以上 canlisp のシンタックスルールの説明をしたが、上記ルールにしたがわ ないすべてのトークンはシンボルとして読み込まれる。
ASCII 以外の文字を使った場合もシンボルとして読み込まれる。
symbol → シンボル 記号 → シンボル /usr/ucb → シンボル
区切り文字をシンボルの一部として用いたい場合はエスケープ文字を用いる。
Symbol¥ with¥ spaces → Symbol with spaces と言うシンボル。 Left¥( → Left( と言うシンボル
数値だけからなるトークンをシンボルとして用いたい場合はトークンの先頭に エスケープ文字を置く。
123 → 数値 ¥123 → シンボル
シンボルの最大長は lib/canna/lisp.h で定義される BUFSIZE で制約される。 具体的には文字列表現として 256 Byte 以上になるシンボルは read error を引 き起こす。