toggle-read-only
).
バッファは,読出し専用(read-only)にすることができます.読出し専用バッ
ファでは,テキストを変更するようなコマンドを使うことができなくなります.
通常,読出し専用のバッファは特殊なコマンドを持つDiredやRmailなどのサブシ
ステムで作られます.読出し専用バッファは,プロテクトがかかっていて書き込
めないファイルを読み込んだ場合にも作られます.読出し専用バッファに変更を
加えたいときにはC-x C-q (toggle-read-only
)コマンドを使いま
す.これは,読出し専用バッファを書込み可能にしたり,逆に書込み可能なバッ
ファを読出し専用にするコマンドです.これは,変数buffer-read-only
を設定することで行ないます.この変数は,おのおののバッファにローカルで,
その値がnon-nil
なら,バッファを読出し専用にします.
M-x rename-bufferはカレントバッファの名前を変更します.新しい名 前はミニバッファで指定します.これにはデフォルトはありません.もし他のバッ ファで使っている名前を指定した場合にはエラーとなり,名前は変更されません.
M-x view-bufferはM-x view-fileにとてもよく似ていますが,こ れはすでに存在しているEmacsバッファを閲覧するものです(see section さまざまなファイル操作).Viewモードにはバッファをスクロールするのに便利なコマンドがありま すが,その内容を変更することはできません.Viewモードを抜け出ても,閲覧し た結果のポイントの位置は変わりません.
C-x a (append-to-buffer
)とM-x insert-bufferコマンド
は,バッファからバッファにテキストをコピーするときに使われます.
See section テキストの蓄積.