Intel DG965RYにCentOS4.4をインストールする†
インストール前†
- biosを最新版にアップデートする
- biosの設定画面でHDDをIDEからAHCIに変更する。ただしAHCIにするとCentOSからはSATA HDDを二台しか使えない(BIOSでは認識しているが、CentOSからはSATA HDDの3、4台目がSATA link downとなって使えない。SATAの全てのポートを使うにはkernel2.6.18にパッチを当ててkernelを新しく作る。)
インストール時のbootオプション†
インストールCDから起動した後 boot: とでてくるので
linux pci=nommconf all-generic-ide
と入力してEnterキーを押す。これで次の現象を回避できる。
- PCIの認識で止まる
pci=nommconf
- SATA HDDの認識をうまくできないので、ひとまず次のオプションで回避
all-generic-ide
初回起動時†
- grubからカーネルオプションを指定して起動する
- grubでカーネルを選択する画面に入り、適当なカーネルを選んでeキーを押す
- 2行目のkernel...を選択しeキーを押す
- 行の最後に上記のオプション
pci=nommconf all-generic-ide
を追加してEnterキーを押す
- bキーを押して起動する
- 次回以降の起動のためにgrub.confにオプションを追加する
- /boot/grub/grub.confを開き
pci=nommconf all-generic-ide
をkernel...の最後に追加する。
- LANデバイスを認識させる
- e1000用のドライバをダウンロードしてくる
- 展開後READMEに従ってインストール
$ cd SOURCE DIRECTORY
# make install
# modprobe e1000
- ネットワークの設定をおこなう
Kernelの更新†
SATAの全てのポートを使うためにKernelを更新する。
- Kernel2.6.18.5のソースを取得し/usr/srcに展開する。
- 展開したディレクトリにシンボリックリンクを張る。
ln -s /usr/src/linux-2.6.18.5 /usr/src/linux
- パッチを適当な名前で保存(ここではsata-patch)し、当てる。
cd /usr/src/linux
patch -p1 < sata-patch
- CentOS4.4のKernelの.configを流用する。ここでは2.6.9-42.0.3.ELsmpの設定を使うことにした。
cp /boot/config-2.6.9-42.0.3.ELsmp .config
- 新しい設定を追加するためにmake oldconfigをおこなう。新しい機能の設定は後でmenuconfigからおこなうことにしてEnterキーを連打で終わらせた。
make oldconfig
make menuconfigでkernelに組み込む機能を選択する。RAID関係とIPTABLES関係が入っているかを確認する。
make menuconfig
- Kernelを作る。
make
make modules
make modules_install
make install
- /boot/grub/grub.confを確認する。
- SELinuxが有効になっていると起動しないので無効にする。
- 再起動
RAID†
- grubのインストール
- RAID1では片方のHDDにしかgrubがインストールされないので手動でgrubのインストールをおこなう(参考)。