User Option: window-min-height
この変数の値は、(別のウィンドウを大きくしていった時) あるウィンドウが消え てしまう前にどれだけ小さくなりうるかを定めます。これより小さなウィンドウを 作ることはできません。絶対的な最小値(訳注:absolute minimum height) は 2 です(1 行をモードラインに使い、1 行をバッファ表示に使うため)。ウィンドウの 大きさを変える処理は 2 未満の値を 2に戻します。
User Option: window-min-width
この変数の値は、(別のウィンドウを大きくしていった時) あるウィンドウが消え てしまう前にどれだけ小さくなりうるかを定めます。これより小さなウィンドウを 作ることはできません。絶対的な最小値(訳注:absolute minimum width) は 1 で す。これ未満の値は無視します。注意: emacs のバージョン 18.50 は(常に) この 値を正しく守っているわけではありません。この値が 2 未満の場合、それより小 さくするとコアダンプすることがあります。ウィンドウ間の縦の境界のため 2 と いうのはこのオプションに対する最小値として妥当な値です。
Command: enlarge-window size &optional horizontal
この関数は、 (表示されている)別のウィンドウから行を盗む(訳注:steal)形で selected ウィンドウを size 行分大きくします。通常これは(各々)別のウィンド ウから同じ行数ずつ盗もうとします。行を盗む際、そのウィンドウが window- min-height 未満に縮んでしまう場合、それは消されることになります。
horizontal が non-nil の場合、この関数は行を盗んだのと同じようにカラムを盗 み、ウィンドウを size カラム広くします。
nil を返します。画面が size 行(もしくは size カラム)より小さい場合、これは (その)ウィンドウが画面の高さ (もしくは幅)いっぱいをしめるようにします。
インタラクティブに呼ばれると、 size は(処理された)プレフィックスアーギュメ ントになり、 horizontal は nil になります。
Command: shrink-window size &optional horizontal
この関数は、 enlarge-window に対応するもので、別のウィンドウに行(またはカ ラム)を与えることで selected ウィンドウを小さくします。
Command: enlarge-window-horizontally columns
この関数は、 selected ウィンドウを columns 分広くします。
この関数は enlarge-window へのインタフェースであるだけです。
Command: shrinke-window-horizontally columns
この関数は、 selected ウィンドウを columns 分狭くします。
この関数は enlarge-window へのインタフェースであるだけです。
Function: window-hscroll &optional window
この関数は、レフトマージンからウィンドウがスクロールされるカラム数を返しま す。
window が nil の場合、これは selected ウィンドウを用います。
(window-hscroll) => 0
Function: set-window-hscroll window columns
この関数は、レフトマージンからウィンドウがスクロールされるカラム数を column に設定します。
column を返します。
(set-window-hscroll(selected-window) 10) => 10