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1991 年 6 月に発行された GNU's Bulletin からの引用:
[訳註: 日本語版からの引用]
バージョン 19 では次のような多くの特徴が組み入れられ,
リリースされる日が近づいてきた.
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変更前後のホック,
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ソース・レベルの GNU Emacs Lisp のデバッグ,
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X の選択処理 (CLIPBOARD 選択も入っている),
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スクロール・バー,
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ヨーロッパ文字セットのサポート,
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浮動小数点数,
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バッファごとのマウス・コマンド,
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X リソース・マネージャとのインタフェース機能,
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マウス・トラッキング,
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Lisp レベルの関数キーの定義,
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複数の X ウィンドウ機能 (Emacs に対する `スクリーン'),
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新しい入力システム (Lisp オブジェクトの形式ですべての入力を行う),
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新しいバッファ割り当て (バッファを消した時にシステムへその領域を
戻すことができる新しいメカニズム).
マルチウィンドウ Emacs の最初フィードバックを得てくれた
Alan Carroll (Epoch の作成者) とその他の人々 に感謝する.
その他に, 将来のバージョン 19 には次の機能を入れようと考えている:
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バッフアー内のテキストの一部に対する連想属性リスト,
この属性のなかで
フォントや色, ピクセルマップが定義されている領域に対してや,
一つのバッファの複数ウィンドウ表示に対して別々に設定できる可視性条件
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ポイントが, ある範囲から外れた場合に実行されるようなフック
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ファイルで undo 履歴をインクリメンタルに保存する機能.
これで復旧対象ファイルも,
バッファの undo 履歴から再構成することができる.
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静的メニュー・バーや改良したポップアップ・メニュー
1991 年 1 月刊の GNU's Bulletin の記述から次の二つの項目が落ちました:
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様々なプログラム言語のためのインクリメンタルな文法解析 (Leif).
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ネットワーク透過的な Emacs の部品的な機能を提供する,
洗練された emacsclient/server モデル.
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