Function: next-window window &optional minibuf
この関数は、ウィンドウの canonical ordering (訳注:順序付け)において、( window の)次にあるウィンドウを返します。ウィンドウの canonical ordering は selected ウィンドウから始まります。そのウィンドウに続くのは (other-window 1) で選ばれるウィンドウです。この ordering はミニバッファを除く(全ての) ウィンドウを含みます。この ordering にミニバッファを含むか否かは minibuf の状態に依存します。
window が唯一の見えている(訳注:visible)ウィンドウである場合、この関数は window を返します。 minibuf が t の場合、canonical ordering は (アクティブ でなくても) ミニバッファを含みます。 minibuf が t でも nil でもない場合、 (アクティブであっても) ミニバッファは含みません。 "ミニバッファがアクティ ブであるとはどういうことか" に関しては、 <未定義>[ミニバッファ]、ページ <未定義> を参照して下さい。
次の例において、2つのウィンドウが存在しています。それらは、両方とも(たまた ま)同じバッファを表示しています。
(selected-window) => #<window 56 on windows.texinfo>
(next-window (selected-window)) => #<window 52 on windows.texinfo> (next-window (next-window (selected-window))) => #<window 56 on windows.texinfo>
Function: previous-window window
この関数は、ウィンドウの canonical ordering において window の前にあるウィ ンドウを返します。
Function: selected-window
この関数は、 selected ウィンドウを返します。これはカーサがその中に現われて いる(訳注:appear) ウィンドウで、それに対しコマンドが適用されるウィンドウ のことです。
Command: other-window count
この関数は、次の count 番目のウィンドウを選択します。 count が負の場合、こ れは前の count 番目のウィンドウを選択します。 nil を返します。
インタラクティブに呼ばれた場合、これは処理されたプレフィックスアーギュメン トを count に設定します。
Function: select-window window
この関数は、 window を selected ウィンドウにします。 (再表示されると)カー サは window 中に現われます。 window のバッファがカレントバッファになりま す。
window を返します。
(setq w (next-window)) (select-window w) => #<window 65 on windows.texinfo>