ウィンドウは、アクセス可能な以下の属性(訳注:attributes)を持ちます。
height
ウィンドウの高さ(行数)。(ミニバッファを除いた)全てのウィンドウの高さの 最小値は 2 行で、 1 行はモードラインに用いられます。
width
ウィンドウの幅(カラム数)。ウィンドウの幅には限界がありませんが、縦線 1 本分を (訳注:横並びに画面を分けるための)分割線に用いるため、幅が 2 未 満の場合、文字は表示されません。
buffer
ウィンドウが表示しているバッファ。これはウィンドウの存在期間 (訳注: life)中 (しばしば)変更されることがあります。
start
ウィンドウに表示される最初の文字のバッファ中のポジション。これは常に左 上端 ((0,0) の位置) に位置付けられます。行の先頭文字であることが普通で すが、 (バッファ中の文字であれば)何でなくてはいけないという制限はあり ません。
pointm
これは、ウィンドウが選択(訳注:select)されている場合、カレントバッファ のポイントで、select されていない場合、前の値を保持します。 select さ れると (このウィンドウに対応付けられたバッファが変更されなかった場合) 再び、このカレントバッファに対するポイントになります。これによって、 (Emacs が)複数の異なるウィンドウで同じバッファを表示している場合、それ ぞれのバッファで異なるポイントを保持することができるようになります (こ の変数は、複数のウィンドウが同じバッファを表示している場合にのみ役立ち ます)。
left
これは、ウィンドウの左端のカラム位置です (画面の左端はカラム 0 です)。
top
これは、ウィンドウの上端の行位置です (画面の上端は行 0 です)。
next
これは、next-window を呼んだ時に返されるウィンドウです。
prev
これは、previous-window を呼んだ時に返されるウィンドウです。
force-start
これは次の再表示で表示開始位置を動かすか否かを定めます。??
hscroll
これは、ウィンドウ中の表示が(水平方向に)左にスクロールされる時のカラム 数です。通常は 0 です。
use-time
これは、ウィンドウが最後に select された時間です。このフィールドは get-lru-window で用いられます。