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48.1 Introduction to contrib_ode | ||
48.2 Functions and Variables for contrib_ode | ||
48.3 Possible improvements to contrib_ode | ||
48.4 Test cases for contrib_ode | ||
48.5 References for contrib_ode |
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Maximaの常微分方程式 (ODE)ソルバ ode2
は一階と二階の初等線形 ODEを解きます。
関数 contrib_ode
は線形と非線形一階 ODEと線形斉次二階 ODEに関する追加の方法で
ode2
を拡張します。
コードはまだ開発中で、コールの順序は将来のリリースで変わるかもしれません。
一旦コードが安定化したら、投稿ディレクトリから移して Maximaに統合されるかもしれません。
このパッケージは、使用前にコマンド
load('contrib_ode)
でロードしなければいけません。
contrib_ode
のコール取り決めは ode2
と同一です。
3つの引数を取ります:
ODE (右辺が 0なら左辺だけでもいいです)、
従属変数、独立変数。
成功した時、解のリストを返します。
解の形式は ode2
と異なります。
非線形方程式は複数解を持つので、
contrib_ode
は解のリストを返します。
解それぞれは複数の形式を持ちます:
%t
を使ったパラメトリック解、または、
%u
に関する別のODEへの変換
%c
は一階方程式の積分定数を表すのに使われます。
%k1
と %k2
は二階方程式の定数を表すのに使われます。
もし contrib_ode
がいかなる理由でも解を得られないなら、
たぶんエラーメッセージを印字した後 false
を返します。
一階非線形 ODEは複数解を持ち得るので、解のリストを返す必要があります。 例えば:
(%i1) load('contrib_ode)$ (%i2) eqn:x*'diff(y,x)^2-(1+x*y)*'diff(y,x)+y=0; dy 2 dy (%o2) x (--) - (1 + x y) -- + y = 0 dx dx (%i3) contrib_ode(eqn,y,x); dy 2 dy (%t3) x (--) - (1 + x y) -- + y = 0 dx dx first order equation not linear in y' x (%o3) [y = log(x) + %c, y = %c %e ] (%i4) method; (%o4) factor |
以下の例の二番目の解のように、 非線形ODEは積分定数を持たない特異解を持ち得ます:
(%i1) load('contrib_ode)$ (%i2) eqn:'diff(y,x)^2+x*'diff(y,x)-y=0; dy 2 dy (%o2) (--) + x -- - y = 0 dx dx (%i3) contrib_ode(eqn,y,x); dy 2 dy (%t3) (--) + x -- - y = 0 dx dx first order equation not linear in y' 2 2 x (%o3) [y = %c x + %c , y = - --] 4 (%i4) method; (%o4) clairault |
以下の ODEはダミー変数 %t
を使った2つのパラメトリック解を持ちます。
この場合、パラメトリック解を操作して陽解を与えることができます。
(%i1) load('contrib_ode)$ (%i2) eqn:'diff(y,x)=(x+y)^2; dy 2 (%o2) -- = (x + y) dx (%i3) contrib_ode(eqn,y,x); (%o3) [[x = %c - atan(sqrt(%t)), y = (- x) - sqrt(%t)], [x = atan(sqrt(%t)) + %c, y = sqrt(%t) - x]] (%i4) method; (%o4) lagrange |
以下の例 (Kamke 1.112)は陰解を例示します。
(%i1) load('contrib_ode)$ (%i2) assume(x>0,y>0); (%o2) [x > 0, y > 0] (%i3) eqn:x*'diff(y,x)-x*sqrt(y^2+x^2)-y; dy 2 2 (%o3) x -- - x sqrt(y + x ) - y dx (%i4) contrib_ode(eqn,y,x); y (%o4) [x - asinh(-) = %c] x (%i5) method; (%o5) lie |
以下の Riccati方程式は
変数 %u
に関する線形二階 ODEに変換されます。
Maximaは新しい ODEを解くことができません。
なので未評価で返します。
(%i1) load('contrib_ode)$ (%i2) eqn:x^2*'diff(y,x)=a+b*x^n+c*x^2*y^2; 2 dy 2 2 n (%o2) x -- = c x y + b x + a dx (%i3) contrib_ode(eqn,y,x); d%u --- 2 dx 2 a n - 2 d %u (%o3) [[y = - ----, %u c (-- + b x ) + ---- c = 0]] %u c 2 2 x dx (%i4) method; (%o4) riccati |
一階 ODEに対して contrib_ode
は ode2
をコールします。
その後、以下の方法を試します:
因数分解、Clairault, Lagrange, Riccati, Abel, Lie対称性を使った方法。
もし Abel方法が失敗したら、
Lie方法は Abel方程式には試みられませんが、
もし Riccati方法が未解決二階 ODEを返したら、 Lie方法が試みられます。
二階 ODEに対して contrib_ode
は ode2
をコールし、その後
odelin
をコールします。
もしコマンド
put('contrib_ode,true,'verbose)
を実行したら
長いデバッグトレースとメッセージが表示されます。
Categories: Differential equations · Share packages · Package contrib_ode
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独立変数 xと従属変数 yに関する ODE eqnの解のリストを返します。
Categories: Package contrib_ode
odelin
は独立変数 xと従属変数 yに関する一階および二階線形斉次
ODEを解きます。
ODEの基本的な解一式を返します。
二階 ODEに対して odelin
は、与えられた特殊関数を使って解を探索する
Bronsteinと Lafailleによる方法を使います。
(%i1) load('contrib_ode)$ (%i2) odelin(x*(x+1)*'diff(y,x,2)+(x+5)*'diff(y,x,1)+(-4)*y,y,x); gauss_a(- 6, - 2, - 3, - x) gauss_b(- 6, - 2, - 3, - x) (%o2) {---------------------------, ---------------------------} 4 4 x x |
