1], [2, 1], [2, 2], [3, 1], [3, 2], [3, 3]] |
j
変数の範囲やリストは i
の現在値に依存することができることに注意してください。
Categories: Lists
delete(expr_1, expr_2)
は、
expr_2から
そのトップレベル演算子の引数のうち、
expr_1と("="で決定される意味で)同じ引数を取り除きます。
"="は、同値ではなく、形式的な同一をテストすることに注意してください。
部分式の引数には影響しないことにも注意してください。
expr_1はアトムか、非アトムの式を取り得ます。
expr_2は任意の非アトムの式を取り得ます。
delete
は新しい式を返します;
expr_2を変更しません。
delete(expr_1, expr_2, n)
は、
expr_2から そのトップレベル演算子の引数のうち、 expr_1と同じ最初の n個の引数を取り除きます。 もしそんな引数が n個より少ないなら、 該当するすべての引数が取り除かれます。
例:
リストから要素を削除。
(%i1) delete (y, [w, x, y, z, z, y, x, w]); (%o1) [w, x, z, z, x, w] |
和から項を削除。
(%i1) delete (sin(x), x + sin(x) + y); (%o1) y + x |
積から因子を削除。
(%i1) delete (u - x, (u - w)*(u - x)*(u - y)*(u - z)); (%o1) (u - w) (u - y) (u - z) |
任意の式から引数を削除。
(%i1) delete (a, foo (a, b, c, d, a)); (%o1) foo(b, c, d) |
削除する引数の数を制限。
(%i1) delete (a, foo (a, b, a, c, d, a), 2); (%o1) foo(b, c, d, a) |
引数が expr_1と同じかどうかは"="で決定されます。
equal
ですが、"="でない引数は取り除かれません。
(%i1) [is(equal(0, 0)), is(equal(0, 0.0)), is(equal(0, 0b0))]; (%o1) [true, true, true] (%i2) [is (0 = 0), is (0 = 0.0), is (0 = 0b0)]; (%o2) [true, false, false] (%i3) delete (0, [0, 0.0, 0b0]); (%o3) [0.0, 0.0b0] (%i4) is (equal ((x + y)*(x - y), x^2 - y^2)); (%o4) true (%i5) is ((x + y)*(x - y) = x^2 - y^2); (%o5) false (%i6) delete ((x + y)*(x - y), [(x + y)*(x - y), x^2 - y^2]); 2 2 (%o6) [x - y ] |
Categories: Lists · Expressions
式またはリスト exprの8番目の項を返します。
詳細は first
を参照してください。
Categories: Lists · Expressions
endcons (expr, list)
はlistの要素に exprが続くように構成された新しいリストを返します。
Maxima 関数 endcons
は二番目の引数がリストとは別のものであるような使い方もでき、役に立つかもしれません。 この場合、
endcons (expr_1, expr_2)
は expr_2と同じ演算子に引数 endcons(expr_1, args(expr_2))
を渡した式を返します。
例:
(%i1) endcons(a,[b,c,d]); (%o1) [b, c, d, a] (%i2) endcons(a,f(b,c,d)); (%o2) f(b, c, d, a) |
一般的にはリストでないものに適用した endcons
は意味がありません。
例えば、'^'は3つの引数を取れないので endcons(a,b^c)
は違法な式になります。
inflag
が真の時、 endcons
は式の内部構造上に演算し、そうでなければ
endcons
は表示形式上に演算します。
特に inflag
が真の時、リストでないものに適用されあt endcons
は時々驚くべき結果を与えます;
例えば
(%i1) endcons(a,-a), inflag : true; 2 (%o1) - a (%i2) endcons(a,-a), inflag : false; (%o2) 0 |
Categories: Lists · Expressions
式またはリスト exprの5番目の項を返します。
詳細は first
を参照してください。
Categories: Lists · Expressions
リストの最初の要素、行列の最初の行、和の最初の項などに帰着する、 exprの最初の部分を返します:
(%i1) matrix([1,2],[3,4]); [ 1 2 ] (%o1) [ ] [ 3 4 ] (%i2) first(%); (%o2) [1,2] (%i3) first(%); (%o3) 1 (%i4) first(a*b/c+d+e/x); a b (%o4) --- c (%i5) first(a=b/c+d+e/x); (%o5) a |
first
とその関連関数 rest
と last
は、
入力時にタイプした形式ではなく、 exprの表示形式上で機能することに注意してください。
しかしながら、もし変数 inflag
が true
に設定されているなら、
これらの関数は exprの内部形式を見ます。
これが違いを生む理由の1つは、整理器が式を並べ替えするからです:
(%i1) x+y; (%o1) y+1 (%i2) first(x+y),inflag : true; (%o2) x (%i3) first(x+y),inflag : false; (%o3) y |
関数 second
… tenth
は
入力引数の二番目から十番目の部分をもたらします。
part
も参照してください。
Categories: Lists · Expressions
式またはリスト exprの4番目の項を返します。
詳細は first
を参照してください。
Categories: Lists · Expressions
リストlとmの要素を交互に含む新しいリストを生成します。
結果は、要素 [l[1], m[1], l[2], m[2], ...]
