数行にわたったインデント

変更したり，リスト構造内の他のレベルに移動したコードの字下げをやり直す コマンドがいくつかあります．

C-M-q

リスト内のすべての行の字下げをやり直します(indent-sexp)．

C-u TAB

最初の行の字下げが正しくなるように，リスト全体を同時に横方向に動かします．

C-M-\

リージョン内のすべての行の字下げをやり直します(indent-region)．

1つのリストの内容の字下げをやり直すには，ポイントをリストの先頭に移動 してC-M-q(Lispではindent-sexp，Cではindent-c-exp，あ るいはその他の言語における同様の機能)のコマンドを入力します．S式の始まる 行の字下げは変更されません．つまりリスト内の相対的な字下げが変わるだけで， 位置は変わりません．位置の修正も行なうには，C-M-qを入力する前に TABを押します．

リスト内の相対的な字下げは正しいのに，最初の行の字下げが正しくない場合， リストのはじめの行にカーソルを移動してC-u TABを入力します． TABに引数を与えると，現在行から始まるひとまとまりの行を現在行が動 く分だけ横に移動します．しかし文字列内の行や，CモードでのC言語のプリプロ セッサの行は動かしません．

ポイントとマークによって字下げをやり直す範囲を指定することができます． C-M-\ (indent-region)のコマンドは先頭文字がポイントとマーク の間にあるすべての行でTABを働かせます．