各々のバッファは、(プログラマが直接アクセスすることのできない) 変数の集合を 持っています。 (どのような形であれ)それらに与えられた名前をプログラマが用いる ことはできませんが、それらの値をアクセスし変更を行なう関数がしばしば存在してい ます。 (Emacs 18 において)それらは、
name
バッファ名は、バッファを名指すストリングです。これは一意であることが保 証されています。セクション 24.1 [buffer-name]、ページ 224 参照。
save-modified
この変数は、バッファが(最後に)セーブされた時間を持ちます。xref??
modtime
この変数は、visit されたファイルの modification time を持ちます。これ はそのファイルが書かれるか読まれるかした時に設定されます。バッファが ファイルに書かれるたびに、この変数は(その) ファイルの modification と 比較されます。セクション 22.3 [verify-visited-file-modtime]、ページ 204 参照
この変数は、バッファが(最後に)オートセーブされた時間を持ちます。
この変数は、(最後に)バッファがウィンドウに表示された際、その表示を開始 したバッファ中のポジションを持ちます。
undodata
この変数は、バッファに対し(最後に)行なわれたいくつかの(訳注:set of)変 更を undo するための方法を、(Emacs に)示す記録を持ちます。セクション 24.8 [undo]、ページ 233 参照。
syntax_table_v
この変数は、バッファに対するシンタックステーブルを持ちます。セクション 37.3 [シンタックステーブル]、ページ 354 参照。
markers
この変数は、バッファの中を指す(全ての)マーカーのリストを持ちます。バッ ファの内容を変更する際は、これらのマーカーは(常に) アップデートされな くてはいけません。チャプター 28 [マーカー]、ページ 267
backup_up
この変数は、 visit されたファイルがバックアップされているか否かを示す フラグです。
mark
この変数は、バッファに対するマークを持ちます。マークはマーカーですか ら、マークはリスト markers にも含まれます。
local_var_alist
この変数は、ローカル変数(の全て)とそれに対応する値とを含む association リストを持ちます。関数 buffer-local-variables は、このリストのコピーを 返します。
??