を持ちます。
リスト lと mは、任意のタイプの要素を含めます。
もしリストの長さが違ったら、
join
は長いリストの要素を無視します。
もし lか mがリストでなかったら、 Maximaは文句を言います。
append
も参照してください。
例:
(%i1) L1: [a, sin(b), c!, d - 1]; (%o1) [a, sin(b), c!, d - 1] (%i2) join (L1, [1, 2, 3, 4]); (%o2) [a, 1, sin(b), 2, c!, 3, d - 1, 4] (%i3) join (L1, [aa, bb, cc, dd, ee, ff]); (%o3) [a, aa, sin(b), bb, c!, cc, d - 1, dd] |
Categories: Lists
expr最後の(項、行、要素など)部分を返します。
Categories: Lists · Expressions
(デフォルトでは) exprの外部(表示)形式の部分の数を返します。
リストに関しては、これは要素の数を返し、
行列に関しては行数であり、
和に関しては項数です。
(dispform
を参照してください。)
length
コマンドは inflag
スイッチに影響されます。
だから例えば、 length(a/(b*c));
は、
(exptdispflag
が true
と仮定して)
もし inflag
が false
なら2を与えますが、
もし inflag
が true
なら3を与えます。
(内部表現は本質的には a*b^-1*c^-1
です。)
リストの長さを決定するには通常リストの要素の数に比例する時間が必要です。 なので、もしループの中でリストの長さを使っているなら、ループの外で長さを計算させれば 劇的にパフォーマンスが改善されるかもしれません。
Categories: Lists · Expressions
デフォルト値: true
- もし false
なら、
リストを伴う任意の算術演算が抑制されるようになります;
true
の時、リスト-行列演算では、
リストが行列に変換されるようになり、いつも行列の結果をもたらすよう連鎖します。
しかしながら、リスト-リスト演算はリストを返します。
Categories: Lists · Global flags
もし exprがリストなら true
、
そうでなければ false
を返します。
Categories: Lists · Predicate functions
一番目の形 makelist ()
は空のリストを生成します。
二番目の形 makelist (expr)
は
exprを1つの要素とするリストを生成します。
makelist (expr, n)
は
exprから生成される n個の要素のリストを生成します。
最も一般的な形 makelist (expr, i, i_0, i_max,
step)
は
i_0から i_1に等しい j
に対して
ev (expr, i=j)
が以下の数列の要素 j
に
適用された時得られる要素のリストを返します:
i_0, i_0 + step, i_0 + 2*step, ...,
ただし、|j|は|i_max|以下。
増分 stepは(正でも負でも)数であったり、式であったりします。 もし省略されたら、デフォルト値 1が使われます。 もし i_0と stepの両方が省略されたら、 それらはデフォルト値 1を取ります。
makelist (expr, x, list)
は、
1から length (list)
に等しい j
に対して、
j
番目の要素が ev (expr, x=list[j])
に等しい
リストを返します。
例:
(%i1) makelist (concat (x,i), i, 6); (%o1) [x1, x2, x3, x4, x5, x6] (%i2) makelist (x=y, y, [a, b, c]); (%o2) [x = a, x = b, x = c] (%i3) makelist (x^2, x, 3, 2*%pi, 2); (%o3) [9, 25] (%i4) makelist (random(6), 4); (%o4) [2, 0, 2, 5] (%i5) flatten (makelist (makelist (i^2, 3), i, 4)); (%o5) [1, 1, 1, 4, 4, 4, 9, 9, 9, 16, 16, 16] (%i6) flatten (makelist (makelist (i^2, i, 3), 4)); (%o6) [1, 4, 9, 1, 4, 9, 1, 4, 9, 1, 4, 9] |
Categories: Lists
もし
args(expr_2)
の中のある要素aに対して
is(expr_1 = a)
なら
true
を返し、
そうでなければ false
を返します。
expr_2
は通常リストです。
その場合、 args(expr_2) = expr_2
かつ
expr_2
の中のある要素 aに対して、
is(expr_1 = a)
であることがテストです。
member
は
expr_2
の引数の部分を検査しません。
だから、
たとえ expr_1
が expr_2
のある引数の部分であっても
false
を返すかもしれません。
elementp
も参照してください。
例:
(%i1) member (8, [8, 8.0, 8b0]); (%o1) true (%i2) member (8, [8.0, 8b0]); (%o2) false (%i3) member (b, [a, b, c]); (%o3) true (%i4) member (b, [[a, b], [b, c]]); (%o4) false (%i5) member ([b, c], [[a, b], [b, c]]); (%o5) true (%i6) F (1, 1/2, 1/4, 1/8); 1 1 1 (%o6) F(1, -, -, -) 2 4 8 (%i7) member (1/8, %); (%o7) true (%i8) member ("ab", ["aa", "ab", sin(1), a + b]); (%o8) true |
Categories: Lists · Expressions · Predicate functions
式またはリスト exprの9番目の項を返します。
詳細は first
を参照してください。
Categories: Lists · Expressions
pop
は、リスト listから最初の要素を取り除き、返します。
引数 listは空でないリストにバインドされたmapatomでなければいけません。
もし引数 listが空でないリストにバインドされてなければ、
Maximaはエラーシグナルを発します。
例には push
も参照してください。
Categories: Lists · Expressions
push
は項目 itemをリスト listの先頭に追加し、
新しいリストのコピーを返します。
2番目の引数 listは空でないリストにバインドされたmapatomでなければいけません。
1番目の引数 itemは任意のMaximaシンボルや式が使えます。
もし引数 listが空でないリストにバインドされてなければ、 Maximaはエラーシグナルを発します。
リストから最初の項目を取り除くには pop
を参照してください。
例:
