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ユーザ定義コンド}とは、GDB のコマンドの手順を、あなたが新しい
コマンドとして定義したものです。これは、`define' コマンドで実行
できます。
define commandname
-
commandname という名称のコマンドを定義します。
もし、既に定義済のコマンドが存在する場合は、それを再定義したいのか
どうかの確認を求められます。
コマンドの定義は、`define' コマンドの後に続く、他の GDB の
コマンドラインによって行われます。これらのコマンドの最後は、`end'
を含む行によってマークされます。
document commandname
-
ユーザ定義の commandname のドキュメンテーションを行います。
commandname のコマンドは、既に定義されている必要があります。
このコマンドは、`define' コマンドが `end' が表れるまで
コマンド定義の行を読み込むのと同様、ドキュメンテーションの行を
読み込みます。
`document' コマンドの定義終了後、commandname に対する
`help' によって、あなたの記述したドキュメンテーションが表示
されます。
あなたは、コマンドのドキュメンテーションを変更するために
`document' コマンドを使用することができます。
`define' によるコマンドの再定義は、ドキュメンテーションを変更
しません。
ユーザ定義のコマンドは引数を受け付けません。また、これらが実行された時、
コマンドの定義内容は表示されません。任意のエラーはユーザ定義コマンドの
実行を停止させます。
対話的に処理されている時に確認を求めてくるコマンドは、ユーザ定義
コマンドの中で使われた場合、確認を求めてきません。多くの GDB の
コマンドは、通常、今何をやっているのかというメッセージを表示しますが、
ユーザ定義コマンドの中で使用された場合、メッセージを省略します。
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