etags
プログラムがタグテーブルファイルの作成に使われます.
etags
は,C,Fortran,LaTeX,Scheme,Emacs Lisp,Common Lispの
構文を知っています.etags
を使うには,シェルで,
etags inputfiles...
と入力します.これにより指定されたファイルを読み込み,カレントディレクト
リに`TAGS'の名前でタグテーブルを作成します.etags
は,そのファ
イル名と内容から入力ファイルの言語を判定します.言語を指定するスイッチは
ありません.-t
スイッチがあると,etags
はCコードの型定義もタ
グとして記録します.
タグテーブルのデータが,テーブルで扱っているファイルの変更のために役に 立たなくなったなら,最初に作るのと同じ方法でタグテーブルを更新します.し かしこれを頻繁に行なう必要はありません.
タグテーブルがタグを記録できなかったり,間違ったファイルのタグを記録し たなら,Emacsは,その定義を見つけられないかもしれません.しかし,タグテー ブルに記録された位置の違い(タグ定義があるファイルでの何らかの編集のため に)が少しなら,タグを見つけるのが少し遅くなるだけです.記憶された位置が ひどく変わっていても,Emacsはタグを見つけられますが,そのためにファイル 全体を探索しなくてはなりません.
そのため,タグを新たに定義してテーブルに登録したい場合,タグ定義をある ファイルから別のファイルに移動する場合,大きな変更をした場合,などには, タグテーブルを更新する必要があります.しかし,編集のたびにタグテーブルを 更新する必要はありません.日に1回でも多いでしょう.