(%i1) ll: []; (%o1) [] (%i2) push (x, ll); (%o2) [x] (%i3) push (x^2+y, ll); 2 (%o3) [y + x , x] (%i4) a: push ("string", ll); 2 (%o4) [string, y + x , x] (%i5) pop (ll); (%o5) string (%i6) pop (ll); 2 (%o6) y + x (%i7) pop (ll); (%o7) x (%i8) ll; (%o8) [] (%i9) a; 2 (%o9) [string, y + x , x] |
Categories: Lists · Expressions
もし nが正なら、
頭の n個の要素を取り除いた
exprを返し、
もし nが負なら、
お尻の - n
個の要素を取り除いた
exprを返します。
もし nが1なら、省略できます。
1番目の引数 exprは、リスト、行列、他の式を取り得ます。
exprが mapatomの時、 rest
はエラーシグナルを発します;
exprが 空のリストで partswitch
が真の時、 rest
は end
を返します。
rest
を f(a,b,c)
のような式に適用すると f(b,c)
を返します。
一般的には、リストでないものに rest
を適用することは意味がありません。
例えば、 '^'は2つの引数を要求するので、
rest(a^b)
はエラーメッセージを出力します。
args(a^b)
は [a,b]
を返し、 op(a^b)
は ^を返すので
関数 args
と op
も役に立つかもしれません
(%i1) rest(a+b+c); (%o1) b+a (%i2) rest(a+b+c,2); (%o2) a (%i3) rest(a+b+c,-2); (%o3) c |
Categories: Lists · Expressions
list のメンバーの順序を逆にします。
(メンバー自身は変えません。)
reverse
は、一般式でも機能します。
例えば、 reverse(a=b);
は b=a
を与えます。
Categories: Lists · Expressions
式またはリスト exprの二番目の項を返します。
詳細は first
を参照してください。
Categories: Lists · Expressions
式またはリスト exprの7番目の項を返します。
詳細は first
を参照してください。
Categories: Lists · Expressions
式またはリスト exprの6番目の項を返します。
詳細は first
を参照してください。
Categories: Lists · Expressions
sort(L, P)
は
2つの引数の述語論理P
に従ってリストLをソートします。
P
はLの要素上で厳密で弱い順序を定義します。
もし [P(a, b)
が true
なら、
結果の中でa
は b
より先に現れます。
もし [P(a, b)
も [P(b, a)
も true
でないなら、
a
と b
は等価で、入力と同じ順序で結果の中に現れます。
すなわち、 sort
は安定ソートです。
もしLの中のある要素で
[P(a, b)
と [P(b, a)
両方とも true
なら、
Pは有効なソート述語論理ではなく、結果は未定義です。
もし P(a, b)
が true
でも false
でもない別の何かなら、
sort
はエラーをシグナルします。
述語論理は関数や2値中値演算子の名前として、lambda
式として指定されるかもしれません。
もし演算子名として指定するなら、名前を「ダブルクォート」でくくらなければいけません。
ソートされたリストは新しいオブジェクトとして返されます; Lは変更されません。
sort(L)
は (L, ordderlessp)
と同値です。
orderlessp
が決定するように、デフォルトのソート順序は昇順です。
述語論理 ordergreatp
はリストを降順にソートします。
Maximaのアトムと式すべては、orderlessp
と ordergreatp
の下で比較可能です。
演算子 <
と >
は数、定数、定数式を大きさで順序付けします。
orderlessp
と
ordergreatp
は数、定数、定数式を大きさで順序付けしないことに注意してください。
述語論理 ordermagnitudep
は <
と同じように
数や定数、定数式の順序付けし、
他の要素すべてをorderlessp
と同じように順序付けします。
例:
sort
は
リストの要素上で厳密で弱い順序を定義する
引数2つの述語論理P
に従ってリストLをソートします。
(%i1) sort ([1, a, b, 2, 3, c], 'orderlessp); (%o1) [1, 2, 3, a, b, c] (%i2) sort ([1, a, b, 2, 3, c], 'ordergreatp); (%o2) [c, b, a, 3, 2, 1] |
述語論理は関数や2値中値演算子の名前として、lambda
式として指定されるかもしれません。
もし演算子名として指定するなら、名前を「ダブルクォート」でくくらなければいけません。
(%i1) L : [[1, x], [3, y], [4, w], [2, z]]; (%o1) [[1, x], [3, y], [4, w], [2, z]] (%i2) foo (a, b) := a[1] > b[1]; (%o2) foo(a, b) := a > b 1 1 (%i3) sort (L, 'foo); (%o3) [[4, w], [3, y], [2, z], [1, x]] (%i4) infix (">>"); (%o4) >> (%i5) a >> b := a[1] > b[1]; (%o5) (a >> b) := a > b 1 1 (%i6) sort (L, ">>"); (%o6) [[4, w], [3, y], [2, z], [1, x]] (%i7) sort (L, lambda ([a, b], a[1] > b[1])); (%o7) [[4, w], [3, y], [2, z], [1, x]] |
sort(L)
は sort(L, orderlessp)
と同値です。
(%i1) L : [a, 2*b, -5, 7, 1 + %e, %pi]; (%o1) [a, 2 b, - 5, 7, %e + 1, %pi] (%i2) sort (L); (%o2) [- 5, 7, %e + 1, %pi, a, 2 b] (%i3) sort (L, 'orderlessp); (%o3) [- 5, 7, %e + 1, %pi, a, 2 b] |
orderlessp
が決めるようにデフォルトのソート順は昇順です。
述語論理 ordergreatp
はリストを降順にソートします。
(%i1) L : [a, 2*b, -5, 7, 1 + %e, %pi]; (%o1) [a, 2 b, - 5, 7, %e + 1, %pi] (%i2) sort (L); (%o2) [- 5, 7, %e + 1, %pi, a, 2 b] (%i3) sort (L, 'ordergreatp); (%o3) [2 b, a, %pi, %e + 1, 7, - 5] |
Maximaのアトムや式すべては orderlessp
や ordergreatp
の下で比較可能です。
