Go to the first, previous, next, last section, table of contents.

シンボルテーブルの調査

この章で説明されるコマンドは、あなたのプログラムに定義されているシンボル (変数名、関数名、そして型など) に関する情報を問い合わせるためのものです。 この情報は、GDB の `symbol-file' コマンドで読み込まれたシンボル テーブルにおいて見つかったものです; これは、あなたのプログラムテキストに本来備わっているものであり、 プログラムの実行によって変更はされません。

whatis exp
exp のデータ型を表示します。exp は実際には評価されず、 その中への (代入や関数コールのような) 副作用も起こりません。 See section
whatis
変数履歴の最後の値である $ のデータ型を表示します。
info address symbol
symbol に関するデータがどこに格納されているのかを記述します。 レジスタ変数の場合、どのレジスタに保持されているのかを表示します。 レジスタ変数でないローカル変数の場合、このコマンドは変数が格納されている スタックフレームのオフセットを表示します。 `print &symbol' の場合、レジスタ変数では動作しないことに 注意して下さい。この場合、スタックのローカル変数は変数のカレントの インストラクションに対する正確なアドレスを表示します。
ptype typename
typename のデータ型に関する詳細を表示します。 typename とは、型の名前や、C言語のコードにある `struct 構造体-タグ'`union 共用体-タグ'、そして `enum 列挙型-タグ' といった形式です。
info sources
デバッギング情報にある、プログラム内の全てのソースファイル名を 表示します。
info functions
定義されている全ての関数の名称とデータ型を表示します。
info functions regexp
regexp にマッチする名称を持つ、定義されている全ての関数の名称と データ型を表示します。従って、`info fun step'`step' と いう名称を含む全ての関数を捜し出し; `info fun ^step'`step' という名称ではじまる全ての関数を 捜します。
info variables
関数の外に定義されている全ての変数の名称とデータ型を表示します。 (ローカル変数は含みません。)
info variables regexp
名称が regexp にマッチする、(ローカル変数を除外した) 全ての 変数を表示します。
info types
プログラムに定義されている、全てのデータ型を表示します。
info types regexp
名称が regexp にマッチする、プログラムに定義されている全ての データ型を表示します。
printsyms filename
デバッガの完全なシンボル情報を filename というファイルにダンプします。

Go to the first, previous, next, last section, table of contents.