Function: window-start &optional window
この関数は、ウィンドウに表示されているバッファにおいて、その表示が始まって いるポジションを返します。これはそのウィンドウの最初の行の先頭にポイントを 位置付けた時、 (point) が返す数字と同じです。
この関数は、clipping 制限には影響されません。 window が nil の場合 selected ウィンドウを用います。
(window-start) => 7058
Function: set-window-start window position &optional noforce
この関数は、 window 中の表示を window のバッファの position から始めるよう にします。 (通常)表示は行の頭から始めますが、(必ずしも)それは必要とされま せん。
ポイントは、そのバッファ中のポジションに対応付けられます。この関数の実行終 了後、バッファ中のポジションは画面上に存在しなくなってしまうかもしれませ ん。例えば、ポイントが 1 で、ウィンドウにおいてそのバッファを 2 に位置付け たとすると、ポイントのポジションはウィンドウの "上(訳注:above)" になって しまいます。ポイントは見えている(訳注:be visible)ことが要求されるため、 noforce が nil の場合 (訳注:ポイントを) 画面上に引き戻します。ポイントが 画面の外に出てしまい noforce が non-nil の場合、この関数は(結果として)何も 行ないません。
noforce オプションがこの関数の実行を阻止したか否かにかかわらず、この関数は (要求された)ウィンドウの開始位置を返します(バグ?)。
次の例は、ウィンドウの開始位置を 1文字先に進めます。
(set-window-start (selected-window) (1+ window-start)))
=> 7062
Function: window-point window
この関数は、 window 中のポイントの(現在の)ポジションを返します。 selected ウィンドウ以外のウィンドウに対しては、 (これは)そのウィンドウが選択された 時そのポイントが持つ値になります。
window が selected ウィンドウで(その)バッファも現在選択されている場合、返 される値は (point) と同じになります。
厳密に言うと、(全ての save-excursion フォームの外の) ポイントの `先頭レベ ル(訳注:top-level)' の値を返すと言ったほうが正しいのですが、定義するのは 難かしくなります。
Function: set-window-point window position
この関数は、 window のポイントを( window のバッファの) position に位置付け ます。