(%i1) L : [11, -17, 29b0, 9*c, 7.55, foo(x, y), -5/2, b + a]; 5 (%o1) [11, - 17, 2.9b1, 9 c, 7.55, foo(x, y), - -, b + a] 2 (%i2) sort (L, orderlessp); 5 (%o2) [- 17, - -, 7.55, 11, 2.9b1, b + a, 9 c, foo(x, y)] 2 (%i3) sort (L, ordergreatp); 5 (%o3) [foo(x, y), 9 c, b + a, 2.9b1, 11, 7.55, - -, - 17] 2 |
演算子 <
と >
は数、定数、定数式を大きさで順序付けします。
orderlessp
と
ordergreatp
は数、定数、定数式を大きさで順序付けしないことに注意してください。
(%i1) L : [%pi, 3, 4, %e, %gamma]; (%o1) [%pi, 3, 4, %e, %gamma] (%i2) sort (L, ">"); (%o2) [4, %pi, 3, %e, %gamma] (%i3) sort (L, ordergreatp); (%o3) [%pi, %gamma, %e, 4, 3] |
述語論理 ordermagnitudep
は <
と同じように
数や定数、定数式の順序付けし、
他の要素すべてをorderlessp
と同じように順序付けします。
(%i1) L : [%i, 1+%i, 2*x, minf, inf, %e, sin(1), 0, 1, 2, 3, 1.0, 1.0b0]; (%o1) [%i, %i + 1, 2 x, minf, inf, %e, sin(1), 0, 1, 2, 3, 1.0, 1.0b0] (%i2) sort (L, ordermagnitudep); (%o2) [minf, 0, sin(1), 1, 1.0, 1.0b0, 2, %e, 3, inf, %i, %i + 1, 2 x] (%i3) sort (L, orderlessp); (%o3) [0, 1, 1.0, 2, 3, sin(1), 1.0b0, %e, %i, %i + 1, inf, minf, 2 x] |
Categories: Lists
述語論理p
がtrue
を返すlistの要素のリストを返します。
例:
(%i1) L: [1, 2, 3, 4, 5, 6]; (%o1) [1, 2, 3, 4, 5, 6] (%i2) sublist (L, evenp); (%o2) [2, 4, 6] |
Categories: Lists
述語論理 maybe(P(x))
が true
を返す、
リスト Lの要素 x
のインデックスを返します;
これは false
はもちろん unknown
も除外します。
Pは関数名かラムダ式を取り得ます。
Lはリストリテラルでなければいけません。
例:
(%i1) sublist_indices ('[a, b, b, c, 1, 2, b, 3, b], lambda ([x], x='b)); (%o1) [2, 3, 7, 9] (%i2) sublist_indices ('[a, b, b, c, 1, 2, b, 3, b], symbolp); (%o2) [1, 2, 3, 4, 7, 9] (%i3) sublist_indices ([1 > 0, 1 < 0, 2 < 1, 2 > 1, 2 > 0], identity); (%o3) [1, 4, 5] (%i4) assume (x < -1); (%o4) [x < - 1] (%i5) map (maybe, [x > 0, x < 0, x < -2]); (%o5) [false, true, unknown] (%i6) sublist_indices ([x > 0, x < 0, x < -2], identity); (%o6) [2] |
Categories: Lists
リスト Lの重複しない要素を返します。
Lの要素すべてが重複しない時、
unique
は、
L自身ではなく、
Lの浅いコピーを返します。
もし Lがリストでないなら、
unique
はLを返します。
例:
(%i1) unique ([1, %pi, a + b, 2, 1, %e, %pi, a + b, [1]]); (%o1) [1, 2, %e, %pi, [1], b + a] |
式またはリスト exprの10番目の項を返します。
詳細は first
を参照してください。
Categories: Lists · Expressions
式またはリスト exprの三番目の項を返します。
詳細は first
を参照してください。
Categories: Lists · Expressions
c h---------------------------------------------------
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リストは要素を追加したり削除したりする効率的な方法を提供します。 最終的な次元を知ることなしに生成することができます。 リストはリストをコピーしたり扱ったりする効率的な手段を提供します。 また、入れ子のリストは厳格に矩形である必要はありません。 宣言された配列に対するこれらの利点の代わりに、 リスト内のランダムな要素へのアクセスに必要な時間がランダムな要素の頭からの距離におおよそ比例する欠点があります。 しかし、リストをスタックやFIFOとして使うことで、リストを効率的に横断することは可能です:
(%i1) l:[Test,1,2,3,4]; (%o1) [Test, 1, 2, 3, 4] (%i2) while l # [] do disp(pop(l)); Test 1 2 3 4 (%o2) done |
別のより速い例:
(%i1) l:[Test,1,2,3,4]; (%o1) [Test, 1, 2, 3, 4] (%i2) for i in l do disp(pop(l)); Test 1 2 3 4 (%o2) done |
reverse ()
を使ってリストを逆順にすれば、
リストの最後の要素から横断を始められます。
もし長いリストの要素を違った順序で処理するなら、
初めにリストを宣言された配列に変換することで
パフォーマンスを向上させられるかもしれません。
for
ループの終了条件は毎回テストされることにも注意してください。
それは、 終了条件で length
の結果が使われるなら、それはキャッシュすべきということを意味します:
(%i1) l:makelist(i,i,1,100000)$ (%i2) lngth:length(l); (%o2) 100000 (%i3) x:1; (%o3) 1 (%i4) for i:1 thru lngth do x:x+1$ (%i5) x; (%o5) 100001 |
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5.7 Functions and Variables for Arrays |
[ < ] | [ > ] | [ << ] | [ Up ] | [ >> ] | [Top] | [Contents] | [Index] | [ ? ] |
n次元の配列を生成します。 nは5以下を取り得ます。 i番目の次元のための添字は0からdim_iまで動く整数です。
array (name, dim_1, ..., dim_n)
は
一般的な配列を生成します。
array (name, type, dim_1, ..., dim_n)
は
