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lisp 言語で定義される特殊なシンボル

 

まず、例外のシンボルから説明する。

lisp 言語で定義される特殊なシンボルとしては、nil に対応する t と、 ZetaLisp や Common Lisp でキーワードパッケージと言うパッケージで管理さ れているシンボルとがある。

t は大域値の初期値として t 自身を持っている。したがって t を評価すると t が局所的に束縛されていない限り t 自身が得られる。

  t     評価→   t

canlisp ではシンボルの管理にはパッケージは用いないが、コロン(:)で始ま るシンボルはキーワードパッケージに属するシンボルとして、canlisp reader により自分自身を大域値として持つ。したがってキーワードパッケージ シンボルを評価するとそのシンボル自身になる。

  :user 評価→   :user
  :abcd 評価→   :abcd



Riichiro Saito
1995年08月31日(木) 17時10分21秒 JST