ナノチューブの電子状態の研究 (1998) ミーティング報告
- 10/20 の内容
- ・overlap matrix S を考慮した時のリカージョン法
- unSum = δnm である。
- Ηmn と S は 与えられているので、
- 次のように計算しておく必要がある。
- H = S-1[ Ηmn ]
- 必要に応じて、 H を用いる。
- ・炭素クラスタのT.B.ハミルトニアンの計算 と状態密度計算プログラム
- C60 の状態密度の、計算結果が MOPAC の計算と 似ないのは mopac 計算の性質かも知れない。
- フェルミエネルギーの付近の状態密度を調べるべき。
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- ・周期系の構造最適化プログラム
- グラフファイト の2次元構造、ダイヤモンド構造を再現出来た。
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- 最近接
- このプログラムでは、グラフファイト AA スタック構造( 3次元) は、安定だった。
- AB スタック構造 は ダイヤモンド構造に... とおもったら 初期構造がABC スタックだった。
- ※後の計算では どちらも 層間 2.1Åで 安定。
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- ・分子軌道の数が少なくなっているのに計算が成り立つのは何故か?
- 系のハミルトニアンの対称性が関係している。
- リカージョン法では、最初の波動関数の組を 対称性が高くなるようにとることで、計算が良くなる。
- 課題
- 1. C60 の状態密度を リカージョン法で計算
- 2. C60 のフェルミエネルギーの付近の状態密度
- 3. 疎行列を帯状列にするプログラム
- 4. グラファイトの面間を再現できそうなポテンシャルを考える
- 5. 正方格子の周期系の状態密度の再計算
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