指定されたタイプの要素を持つ配列を生成します。
typeには
制限されたサイズの整数にはfixnum
が使え、
また、浮動小数点にはflonum
が使えます。
array ([name_1, ..., name_m], dim_1, ..., dim_n)
は同じ次元のm個の配列を生成します。
もしユーザーが対応する配列を宣言する前に添字付き変数に割り当てたら、
未宣言配列が生成されます。
(ハッシュコーディングが添字上でされるので)別名ハッシュド配列と知られる未宣言配列は、
宣言配列よりもっと一般的です。
ユーザーは最大サイズを宣言せず、さらなる要素が値に割り当てられる時、ハッシュすることで
それらは動的に成長します。
未宣言配列の添字は数である必要すらありません。
しかしながら、
配列がむしろ疎でないなら、
未宣言のまま放っておくより、可能な時に宣言した方がおそらく効率的です。
array
関数は未宣言配列を宣言配列に変換するのに使うことができます。
Categories: Arrays
A [i_1, ..., i_n]
を評価します。
ここで、Aは配列、i_1, …, i_nは整数です。
これは、最初の引数が関数の代わりに配列だということを除いて、
apply
を連想させます。
Categories: Expressions · Arrays
配列Aに関する情報を返します。 引数Aは、宣言配列、未宣言(ハッシュド)配列、配列関数、または添字付き関数を取り得ます。
宣言配列では、
arrayinfo
は、
アトムdeclared
と、次元数、それぞれの次元のサイズを含むリストを返します。
配列の要素は、バインドされたものもそうでないものも、listarray
で返されます。
未宣言配列(ハッシュド配列)では、
arrayinfo
は、
アトムhashed
と、添字の数、値を持つすべての要素の添字を含むリストを返します。
値は listarray
で返されます。
配列関数では、
arrayinfo
は、
アトムhashed
と、添字の数、
記憶された関数値がある添字の値すべてを含むリストを返します。
記憶された関数値は、listarray
で返されます。
添字付き関数では、、
arrayinfo
は、
returns a list comprising the
アトムhashed
と、添字の数、
ラムダ式がある添字の値すべてを含むリストを返します。
ラムダ式は listarray
で返されます。
listarray
も参照してください。
例:
宣言配列に適用されたarrayinfo
とlistarray
。
(%i1) array (aa, 2, 3); (%o1) aa (%i2) aa [2, 3] : %pi; (%o2) %pi (%i3) aa [1, 2] : %e; (%o3) %e (%i4) arrayinfo (aa); (%o4) [declared, 2, [2, 3]] (%i5) listarray (aa); (%o5) [#####, #####, #####, #####, #####, #####, %e, #####, #####, #####, #####, %pi] |
未宣言(ハッシュド)配列に適用されたarrayinfo
とlistarray
。
(%i1) bb [FOO] : (a + b)^2; 2 (%o1) (b + a) (%i2) bb [BAR] : (c - d)^3; 3 (%o2) (c - d) (%i3) arrayinfo (bb); (%o3) [hashed, 1, [BAR], [FOO]] (%i4) listarray (bb); 3 2 (%o4) [(c - d) , (b + a) ] |
配列関数に適用されたarrayinfo
とlistarray
。
(%i1) cc [x, y] := y / x; y (%o1) cc := - x, y x (%i2) cc [u, v]; v (%o2) - u (%i3) cc [4, z]; z (%o3) - 4 (%i4) arrayinfo (cc); (%o4) [hashed, 2, [4, z], [u, v]] (%i5) listarray (cc); z v (%o5) [-, -] 4 u |
添字付き関数に適用されたarrayinfo
とlistarray
。
(%i1) dd [x] (y) := y ^ x; x (%o1) dd (y) := y x (%i2) dd [a + b]; b + a (%o2) lambda([y], y ) (%i3) dd [v - u]; v - u (%o3) lambda([y], y ) (%i4) arrayinfo (dd); (%o4) [hashed, 1, [b + a], [v - u]] (%i5) listarray (dd); b + a v - u (%o5) [lambda([y], y ), lambda([y], y )] |
Categories: Arrays
式A[i_1, ..., i_n]
を返します。
結果は未評価の配列参照です。
arraymake
は、
戻り値は、未評価関数コールの代わりに未評価の配列参照だということを除いて、
funmake
を連想させます。
例:
(%i1) arraymake (A, [1]); (%o1) A 1 (%i2) arraymake (A, [k]); (%o2) A k (%i3) arraymake (A, [i, j, 3]); (%o3) A i, j, 3 (%i4) array (A, fixnum, 10); (%o4) A (%i5) fillarray (A, makelist (i^2, i, 1, 11)); (%o5) A (%i6) arraymake (A, [5]); (%o6) A 5 (%i7) ''%; (%o7) 36 (%i8) L : [a, b, c, d, e]; (%o8) [a, b, c, d, e] (%i9) arraymake ('L, [n]); (%o9) L n (%i10) ''%, n = 3; (%o10) c (%i11) A2 : make_array (fixnum, 10); (%o11) {Array: #(0 0 0 0 0 0 0 0 0 0)} (%i12) fillarray (A2, [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]); (%o12) {Array: #(1 2 3 4 5 6 7 8 9 10)} (%i13) arraymake ('A2, [8]); (%o13) A2 8 (%i14) ''%; (%o14) 9 |
Categories: Expressions · Arrays
デフォルト値: []
arrays
は割り当てられた配列のリストです。
これらは、array
で宣言された配列、
(なにかw配列要素に割り当てられた)陰の定義で構成されたハッシュド配列、
:=
とdefine
で定義された配列関数を含みます。
make_array
で定義された配列は含まれません。
array
, arrayapply
, arrayinfo
, arraymake
,
fillarray
, listarray
, rearray
も参照してください。
例:
