Function: current-buffer
この関数は、カレントバッファを返します。カレントバッファは(常に) 1つだけ存 在します。エディティングコマンドの多くは(その)カレントバッファに対し操作を 行ないます。
(current-buffer) => #<buffer buffers.texinfo>
Function: buffer-name &optional buffer
この関数は、バッファの名前をストリングとして返します。 buffer が与えられな い場合、カレントバッファをデフォルトで用います。 buffer-name の結果が nil の場合、このバッファは kill されています。
(buffer-name) => "buffers.texinfo"
Function: buffer-file-name &optional buffer
この関数は、バッファが visit しているファイルのフルパス名を返します。
buffer が与えられない場合、カレントバッファをデフォルトで用います。バッ ファがどのファイルも visit していない場合、 nil を返します。
(buffer-file-name(current-buffer)) => "/usr/user/lewis/manual/buffers.texinfo"
Variable: buffer-file-name
このバッファローカル変数は、カレントバッファで visit されたファイルの名前 もしくは (カレントバッファがファイルを visit していない場合) nil を持ちま す。これは関数 buffer-file-name で用いられます。
Function: buffer-string
この関数は、カレントバッファの内容をストリングとして返します。
(buffer-string) => "This is the contents of buffer foo "
Function: buffer-substring start end
この関数は、(カレントバッファ中の)ポジション start と end で定義されたリー ジョンのテキストのストリングを返します。アーギュメントが 1 と point-max の 間にない場合、エラーになります。
(buffer-substring 1 10) => "This is t" (buffer-substring (point-max) 10) => "he contents of buffer foo "
Function: buffer-size
この関数は、カレントバッファ中の文字の総数を返します。カレントな制限 (セク ション 24.7 [制限]、ページ 232 参照) が存在しない場合、この数は point-max が返す数から 1を引いたものになります。
(buffer-size) => 35 (point-max) => 36
Function: buffer-end flag
この関数は、 flag が 1 より小さい場合 (point-min) を、そうでない場合 (point-max) を返します。
Function: point-min
この関数は、カレントバッファで許されるポイントの最小値を返します。これは clipping 制限(訳注:restriction)が用いられてなければ 1 になります。用いら れている場合、これは clipping 制限の start のポジションになります (セク ション 24.7 [narrow-to-region]、ページ 232 参照)。
Function: point-max
この関数は、カレントバッファで許されるポイントの最大値を返します。これは clipping 制限が用いられていなければ (1+ (buffer-size)) になります。用いら れている場合、これは clipping 制限の end のポジションになります (セクショ ン 24.7 [narrow-to-region]、ページ 232 参照)。
Function: buffer-modified-p &optional buffer
この関数は、このバッファが最後にファイルから読み込まれたかセーブされた後、 変更が行なわれている場合 t を返します。そうでない場合 nil を返します。 buffer が与えられない場合、カレントバッファを調べます。 (これはここにある べできはない!!)