ブレークポイントは、指定した位置にプログラムが来た場合に プログラムを停止させるためのものです。あなたは、ブレークポイントを GDB のコマンドとして明確に設定することができ、プログラムが停止すべき 行番号、関数名、または実際のプログラムアドレスで指定可能です。 あなたはまた、プログラムが停止する時の様々な条件を追加設定することも できます。
各々のブレークポイントは、設定された時に数字が割り当てられます; これらの数字は、1からはじまる連続する整数です。様々なコマンドを ブレークポイントに対して作用させる時、あなたが変更したいブレーク ポイントがどれなのかを、ブレークポイント番号を用いて指定する必要が あります。それぞれのブレークポイントは有効にしたり、無効に したりすることができ; もし無効にしたならば、あなたが再び有効に するまではプログラムに対して何の効果も与えません。
`info break' というコマンドは、設定済みのまだ削除されていない
ブレークポイントの一覧表を表示し、それらの番号と、それらがプログラムの
どこに設定されており、どのような特性が設定されているかどうかも表示
します。無効なブレークポイントも一覧表の中に含まれますが、それには
無効を表すマークがつきます。`info break' にブレークポイント番号を
付加すると、そのブレークポイントのみを表示します。簡易変数 $_
と、
`x' コマンドのデフォルトの調査先アドレスは、一覧表の最後の
ブレークポイントのアドレスに設定されます(see section メモリの調査)。