(%i1) array (aa, 5, 7); (%o1) aa (%i2) bb [FOO] : (a + b)^2; 2 (%o2) (b + a) (%i3) cc [x] := x/100; x (%o3) cc := --- x 100 (%i4) dd : make_array ('any, 7); (%o4) {Array: #(NIL NIL NIL NIL NIL NIL NIL)} (%i5) arrays; (%o5) [aa, bb, cc] |
Categories: Arrays · Global variables
xをA[i_1, ..., i_n]
に割り当てます。
ここで、Aは配列で、i_1, …, i_nは整数です。
arraysetapply
は引数を評価します。
Categories: Expressions · Arrays
配列AをBから埋めます。 ここで、Bはリストか配列です。
もし生成時に特定のタイプがAのために宣言されたら、 その同じタイプの要素でだけ埋めることができます; もし違ったタイプの要素をコピーする試みがなされたらエラーです。
もし配列AとBの次元が違ったら、 Aは行優先順で埋められます。 もしBの中の要素が十分でないなら、 Aの残りを埋めるのに最後の要素が使われます。 もし多すぎるなら、残りは無視されます。
fillarray
は最初の引数を返します。
例:
9個の要素の配列を生成し、リストから埋めます。
(%i1) array (a1, fixnum, 8); (%o1) a1 (%i2) listarray (a1); (%o2) [0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0] (%i3) fillarray (a1, [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]); (%o3) a1 (%i4) listarray (a1); (%o4) [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9] |
配列を埋めるのに要素が足らない時、 最後の要素が繰り返されます。 要素が多すぎる時、余分の要素は無視されます。
(%i1) a2 : make_array (fixnum, 8); (%o1) {Array: #(0 0 0 0 0 0 0 0)} (%i2) fillarray (a2, [1, 2, 3, 4, 5]); (%o2) {Array: #(1 2 3 4 5 5 5 5)} (%i3) fillarray (a2, [4]); (%o3) {Array: #(4 4 4 4 4 4 4 4)} (%i4) fillarray (a2, makelist (i, i, 1, 100)); (%o4) {Array: #(1 2 3 4 5 6 7 8)} |
多次元配列は行優先順に埋められます。
(%i1) a3 : make_array (fixnum, 2, 5); (%o1) {Array: #2A((0 0 0 0 0) (0 0 0 0 0))} (%i2) fillarray (a3, [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]); (%o2) {Array: #2A((1 2 3 4 5) (6 7 8 9 10))} (%i3) a4 : make_array (fixnum, 5, 2); (%o3) {Array: #2A((0 0) (0 0) (0 0) (0 0) (0 0))} (%i4) fillarray (a4, a3); (%o4) {Array: #2A((1 2) (3 4) (5 6) (7 8) (9 10))} |
Categories: Arrays
配列Aの要素のリストを返します。 引数Aは、宣言配列、未宣言(ハッシュド)配列、配列関数、添字付き関数を取り得ます。
要素は行優先順にリストされます。
すなわち、要素は、最初のインデックスに従って振り分けられ、次に二番目のインデックスに従って、などなど。
インデックス値の振り分け順は、
orderless
が確立する順と同じです。
未宣言配列や、配列関数、添字付き関数では、
要素はarrayinfo
が返すインデックス値に対応します。
宣言された一般配列のバインドされていない要素(すなわち、fixnum
でもflonum
でもない要素)は、 #####
として返されます。
宣言されたfixnum
配列またはflonum
配列のバイドされていない要素は、
それぞれ0または0.0として返されます。
未宣言配列、配列関数、添字付き関数のバインドされていない要素は返されません。
例:
宣言配列に適用されたlistarray
とarrayinfo
。
(%i1) array (aa, 2, 3); (%o1) aa (%i2) aa [2, 3] : %pi; (%o2) %pi (%i3) aa [1, 2] : %e; (%o3) %e (%i4) listarray (aa); (%o4) [#####, #####, #####, #####, #####, #####, %e, #####, #####, #####, #####, %pi] (%i5) arrayinfo (aa); (%o5) [declared, 2, [2, 3]] |
未宣言(ハッシュド)配列に適用されたlistarray
とarrayinfo
。
(%i1) bb [FOO] : (a + b)^2; 2 (%o1) (b + a) (%i2) bb [BAR] : (c - d)^3; 3 (%o2) (c - d) (%i3) listarray (bb); 3 2 (%o3) [(c - d) , (b + a) ] (%i4) arrayinfo (bb); (%o4) [hashed, 1, [BAR], [FOO]] |
配列関数に適用されたlistarray
とarrayinfo
。
(%i1) cc [x, y] := y / x; y (%o1) cc := - x, y x (%i2) cc [u, v]; v (%o2) - u (%i3) cc [4, z]; z (%o3) - 4 (%i4) listarray (cc); z v (%o4) [-, -] 4 u (%i5) arrayinfo (cc); (%o5) [hashed, 2, [4, z], [u, v]] |
添字付き関数に適用されたlistarray
とarrayinfo
。
(%i1) dd [x] (y) := y ^ x; x (%o1) dd (y) := y x (%i2) dd [a + b]; b + a (%o2) lambda([y], y ) (%i3) dd [v - u]; v - u (%o3) lambda([y], y ) (%i4) listarray (dd); b + a v - u (%o4) [lambda([y], y ), lambda([y], y )] (%i5) arrayinfo (dd); (%o5) [hashed, 1, [b + a], [v - u]] |
Categories: Arrays
Lisp配列を生成し、返します。
typeは、any
, flonum
, fixnum
, hashed
,
functional
を取り得ます。
n個のインデックスがあり、
i番目のインデックスは0からdim_i - 1まで動きます。
make_array
のarray
に対する利点は、
戻り値が名前を持たないことであり、
一旦、それへのポインタが消えると、それも消えます。
例えば、もしy: make_array (...)
