プロセスにシグナルを送るための関数がいくつか存在しています。これらの関数の違 いは、それが送るシグナルの違いのみです。これらは各々オプショナルなアーギュメ ントを 2 つ ( process-name と current-group )受け取ります。
process-name はプロセスか、そのプロセスの名前か、nil です。 nil の場合、(デ フォルトで) カレントバッファに対応するプロセスを用います。 process-name がプロ セスを示さない場合、エラーになります。
current-group はフラグです。この動作は、プロセスの process-connection-type に 依存します。 process-connection-type が pty で current-group が non-nil の場 合、このシグナルは、そのプロセス自身のプロセスグループではなく、そのプロセスの 制御端末のカレントなプロセスグループに送られます。そのプロセスがシェルの場合、 これはそのシェル自身ではなくカレントなサブジョブをインタラプトすることを意味し ます。 connection type がパイプの場合、このシグナルは常に Emacs の次に inferior なプロセスグループに送られます。
バッファを kill すると、それに対応する全ての(サブ??) プロセスに SIGHUP シグナ ルが送られます。 Emacs を kill すると、残りの全てのプロセスに SIGHUP シグナル が送られます。
Function: interrupt-process &optional process-name current-group
この関数は、プロセス process-name をインターラプトします(i.e., unix のシグ ナル SIGINT を送ります)。
Function: kill-process &optional process-name current-group
この関数は、プロセス process-name を kill します(i.e., unix のシグナル SIGKILL を送ります)。
Function: quit-process &optional process-name current-group
この関数は、プロセス process-name に unix のシグナル SIGQUIT を送ります)。
Function: stop-process &optional process-name current-group
この関数は、プロセス process-name を止めます(i.e., unix のシグナル SIGTSTP を送ります)。
Function: continue-process &optional process-name current-group
この関数は、プロセス process-name を続行させます(i.e., unix のシグナル SIGCONT を送ります)。 process-name は(この前に)止められていることが前提に なります。