以下の関数では、変数 stream は(常に)オプショナルで、デフォルトで (standard-output の値を用いることを意味する) nil になります。
Variable: standard-output
このグローバル変数は、 print が(デフォルトで)文字出力に用いるストリームで す。
Function: print object &optional stream
この関数は、 object の print された表現を stream に出力します。これはまた object の前と後にニューラインを 1つずつ print します。 object を返します。 これは基本的な Lisp 出力関数です。
print された表現は、(このオブジェクトを再び読み込むことができるよう) quoting 文字(i.e., \ 等)も含みます。
(progn (print 'The\ cat\ in) (print "the hat") (print " came back")) -> The\ cat\ in
"the hat"
" came back"
=> " came back"
Function: prin1 object &optional stream
この関数は、 object の print された表現を stream に出力します。これは (print が行なうような)出力を区切るスペースやニューラインの print は行ない ません。
printed 表現は、(このオブジェクトを再び読み込むことができるよう) quoting 文字(i.e., \ 等)も含みます。
(progn (prin1 'The\ cat\ in) (prin1 "the hat") (prin1 " came back")) -> The\ cat\ in""the hat"" came back" => " came back"
Function: prin1-to-string object
この関数は、(これが) prin1 であれば print したと思われるストリングを返しま す。セクション 5.3 [フォーマット]、ページ 45 参照。
(prin1-to-string 'foo) => "foo" (prin1-to-string (mark-marker)) => "#<marker at 2773 in strings.texinfo>"
Function: princ object &optional stream
この関数は、 object の print された表現を stream に出力します。 object を 返します。
この関数は、(read ではなく) 人が読みやすい出力を出すよう意図されたもので す。このため quoting 文字は用いられません。(また) ストリングの内容のまわり のダブルクォートは print しません。 (呼び出しの間に)スペースを開けることも しません。
(progn (princ 'The\ cat) (princ " in the \"hat\"")) -> The cat in the "hat" => " in the \"hat\""
Function: terpri stream
Variable: print-escape-newlines
non-nil は、ストリング中のニューラインを `\n' として出力することを意味しま す。
Variable: print-length
このグローバル変数は、print されるリストの要素数の最大数です。 print する リストがこれより長い場合、... を用いて省略します。これが nil(デフォルト)
の場合、(この)制限は存在しなくなります。
(setq print-length 2) => 2 (print '(1 2 3 4 5)) -> (1 2 ...) (1 2 ...)
Function: write-char character &optional stream
この関数は、 character を stream に出力します。 character を返します。
Function: get-file-char
この関数は、カレントの standard-input ストリームから 1文字読み込みます。 (あなた自身は)この関数は使わないで下さい。