なら、
y
は領域を取るオブジェクトを指しますが、
y: false
の後、y
はそのオブジェクトをもはや指さないので、
オブジェクトはガーベッジコレクトされることができます。
例:
(%i1) A1 : make_array (fixnum, 10); (%o1) {Array: #(0 0 0 0 0 0 0 0 0 0)} (%i2) A1 [8] : 1729; (%o2) 1729 (%i3) A1; (%o3) {Array: #(0 0 0 0 0 0 0 0 1729 0)} (%i4) A2 : make_array (flonum, 10); (%o4) {Array: #(0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0)} (%i5) A2 [2] : 2.718281828; (%o5) 2.718281828 (%i6) A2; (%o6) {Array: #(0.0 0.0 2.718281828 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0)} (%i7) A3 : make_array (any, 10); (%o7) {Array: #(NIL NIL NIL NIL NIL NIL NIL NIL NIL NIL)} (%i8) A3 [4] : x - y - z; (%o8) - z - y + x (%i9) A3; (%o9) {Array: #(NIL NIL NIL NIL ((MPLUS SIMP) $X ((MTIMES SIMP)\ -1 $Y) ((MTIMES SIMP) -1 $Z)) NIL NIL NIL NIL NIL)} (%i10) A4 : make_array (fixnum, 2, 3, 5); (%o10) {Array: #3A(((0 0 0 0 0) (0 0 0 0 0) (0 0 0 0 0)) ((0 0 \ 0 0 0) (0 0 0 0 0) (0 0 0 0 0)))} (%i11) fillarray (A4, makelist (i, i, 1, 2*3*5)); (%o11) {Array: #3A(((1 2 3 4 5) (6 7 8 9 10) (11 12 13 14 15)) ((16 17 18 19 20) (21 22 23 24 25) (26 27 28 29 30)))} (%i12) A4 [0, 2, 1]; (%o12) 12 |
Categories: Arrays
配列の次元を変えます。
新しい配列は
行優先順に古いものの配列で埋められます。
もし古い配列が小さすぎるなら、
残りの要素は、
配列のタイプに依って、
false
, 0.0
または0
で埋められます。
配列のタイプは変えられません。
Categories: Arrays
配列と関数に関連づけられた配列を削除し、占められた領域を開放します。 引数は、宣言配列、未宣言(ハッシュド)配列、配列関数、添字付き関数を取り得ます。
remarray (all)
は、
グローバルリストarrays
の中の項目すべてを削除します。
もしハッシュド配列の中の値を再定義することが望ましいなら、この関数を使うことが必要になるかもしれません。
remarray
は削除された配列のリストを返します。
remarray
はクォートします。
Categories: Arrays
添字付き式x[i]
を評価します。
subvar
は引数を評価します。
arraymake (x, [i])
は
式x[i]
を構成しますが、
それを評価はしません。
例:
(%i1) x : foo $ (%i2) i : 3 $ (%i3) subvar (x, i); (%o3) foo 3 (%i4) foo : [aa, bb, cc, dd, ee]$ (%i5) subvar (x, i); (%o5) cc (%i6) arraymake (x, [i]); (%o6) foo 3 (%i7) ''%; (%o7) cc |
Categories: Expressions · Arrays
もしexprが例えばa[i]
のように添字された変数なら、true
を返します。
Categories: Predicate functions
デフォルト値: false
use_faset_arrays
が true
の時、
非宣言の配列と array
が宣言した配列はプロパティでなく値であり、
非宣言の配列は Lispハッシュテーブルとして実装されます。
use_faset_arrays
が false
の時、
非宣言の配列と array
が宣言した配列はプロパティであり、
非宣言の配列は Maxima自身のハッシュテーブル実装で実装されます。
use_fast_arrays
はmake_array
が生成した配列には影響しません。
translate_fast_arrays
も参照してください。
Categories: Arrays · Global flags
デフォルト値: false
translate_fast_arrays
が true
の時、
Maxima-to-Lispトランスレータが、
use_fast_arrays
が true
であるかのように
配列がプロパティでなく値であると仮定したコードを生成します。
translate_fast_arrays
が false
の時、
Maxima-to-Lispトランスレータが、
use_fast_arrays
が false
であるかのように
配列がプロパティであると仮定したコードを生成します。
Categories: Arrays · Translation flags and variables
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5.8.1 Introduction to Structures | ||
5.8.2 Functions and Variables for Structures |
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Maximaは構造体と呼ばれる簡単なデータ集合体を提供します。 構造体は 引数が名前(フィールド名)によって識別され、式全体が演算子(構造体名)によって識別される式です。 フィールド名は任意の式を取り得ます。
