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フレームの選択

スタックを調査するための多くのコマンドや、スタックフレーム上で プログラムが利用するその他のデータは、瞬間的に選択されているものです。 最後に、ここに、正に今選択されているフレーム上の手短な記述を表示する ような; スタックフレームを選択するためのコマンドを示します。

frame n
フレーム番号 n を選択します。フレームゼロは最深部 (カレントで 実行中) のフレームであり、フレーム1は最深部から一つ上、といったように 呼ばれることを思い起こして下さい。もっとも大きな番号がふられている フレームは main 関数のフレームです。
frame addr
addr で示されるフレームを選択します。これは、スタックフレームの チェインがバグにより破壊され、GDB が全てのフレームに番号を割り当てられ なくなった時などに、主に役に立ちます。加えて、これはプログラムが複数の スタックを持ち、それらを切り替えて使用している場合などにも有効です。
up n
直前に選択されていたフレームの n フレーム上にあるフレームを 選択します。n は正の数であり、高位のフレーム番号である一番外の フレームに向かって、フレーム番号を進めます。n は、デフォルトで 1です。
down n
直前に選択されていたフレームの n フレーム下にあるフレームを 選択します。n は正の数であり、低位のフレーム番号である最深部の フレームに向かって、フレーム番号を減らします。n は、デフォルトで 1です。

これらのコマンドは、全て選択されたフレームに関するある情報を表示して 終了します: フレーム番号、関数名、引数、ソースファイルとフレーム内で実行されている 行番号、そしてそのソースライン上のテキストです。例えば:

#3  main (argc=3, argv=??, env=??) at main.c, line 67
67        read_input_file (argv[i]);

この表示のあと、引数なしの `list' コマンドは、このフレーム上で実行 されている処理を中心とした10行の内容を表示します。See section ソース上の行の表示


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