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amd のコマンドラインオプション



デフォルトのマウントディレクトリを指定する。ここで指定した値はマップ ファイル内の ${autodir} の値として使われる。デフォルトでは /a で ある。マウントディレクトリを /amd にする場合は

        amd -a /amd
と指定する。



cache-intervalの間アクセスがないと、アンマウントする。デフォル トでは 300秒。



ホストが属しているドメイン名を指定する。マップファイルの ${domain} の値として使われる。もしドメイン名が指定されなかった場 合は

ホストの属しているドメイン名が qr.cas.uec.ac.jp の時は、
        amd -d qr.cas.uec.ac.jp
と指定する。



そのシステムのカーネルアーキテクチャを指定する。通常は 'arch -k' の 実行によって得られる値がセットされる。sun4c,sun4m,sun3x,などマップ ファイルの ${karch} として使われる。このオプションが与えられない 時は、コンパイル時に指定された arch の値が使われる。

        amd -k `arch -k`



ログを取る方法を指定する。 log-optin に syslog を指定すると、 syslog の機構を使ってログが取られる。/dev/stderr を指定した場合は標 準エラー出力が使われる。これ以外の文字列はファイル名とみなされ、その ファイルにログが取られる。

        amd -l syslog



amd で用いられるホスト名を gethostbyname() を使って調べ、正規の名前 を用いるようにする。このオプションを指定すると ${rhost} の値は必 ず gethostbyname() で得られた結果になる。



起動時に、amd のプロセスID を標準出力に出力する。

        amd -p > /etc/amd.pid
としておくと、後でプロセスにシグナルを送る時などは
        #kill -HUP `cat /dev/amd.pid`
とすれば、プロセスID を調べる手間が省ける。



RPC のタイムアウトの判定に用いる時間と、リクエストの再送の間隔を指定 する。これは、mount のオプション timeo と retrans の値に用いられる。



バージョン情報を出力する。



ファイルシステムにはタイマーが用意されており、最後にアクセスされてか ら一定時間がたつとアンマウントの対象となる。この判定をしてから実際に アンマウントするまでの時間を指定する。標準では 120秒。



ログ出力のオプションを指定する。 opts には、出力するログの種類 を指定する。 optsには、次のものが用意されている。

また、オプションの前に 'no' をつけると、その情報を出力しなくなる。例 えば

        amd -x all,noinfo
とすると、info 以外の全てのメッセージを出力する。



NIS のドメイン名を与える。これを指定すると、このドメインのサーバとただ ちにバインドされる。これは、デバッグや NIS のドメインにわたってマッ プを共有する場合などに便利である。



Riichiro Saito
1995年09月11日(月) 09時23分42秒 JST