構造体はdefstruct
関数によって定義されます;
グローバル変数structures
はユーザー定義の構造体のリストです。
関数new
は構造体のインスタンスを生成します。
@
演算子はフィールドを参照します。
kill(S)
は構造体定義Sを取り除き、
kill(x@ a)
は
構造体インスタンスxのフィールドaをアンバインドします。
(display2d
をtrue
で使う)プリティプリンティングのコンソール表示では、
構造体インスタンスは、
左辺側にフィールド名、右辺側に値の式として表されたそれぞれのフィールドの値と一緒に
表示されます。
(等式は単に表示物です; 値だけが実際に保存されます。)
(grind
を介してか、display2d
をfalse
で使う)1次元表示では
構造体はフィールド名ないで表示されます。
フィールド値はラムダ式でありえますが、フィールド名を関数名として使う方法はありません。 フィールドの値はあるタイプに制約することもできません; 任意のフィールドにはどんな種類の式に割り当てることができます。 フィールドを、違った文脈でアクセス可能にしたり不可能する方法はありません; すべてのフィールドはいつも可視です。
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structures
は
defstruct
で定義されたユーザー定義の構造体のリストです。
Categories: Structures · Global variables
構造体を定義します。 構造体はシンボルSと関連付けられた名前フィールドのリストa_1, …, a_nです。
構造体のインスタンスは演算子Sと正確にn
個の引数を持つただの式です。
new(S)
は構造体Sの新しいインスタンスを生成します。
ただのシンボルaである引数はフィールド名を指定します。
等式a = v
である引数は
フィールド名aとデフォルト値vを指定します。
デフォルト値は任意の式を取り得ます。
defstruct
は
ユーザー定義の構造体のリストstructures
上にSを入れます。
kill(S)
は
ユーザー定義の構造体のリストからSを取り除き、構造体定義を取り除きます。
例:
(%i1) defstruct (foo (a, b, c)); (%o1) [foo(a, b, c)] (%i2) structures; (%o2) [foo(a, b, c)] (%i3) new (foo); (%o3) foo(a, b, c) (%i4) defstruct (bar (v, w, x = 123, y = %pi)); (%o4) [bar(v, w, x = 123, y = %pi)] (%i5) structures; (%o5) [foo(a, b, c), bar(v, w, x = 123, y = %pi)] (%i6) new (bar); (%o6) bar(v, w, x = 123, y = %pi) (%i7) kill (foo); (%o7) done (%i8) structures; (%o8) [bar(v, w, x = 123, y = %pi)] |
Categories: Structures
new
は構造体の新しいインスタンスを生成します。
new(S)
は
構造体Sの新しいインスタンスを生成します。
それぞれのフィールドは、もしデフォルト値があればデフォルト値を割り当てられ、
もしデフォルト値が構造体定義で指定されなかったなら、割り当てなしになります。
new(S(v_1, ..., v_n))
は
フィールドが値v_1, …, v_nに割り当てられた
構造体Sの新しいインスタンスを生成します。
例:
(%i1) defstruct (foo (w, x = %e, y = 42, z)); (%o1) [foo(w, x = %e, y = 42, z)] (%i2) new (foo); (%o2) foo(w, x = %e, y = 42, z) (%i3) new (foo (1, 2, 4, 8)); (%o3) foo(w = 1, x = 2, y = 4, z = 8) |
Categories: Structures
@
構造体フィールドアクセス演算子です。
式x@ a
は
構造体インスタンスxのフィールドaの値を参照します。
フィールド名は評価されません。
もしxのフィールドaが値を割り当てられていないなら、
x@ a
はそれ自身に評価されます。
kill(x@ a)
は
xのフィールド値aを値を取り除きます。
例:
(%i1) defstruct (foo (x, y, z)); (%o1) [foo(x, y, z)] (%i2) u : new (foo (123, a - b, %pi)); (%o2) foo(x = 123, y = a - b, z = %pi) (%i3) u@z; (%o3) %pi (%i4) u@z : %e; (%o4) %e (%i5) u; (%o5) foo(x = 123, y = a - b, z = %e) (%i6) kill (u@z); (%o6) done (%i7) u; (%o7) foo(x = 123, y = a - b, z) (%i8) u@z; (%o8) u@z |
フィールド名は評価されません。
(%i1) defstruct (bar (g, h)); (%o1) [bar(g, h)] (%i2) x : new (bar); (%o2) bar(g, h) (%i3) x@h : 42; (%o3) 42 (%i4) h : 123; (%o4) 123 (%i5) x@h; (%o5) 42 (%i6) x@h : 19; (%o6) 19 (%i7) x; (%o7) bar(g, h = 19) (%i8) h; (%o8) 123 |
Categories: Structures · Operators
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