巻頭言で上村先生がご紹介されているとおり、昨年12月、日本IBM科学賞の発表があり、物理分野における第13回(1999年)受賞者に、本特定領域代表者である斎藤晋 (東京工業大学大学院理工学研究科物性物理学専攻・教授)と齋藤理一郎 (電気通信大学電気通信学部電子工学科・助教授)の両氏が選ばれました。両氏は本特定領域において中心的人物でもあり、大変喜ばしいことであります。この紙面をお借りしてお祝いを申し上げるとともに、皆様にご報告したいと思います。
なお、受賞題目は、それぞれ、
斎藤晋氏
「フラーレンネットワーク物質の理論的研究」
Theoretical Study of Fullerenes and
Covalent-Bond Network Materials
斎藤理一郎氏
「カーボンナノチューブの理論的研究」
Physical Properties of Carbon Nanotubes
であります。これらの題目を合わせるますと、本特定領域研究課題である「フラーレン・ナノチューブネットワーク」となり、本研究が世界的にも注目されている研究であることがあらためて感じとれます。
参考: http://www.ibm.co.jp/company/society/science/p13th/ichiran.html