Categories: Package contrib_ode
可能な解 solnを代入した後、 ODE eqnの値を返します。 もし solnが eqnの解なら値はゼロと同値です。
(%i1) load('contrib_ode)$ (%i2) eqn:'diff(y,x,2)+(a*x+b)*y; 2 d y (%o2) --- + (b + a x) y 2 dx (%i3) ans:[y = bessel_y(1/3,2*(a*x+b)^(3/2)/(3*a))*%k2*sqrt(a*x+b) +bessel_j(1/3,2*(a*x+b)^(3/2)/(3*a))*%k1*sqrt(a*x+b)]; 3/2 1 2 (b + a x) (%o3) [y = bessel_y(-, --------------) %k2 sqrt(a x + b) 3 3 a 3/2 1 2 (b + a x) + bessel_j(-, --------------) %k1 sqrt(a x + b)] 3 3 a (%i4) ode_check(eqn,ans[1]); (%o4) 0 |
Categories: Package contrib_ode
変数 method
は成功した解法に設定されます。
Categories: Package contrib_ode
%c
は一階 ODEの積分定数です。
Categories: Package contrib_ode
%k1
は二階 ODEの最初の積分定数です。
Categories: Package contrib_ode
%k2
は二階 ODEの二番目の積分定数です。
Categories: Package contrib_ode
gauss_a(a,b,c,x)
と gauss_b(a,b,c,x)
は 2F1幾何関数です。
それらは超幾何微分方程式
x(1-x) diff(y,x,2) + [c-(a+b+1)x] diff(y,x) - aby = 0
の任意の2つの独立解を表します (A&S 15.5.1)。
これらの関数は
odelin
と contrib_ode
が返す ODEの解の中でだけ使われます。
これらの関数の定義と使用は Maimaの将来のリリースで変わるかもしれません。
gauss_b
, dgauss_a
, gauss_b
も参照してください。
Categories: Package contrib_ode
gauss_a
を参照してください。
Categories: Package contrib_ode
gauss_a(a, b, c, x)
の xに関する導関数。
Categories: Package contrib_ode
gauss_b(a, b, c, x)
の xに関する導関数。
Categories: Package contrib_ode
Abramowitz and Stegun, Handbook of Mathematical Functions, Section 13.1.2の中で定義される Kummerの M関数
この関数は
odelin
と contrib_ode
が返す ODEの解の中でだけ使われます。
この関数の定義と使用は Maimaの将来のリリースで変わるかもしれません。
kummer_u
, dkummer_m
, dkummer_u
も参照してください。
Categories: Package contrib_ode
Abramowitz and Stegun, Handbook of Mathematical Functions, Section 13.1.3の中で定義される Kummerの U関数
kummer_m
を参照してください。
Categories: Package contrib_ode
kummer_m(a, b, x)
の xに関する導関数。
Categories: Package contrib_ode
kummer_u(a, b, x)
の xに関する導関数。
Categories: Package contrib_ode
Bessel関数 bessel_j, bessel_y, bessel_i, bessel_k, hankel_1, hankel_2, strauve_h, strauve_lを含む式を整理します。 最高次数 nの関数を次数 n-1と n-2の関数で置き換えるのに (Abramowitz and Stegun, Handbook of Mathematical Functions, 9.1.27節に与えられる) 漸化式を使います。
すべての次数の差が2より小さくなるまでこのプレセスを繰り返します。
(%i1) load('contrib_ode)$ (%i2) bessel_simplify(4*bessel_j(n,x^2)*(x^2-n^2/x^2) +x*((bessel_j(n-2,x^2)-bessel_j(n,x^2))*x -(bessel_j(n,x^2)-bessel_j(n+2,x^2))*x) -2*bessel_j(n+1,x^2)+2*bessel_j(n-1,x^2)); (%o2) 0 (%i3) bessel_simplify(-2*bessel_j(1,z)*z^3-10*bessel_j(2,z)*z^2 +15*%pi*bessel_j(1,z)*struve_h(3,z)*z-15*%pi*struve_h(1,z)*bessel_j(3,z)*z -15*%pi*bessel_j(0,z)*struve_h(2,z)*z+15*%pi*struve_h(0,z)*bessel_j(2,z)*z -30*%pi*bessel_j(1,z)*struve_h(2,z)+30*%pi*struve_h(1,z)*bessel_j(2,z)); (%o3) 0 |
Categories: Package contrib_ode Bessel functions Special functions
漸化式 (A&S 5.1.14)を使って指数積分 expintegral_eを含む式を整理します。
expintegral_e(n+1,z) = (1/n) * (exp(-z)-z*expintegral_e(n,z)) n = 1,2,3 ....
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これらのルーチンは開発進行中です。まだ以下をする必要があります:
ode1_factor
を多重根で機能するように拡張すること。
ode1_factor
をより高次因子を解こうとするように拡張すること。
現在、線形因子を解こうとするだけです。
ode1_lagrange
を複素根より実根を優先するように直すこと。
ode1_lie
に関する仕事。
2,3の相当な問題があります:
いくつかの部分が未実装です;
いくつかのテストケースが無限ループのようです;
他のテストケースではクラッシュします;
さらに他では非常に複雑な「解」を返します。
本当にリリースの準備ができていたか疑っています。
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ルーチンは 文献 Murphy, Kamke, Zwillinger他からのおおよそ千のテストケース上でテストされています。 これらはテストサブディレクトリに含まれています。
ode1_clairault
は特異解を含み、
Murphyと Kamkeの中の Clairault方程式の知られている解すべてを見つけます。
ode1_lie
の「解」のいくつかは過度に複雑でチェックが不可能です。
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