amd はマウントマップを参照して、リモートホストのボリュームをどのように マウントするかを決定している。
では、実際の例を紹介しながら説明する。
マップファイルの例
/defaults opts:=grpid,soft,nosuid;type:=nfs src rhost:=uecrb;rfs:=/src neumann rhost:=neumann;rfs:=/Net/neumann carriero rhost:=carriero.spa.is.uec.ac.jp;rfs:=/Net/carriero local/tex rhost:=foster;rfs:=/usr/local/tex napoli rhost:=napoli;rfs:=/Net/napoli
ここで、マウントマップのファイル名を /etc/amd.mapfile とした場合 の、amd の起動方法は次のようになる。
/etc/rc.local での記述例
if [ -f /usr/etc/amd -a -f /etc/amd.mapfile ]; then /usr/etc/amd -a /tmp_mnt /rmt /etc/amd.mapfile && (echo -n ' amd') fi
オプション -a directry_name は、amd が実際にファイルシ ステムをマウントするディレクトリを directry_name で指 定する。この例では /tmp_mnt を指定している。デフォルトでは、/a である。 amd は要求があった場合に、このディレクトリの下にファイルサーバのファイ ルシステムをマウントする。
つぎの /rmt の下には、amd がファイルサーバのファイルシステムをマウント している時に、/tmp_mnt から amd によってシンボリックリンクが張られる。 /rmt をオートマウントポイントと呼んでいる。 /rmt の下に作られるシンボリックリンクの名前は、マップファイルの第1フィー ルドで指定されているものになる。ユーザは /rmt の下へリンクを張ることに より、適当な場所へファイルを配置できる。例えば
ln -s /rmt/src /usr/local/srcとすると、/usr/local/src には、host uecrb の /src が見えるように なる。
file=dir_tree.eps,scale=0.6